この付録では Sun Cluster Geographic Edition データ複製デバイスグループのプロパティーについて説明します。
この付録は、次の節で構成されます。
True や False などのプロパティー値は、大文字と小文字は区別されません。
次の表は、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアで定義されている、Hitachi TrueCopy のプロパティーについて説明しています。
表 A–1 Hitachi TrueCopy のプロパティー
プロパティー |
説明 |
---|---|
データ複製プロパティー: Cluster_dgs (文字列配列) |
データが書き込まれるデバイスグループをリスト形式で指定します。リストはコンマで区切ります。これらのデバイスグループに対する書き込みは、保護グループに属しているアプリケーションだけに限定するべきです。 チューニングの推奨事項: このプロパティーをチューイングできるのは、保護グループがオフラインである場合だけです。 カテゴリ: 任意 デフォルト: なし |
データ複製プロパティー: Nodelist (文字配列) |
複製メカニズムの主クラスタになることができるマシンのホスト名をリスト形式で指定します。このリストはコンマで区切ります。 チューニングの推奨事項: このプロパティーは任意の時点で調整できます。 カテゴリ: 任意 デフォルト: クラスタ内のすべてのノード |
デバイスグループプロパティー: Fence_level (列挙型) |
デバイスグループにより使用されるフェンスレベルを定義します。フェンスレベルにより、そのデバイスグループの主ボリュームと二次ボリューム間の整合性のレベルが決定されます。指定できる値は Never と Async です。data または status フェンスレベルを使用する場合は、ご購入先に問い合わせてください。 注 – never の Fence_level を指定すると、テイクオーバーを実行したあと、データ複製ロールが変更されません。 このプロパティーを設定する方法の詳細は、「Hitachi TrueCopy 保護グループにデータ複製デバイスグループを追加する方法」を参照してください。 チューニングの推奨事項: このプロパティーをチューニングできるのは、保護グループがオフラインである場合だけです。 カテゴリ: 必須 デフォルト: なし |
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアは、 SUNWscgreptc リソースタイプの一部のプロパティーを内部的に変更します。このため、これらのプロパティーを手動で変更してはいけません。
Hitachi TrueCopy の場合、次のプロパティーは編集しないでください。
Dev_group – 複製されるボリュームを含む Hitachi TrueCopy デバイスグループを指定します。
Replication_role – ローカルデータ複製の役割を定義します。