/etc/horcm.conf ファイルで dev_group として構成されている Hitachi TrueCopy デバイスグループを保護グループに追加するとき、データ複製層は次の検証を行います。
保護グループの Nodelist プロパティーで指定されている 1 つ以上のノードで horcmd デーモンが動作しているかどうかを検証します。
horcmd デーモンについての詳細は、『Sun StorEdge SE 9900 V Series Command and Control Interface User and Reference Guide』を参照してください。
Nodelist プロパティーに指定されているすべてのノードからストレージデバイスへのパスが存在しているかどうかを検査します。このストレージデバイスが新しい Hitachi TrueCopy デバイスグループを制御します。
次の表に、geopg add-device-group コマンドに指定された Hitachi TrueCopy デバイスグループプロパティーを検証する方法を示します。
Hitachi TrueCopy デバイスグループプロパティー |
検証 |
---|---|
devicegroupname |
指定された Hitachi TrueCopy デバイスグループが Nodelist プロパティーに指定されているすべてのクラスタノードで構成されているかどうかを検査します。 |
Fence_level |
この Hitachi TrueCopy デバイスグループ用にペアがすでに確立されている場合、データ複製層は、指定された Fence_level がすでに確立されているフェンスレベルと一致するかどうかを検査します。 ペアがまだ確立されていない場合 (ペアが SMPL 状態のときなど) は、どの Fence_level でも受け入れられます。 |
Hitachi TrueCopy デバイスグループが保護グループに追加されるとき、このコマンドによって、Sun Cluster リソースが自動的に作成されます。このリソースはデータ複製を監視します。リソースの名前は、r-tc-protectiongroupname -devicegroupname です。このリソースは、対応する Sun Cluster リソースグループに置かれます。このリソースグループの名前は、rg-tc-protectiongroupname です。
これらの複製リソースを Sun Cluster コマンドで変更する場合は注意する必要があります。これらのリソースは内部実装専用です。