Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアが稼働しているクラスタ上の管理作業は、グラフィカルユーザーインタフェース (GUI) またはコマンド行インタフェース (CLI) を使用して行えます。
このマニュアルでは、CLI を使用して管理作業を行う方法について説明します。
Sun Cluster ソフトウェアは、SunPlex TM Manager という GUI ツールをサポートします。このツールを使用して、クラスタ上でさまざまな管理作業を実施できます。SunPlex Manager の具体的な使用方法については、Sun Cluster のオンラインヘルプを参照してください。
SunPlex Manager – Geographic Edition GUI を使用して Sun Cluster Geographic Edition を管理する場合は、パートナーシップにある両方のクラスタのすべてのノードでルートパスワードが同じであることを確認してください。
GUI を使用して Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアを管理できるようにするには、あらかじめ geoadm start コマンドを使用してソフトウェアインフラストラクチャーを有効にしておく必要があります。geoadm start コマンドと geoadm stop コマンドの実行は、CLI を使用して行います。Sun Cluster Geographic Edition インフラストラクチャーの有効化と無効化については、第 3 章「Sun Cluster Geographic Edition インフラストラクチャーの管理」を参照してください。
パートナーシップに参加していないカスタムハートビートは、GUI では作成できません。パートナーシップへの参加操作でカスタムハートビートを指定する場合は、CLI を使用して geops join-partnership コマンドを実行します。
GUI を起動するには、Java および JavaScript に対応したブラウザから次の URL に移動し、Sun Administration Console にルートとしてログインします。
RBAC は GUI 内ではサポートされていません。
https://clustername:6789 |
表 1–1 に、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアの管理に使用するコマンドを示します。各コマンドの詳細は、『Sun Cluster Geographic Edition リファレンスマニュアル』を参照してください。
表 1–1 Sun Cluster Geographic Edition の CLI
コマンド |
説明 |
---|---|
geoadm |
ローカルクラスタ上で Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアを有効または無効にし、ローカルクラスタの実行時状態を表示します |
geohb |
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアと一緒に提供されるハートビートメカニズムの構成と管理に使用します |
geops |
クラスタ間のパートナーシップの作成と管理に使用します |
geopg |
保護グループの構成と管理に使用します |