この章では、Sun N1 System Manager 1.3.3 のリリース時点で判明している重要な情報を示します。拡張機能、インストールに関する注意事項、既知の問題、およびその他の最新の情報が記載されています。この Sun 製品を使用する前に、この文書をお読みください。
この節では、Sun N1 System Manager 1.3.3 release でサポートされていない機能とソフトウェアを示します。
N1 System Manager 製品は、英語と日本語にのみ対応しています。
Windows OS については、N1 System Manager は OS のプロビジョニングだけを行うことができます。このリリースでは、Windows が実行されている管理対象サーバーに対する OS 監視や OS 更新など、ほかの機能は使用できません。
N1 System Manager 管理サーバーは、N1 System Manager ソフトウェア専用にするようにしてください。
Sun BladeTM X8400 サーバーモジュール、Sun Blade X6220、および Sun Blade T6300 システムでは、ディスクレスクライアントはサポートされていません。
この節では、記述の誤りを含め、判明しているマニュアルの更新内容について説明します。
「スーパーユーザーとしてログイン」または「root としてログイン」という指示がある場合は「su - root」コマンドを使用するか、サーバーの root アカウントとパスワードを使用してサーバーに物理的にログインします。
Linux OS のインストールの要件の節にある箇条書きの 2 番目の項目が間違っています。正しい情報は、次のとおりです。
Red Hat Enterprise Linux AS 4.0 Update 1 以降をインストールする場合、SELinux を有効にするかどうかを確認するメッセージが表示されたら、「無効化」を選択します。N1 System Manager では、許可モードでも、SELinux が有効になっている状態がサポートされません。
show privilege コマンドの制限モードの機能が間違っています。このコマンドは、SecurityAdmin ロールだけが使用できます。
『Sun N1 System Manager 1.3 インストールおよび構成ガイド』の付録 A「Sun N1 System Manager のプロトコル、ポート、および機能のリファレンス」に示す IPMI に使用されるポートに関する情報が間違っています。IPMI では、TCP ではなく UDP プロトコルが使用されます。
『Sun N1 System Manager 1.3 検出および管理マニュアル』の「OS 完全監視 (しきい値を含む)」に、無効なスワップしきい値プロパティーが記載されています。memusage.mbswapfree プロパティーと memusage.pctswapfree プロパティーは無効です。
『Sun N1 System Manager 1.3 コマンド行リファレンスマニュアル』の「set group」に、無効なスワップしきい値プロパティーが記載されています。memusage.mbswapfree プロパティーと memusage.pctswapused プロパティーは無効です。
n1sh シェルプロンプトで「help set group」と入力すると、無効なスワップしきい値プロパティーが表示されます。memusage.mbswapfree プロパティーと memusage.pctswapused プロパティーは無効です。
次の属性は有効です。
cpustats.loadavg1min
cpustats.loadavg5min
cpustats.loadavg15min
cpustats.pctusage
cpustats.pctidle
memusage.pctmemused
memusage.pctmemfree
memusage.mbmemused
memusage.mbmemfree
memusage.kbswapused
fsusage.pctused
fsusage.kbspacefree
この項では、コマンド行ヘルプのページの記述の誤りについて説明します。
コマンド行ヘルプのページの force 属性と netboot 属性の説明で、対応する値が示されていません。コマンドを有効にするには、force=true または force true のように、値として true を指定してください。
コマンド行ヘルプのページでは、bootip 属性は Linux をプロビジョニングする場合だけに必要と記述されています。実際には、bootip 属性は Windows をプロビジョニングする場合にも必要です。
type 属性は、file 属性と cdrom 属性と同時に指定できません。OS イメージをコピーするときには、OS の種類は自動的に判別されます。
CLI の type 属性の値に使用する Grid Engine のモジュール名は、n1ge ではなく GridEngine でなければなりません。これは、次のコマンドが対象です。
create application/create applicationprofile
delete application/delete applicationprofile
set application/set applicationprofile
show application/show applicationprofile
