この節では、監視に関して判明している問題点をまとめています。
OS 監視のしきい値を変更し、現在の監視のステータスを「警告」から「良好」に移行した場合、N1 SM のインタフェース全体でステータスが更新されません。
回避策: 管理サーバーで、サーバーの監視情報を更新します。
n1-ok> set server server-name refresh |
OS 監視エージェントのアウトバウンドインタフェースが、ユーザーが指定する agentip と一致しない場合があります。ターゲットサーバーの uname -n を解決したときに agentip にならない場合は、agentip インタフェースを経由してエージェントから N1 System Manager にトラップが送信されず、サーバーの再起動時にシステムが再起動されません。
回避策: OS 監視 (osmonitor) 機能を追加する前に、ターゲットサーバーで、主ホスト名を解決すると、OS 監視機能の追加に使用される agentip IP アドレスになることを確認します。再起動時にも uname -n が常にこのホスト名を返すことを確認します。その後、OS 監視機能を追加します。
全体のジョブ負荷が大きすぎて、キュー内の次のジョブを実行できない場合、「ジョブの詳細」画面には、実行中のジョブのステータスが「実行中」、その他のジョブのステータスは「未開始」と表示されます。キュー内のジョブは、1 つまたは複数の実行中のジョブが完了し、全体のジョブ負荷が小さくなって、キュー内の次のジョブを実行できる状態になったあとで実行されます。
詳細は、『Sun N1 System Manager 1.3 検出および管理マニュアル』の「ジョブのキューイング」を参照してください。
すべてのジョブの実行が完了しても、更新機能の問題が原因で、「表示の選択」セクション内のサーバーの横に時計アイコンが表示され続けることがあります。
回避策: 「更新」ボタンをクリックするか、F5 キーを押すことによって、ブラウザインタフェースを更新してください。