Sun Cluster Geographic Edition Hitachi TrueCopy 向けデータ複製ガイド

Hitachi TrueCopy 保護グループの再同期

ローカル保護グループの構成情報は、パートナークラスタから取得した構成情報と再同期させることができます。保護グループを再同期させる必要があるのは、geoadm status コマンドを実行した結果、保護グループの Synchronization 状態が Error になっている場合です。

たとえば、クラスタの起動後に保護グループの再同期が必要となることがあります。詳細は、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』「クラスタの起動」を参照してください。

保護グループを再同期させると、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアに関連するエンティティーだけが更新されます。Sun Cluster エンティティーを更新する方法については、『Sun Cluster データサービスの計画と管理 (Solaris OS 版)』「 リソースグループ、リソースタイプ、およびリソースの構成データを複製およびアップグレードする」を参照してください。

Procedure保護グループを再同期させる方法

始める前に

geopg update コマンドを実行するクラスタでは、保護グループを無効にする必要があります。保護グループを無効にする方法については、「Hitachi TrueCopy 保護グループの無効化」を参照してください。

  1. クラスタノードの 1 つにログインします。

    この手順を行うには、Geo Management RBAC 権利プロファイルがユーザーに割り当てられている必要があります。RBAC の詳細は、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアと RBAC」を参照してください。

  2. 保護グループを再同期させます。


    # geopg update protectiongroupname
    
    protectiongroupname

    保護グループの名前を指定します


例 2–24 保護グループの再同期

この例では、保護グループを再同期します。


# geopg update tcpg