この節では、N1TM Service Provisioning System (N1 SPS) と N1 System Manager (N1 SM) の両方を同じシステムにインストールする場合の問題の回避策について説明します。
N1 SPS マスターサーバーと N1 SM 管理サーバーのデフォルトのインストールスクリプトを使用して両方のアプリケーションを同じシステムにインストールすることはできません。
両方のアプリケーションを同じシステムにインストールするには、N1 SPS マスターサーバーを別のルートディレクトリにインストールするように、マスターサーバーのインストールスクリプトを変更します。この回避策を使用するには、次の手順に従います。
N1SM 管理サーバーと N1 SPS マスターサーバーの両方をホストするシステムに、N1 SPS OS プロビジョニングプラグインをインストールしないでください。
N1 SM 管理サーバーをインストールします。詳細は、『Sun N1 System Manager 1.3 インストールおよび構成ガイド』を参照してください。
N1 SM 管理サーバーシステムにスーパーユーザーとしてログインします。
N1 SPS マスターサーバーの適切なインストールスクリプトをシステムにコピーします。
N1 SPS のディストリビューションから cr_ms_solaris_x86_pkg_5.2.sh または cr_ms_solaris_sparc_pkg_5.2.sh のいずれかをコピーします。
必要な場合は、Korn シェルのセッションを開始します。
# ksh |
次の内容の aliases.sh というシェルスクリプトファイルを作成します。
#!/bin/ksh alias -x pkgadd='pkgadd -R $NEW_PKG_ROOT' alias -x pkginfo='pkginfo -R $NEW_PKG_ROOT' alias -x pkgparam='pkgparam -R $NEW_PKG_ROOT'
N1 Service Provisioning System のインストール用に新しいルートディレクトリを作成します。
# mkdir -p alternate-root-path |
N1 SPS のインストールスクリプトで使用するルートディレクトリの値をエクスポートします。
# export NEW_PKG_ROOT=alternate-root-path |
前の手順で、alternate-root-path には、N1 SPS マスターサーバーをインストールするルートディレクトリを指定します (たとえば root1)。このルートディレクトリには N1 SPS マスターサーバーのパッケージ用の新しいパッケージリポジトリが配置されます。
opt ディレクトリから、新しいルートディレクトリ内の opt ディレクトリへのシンボリックリンクを作成します。
# ln -s /opt alternate-root-path/opt |
N1 SPS マスターサーバーのデフォルトのインストールスクリプトの前に aliases.sh スクリプトを付加することで新しいインストールスクリプトを作成します。次に例を示します。
# cat aliases.sh cr_ms_solaris_x86_pkg_5.2.sh > new_ms_installer.sh |
新しいインストールスクリプトを実行して N1 SPS マスターサーバーをインストールします。
# ./new_ms_installer.sh |
インストーラの質問に回答します。
インストール時には、次の制限事項を考慮してください。
マスターサーバーのインストールディレクトリを指定するよう求められたら、/opt 以下の新しいサブディレクトリを入力します。N1 SM によってインストールされるマスターサーバーの上書きを防ぐには、この新しいサブディレクトリには、N1 SM によってインストールされるマスターサーバーのインストールディレクトリとは異なるディレクトリを指定する必要があります。たとえば、手順 7 で /opt から /root1/opt へのシンボリックリンクを作成した場合、インストール時に /opt/ms1 をインストールディレクトリとして指定すると、新しい N1 SPS マスターサーバーが /root1/opt/ms1 にインストールされます。
マスターサーバーで使用するポートを選択するときは、N1 SM のマスターサーバーで使用されるポートとは異なるポートを指定する必要があります。
N1 SPS のインストール方法については、『Sun N1 Service Provisioning System 5.2 インストールガイド』を参照してください。
インストールが完了したら、N1 SPS マスターサーバーのスクリプトがあるディレクトリに移動します。次に例を示します。
# cd /root1/opt/ms1/N1_Service_Provisioning_System_5.2/server/bin |
N1 SPS マスターサーバーのアンインストールスクリプトのバックアップコピーを作成します。
# cp cr_uninstall_ms.sh cr_uninstall_ms.sh.backup |
cr_uninstall_ms.sh.backup スクリプトを編集して、新しいルートディレクトリに対してパッケージ操作を行うようにします。スクリプトの変更は、次のように sed コマンドを使用して行うことができます。
