次の表は、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアで定義されている保護グループプロパティーについて説明しています。
表 A–4 保護グループの一般的なプロパティー
プロパティ |
説明 |
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Description (文字列) |
保護グループについて説明します。 チューニングの推奨事項: このプロパティーは任意の時点で調整できます。 カテゴリ: 任意 デフォルト: 空の文字列 |
RoleChange_ActionArgs (文字列) |
役割変更アクションコマンド RoleChange_ActionCmd の実行時にコマンド行の最後に付けられる一連の引数を定義します。 チューニングの推奨事項: このプロパティーは任意の時点で調整できます。 カテゴリ: 任意 デフォルト: 空の文字列 |
RoleChange_ActionCmd (文字列) |
実行可能コマンドへのパスを指定します。このスクリプトは、新しい主クラスタ上で保護グループが起動されたときに、その新しい主クラスタ上でスイッチオーバーまたはテイクオーバー中に呼び出されます。スクリプトは、データ複製の役割が二次クラスタから主クラスタに変更されたあと、アプリケーションリソースグループがオンラインになる前に、新しい主クラスタ上で呼び出されます。データ複製の役割変更が成功しなかった場合は、スクリプトは呼び出されません。 このパスは、保護グループをホストできるすべてのパートナークラスタの全ノードで有効にしてください。 チューニングの推奨事項: このプロパティーは任意の時点で調整できます。 カテゴリ: 任意 デフォルト: 空の文字列 |
Timeout (整数) |
保護グループのタイムアウト期間を秒単位で指定します。タイムアウト間隔は、geopg start、geopg stop、geopg switchover、geopg takeover などの geopg コマンドを実行したあとに、Sun Cluster Geographic Edition が応答を待つまでの最長時間です。コマンドがこのタイムアウト間隔内に応答しない場合、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアはその処理をタイムアウトとして報告します。これは、コマンドが最終的に正常に完了した場合でも同様です。 データ複製の役割転換を実行するのに必要な時間量を特定し、タイムアウト値をその値の 150% から 200% に設定して、役割逆転の完了に十分な時間を確保してください。 処理がリモートクラスタで確実に完了するように、タイムアウト後、ふたたび処理を試みる前に、システムの状態を確認してください。詳細は、「移行に関する問題のトラブルシューティング」を参照してください。 タイムアウト間隔は、クラスタベースで各処理に適用されます。適用範囲が Local である処理は、指定されたタイムアウト間隔を過ぎても完了しない場合、タイムアウトとなります。 グローバルスコープを持つ処理は、ローカルクラスタに対するアクションとリモートクラスタに対するアクションから構成されます。ローカルとリモートのアクションの時間は別々に経過するため、グローバルスコープを持つ処理は次のいずれかの条件中にタイムアウトになります。
チューニングの推奨事項: このプロパティーを調整できるのは、保護グループがオフラインである場合のみです。 カテゴリ: 任意 Range: 20 〜 1000000 秒 デフォルト: 200 |