# /usr/bin/sed -e 's!pkginfo!& -R '${NEW_PKG_ROOT}'!g' \ -e 's!pkgrm!& -R '${NEW_PKG_ROOT}'!g' \ -e 's!pkgparam!& -R '${NEW_PKG_ROOT}'!g' \ cr_uninstall_ms.sh.backup > cr_uninstall_ms.sh |
アンインストールスクリプトのバックアップコピーを削除します。
# rm cr_uninstall_ms.sh.backup |
N1 SPS マスターサーバーをアンインストールするには、この、変更した cr_uninstall_ms.sh スクリプトを使用します。
新しいルートディレクトリは削除しないでください。このディレクトリは、N1 SPS マスターサーバーをアンインストールするときに必要です。
N1 System Manager は、2 つの Network Express モジュールカードを利用した配備のみサポートしています。Ethernet PCI Express モジュール拡張カード上の NIC ポート経由の配備はサポートしていません。
Sun Blade T6300 サーバーに Solaris 10 11/06 をプロビジョニングするには、load コマンドの bootnetworkdevice 属性に e1000g0 または e1000g1 を指定します。
NEM0 インタフェースを利用して Solaris 10 11/06 をプロビジョニングするには、次のコマンドを入力します。
N1-ok> load server ipaddress osprofile myprofile bootip=ipaddress networktype=static ip=ipaddress bootnetworkdevice=e1000g0 console=ttyS1 consolebaud=115200 |
NEM1 インタフェースを利用して Solaris 10 11/06 をプロビジョニングするには、次のコマンドを入力します。
N1-ok> load server ipaddress osprofile myprofile bootip=ipaddress networktype=static ip=ipaddress bootnetworkdevice=e1000g1 console=ttyS1 consolebaud=115200 |
bootnetworkdevice が指定されなかった場合は、デフォルトで e1000g0 とみなされます。
Sun Blade X6220 サーバーに Solaris 10 11/06 をプロビジョニングするには、load コマンドの bootnetworkdevice 属性に nge0 または nge1 を指定します。
NEM0 インタフェースを利用して Solaris 10 11/06 をプロビジョニングするには、次のコマンドを入力します。
N1-ok> load server ipaddress osprofile myprofile bootip=ipaddress networktype=static ip=ipaddress bootnetworkdevice=nge0 console=ttyS1 consolebaud=115200 |
NEM1 インタフェースを利用して Solaris 10 11/06 をプロビジョニングするには、次のコマンドを入力します。
N1-ok> load server ipaddress osprofile myprofile bootip=ipaddress networktype=static ip=ipaddress bootnetworkdevice=nge1 console=ttyS1 consolebaud=115200 |
bootnetworkdevice が指定されなかった場合は、デフォルトで nge0 とみなされます。
Sun Blade X6220 には、ネットワークインタフェースを備えた PCI Express モジュールを 1 枚以上設置できます。Service Console は、このインタフェースの情報を持っていません。このため、show server の出力には現れません。
Red Hat Enterprise Linux の場合、ネットワークインタフェースの論理インタフェースは PCI Express モジュールが存在するかどうかによって異なり、OS のプロビジョニング中にエラーになります。
次の順序で処理されます。
PCI Express モジュールインタフェースに eth0-eth(N-1) が割り当てられます。ここでN は、X6220 Blade に接続されているすべての PCI Express モジュールにあるネットワークインタフェース数です。
NEM は、この ethN 論理インタフェースを受け取ります。
エラーメッセージ:The installation will fail by being unable to get the DHCP address if the PEM interface is not attached to the provisioning network or the installation may go interactive asking which network device you wish to install over.
回避策: OS のプロビジョニングでは、load server コマンドの networkdevice パラメータの設定で NEM0 または NEM1 の論理インタフェースデバイスを指定してください。
次のコマンドは、Sun Blade X6220 に接続されている 2 つのネットワークインタフェースを持つ PCI Express モジュールが 1 つ存在していて、NEM0 インタフェースを利用してインストールする場合の例です。
n1sh> load server ipaddress osprofile myprofile bootip=ipaddress ip=ipaddress networktype=static networkdevice=eth2
この回避策のため、Sun Blade X6220 への Red Hat Linux のインストールでは、2 つのインタフェースを構成するよう定義することはできません。
Sun Blade X6220 サーバーに Red Hat Linux をプロビジョニングするには、load コマンドの bootnetworkdevice 属性に eth0 または eth1 を指定します。
NEM0 インタフェースを利用して Red Hat Linux をプロビジョニングするには、次のコマンドを入力します。
N1-ok> load server ipaddress osprofile myprofile bootip=ipaddress networktype=static ip=ipaddress bootnetworkdevice=eth0 console=ttyS1 consolebaud=115200 |
NEM1 インタフェースを利用して Red Hat Linux をプロビジョニングするには、次のコマンドを入力します。
N1-ok> load server ipaddress osprofile myprofile bootip=ipaddress networktype=static ip=ipaddress bootnetworkdevice=eth1 console=ttyS1 consolebaud=115200 |
bootnetworkdevice が指定されなかった場合は、デフォルトで eth0 とみなされます。
Linux がインストールされている場合、NEM ポートに対応付けられる論理ネットワークインタフェース名は、シャーシ上に PEM モジュールが存在するかどうかによって異なります。現状では、Blade にインストールされている PEM モジュール数によって異なる論理インタフェース名を明示的に指定する必要があります。具体的には、次の表に示すように bootnetworkdevice および networkdevice オプションの両方を指定します。次の表に、2 つのポートを持つ PCI Express モジュールに対して有効な値を示します。
表 2–1 1 つの 2 ポート PEM
インタフェース |
bootnetworkdevice |
networkdevice |
---|---|---|
NEM0 |
eth0 |
eth2 |
NEM1 |
eth1 |
eth3 |
表 2–2 2 つの 2 ポート PEMs
インタフェース |
bootnetworkdevice |
networkdevice |
---|---|---|
NEM0 |
eth0 |
eth4 |
NEM1 |
eth1 |
eth5 |
PEM 構成が異なることがあるため、次の表に、一般的な式を示します。
インタフェース |
bootnetworkdevice |
networkdevice |
---|---|---|
NEM0 |
eth0 |
ethX (X = 0 + 1 枚目の PEM のポート数 + 2 枚目の PEM のポート数) |
NEM1 |
eth1 |
ethX (X = 1 + 1 枚目の PEM のポート数 + 2 枚目の PEM のポート数) |
load コマンドで bootip と ip を異なる設定にすることはできません。OS の配備が完了すると、インタフェースが 1 つだけ構成されます。
PEM が存在していて適切な networkdevice オプションが指定されなかった場合、Sun Blade X6220 サーバーへの Linux 配備は対話モードになります。
物理シャーシグループは、プラットフォームファームウェアの問題が原因で、BUI または CLI で表示されない場合があります。このファームウェアが使用可能な場合は、次の手順を実行します。
N1 System Manager を使用して Blade の SP ファームウェアをアップグレードします。
CMM ファームウェアを手動でアップグレードします。詳細は、Sun Blade 6000 のマニュアルを参照してください。
アップグレードしたすべてのサーバーを更新します。
N1-ok> set server ipaddress refresh
これで、シャーシグループが利用できるはずです。
サービスプロセッサ上でも ssh ログインセッションがあると、ファームウェアの問題が原因で、Sun Blade T6300 サーバー上で ssh を使用する System Manager 操作が失敗し、次のようなエラーになります。
ssh_exchange_identification:Connection closed by remote host
回避策: サーバーの管理には telnet だけを使用します。N1 System Manager を使用してサーバーを検出する前に、ALOM が telnet を使用するように構成してください。
ALOM SP にログインします。
sc> setsc if_connection telnet
sc> resetsc
ALOM-CMT デバイスでは、Secure Shell (ssh) 接続はサポートされていません。
回避策: ALOM-CMT デバイスとの接続には、telnet を使用してください。
Solaris のプロビジョニングでは、使用するインタフェースに応じて適切なインタフェース名を指定する必要があります。
表 2–3 Netra X4200 M2 のインタフェース
インタフェース |
bootnetworkdevice/networkdevice |
---|---|
GB_0 |
nge0 (デフォルト) |
GB_1 |
nge1 |
GB_2 |
e1000g0 |
GB_3 |
e1000g1 |
この問題は、電源を切って入れ直した直後にサーバー情報を更新 (set server name refresh) すると発生します。この操作を行うと、ハードウェアの健全性情報が正しく読み出されないないことがあります。
回避策: 5 分ほどしてから、set server name refresh コマンドを実行し直してください。
この節では、Sun Fire X2100 M2 サーバーまたは Sun Fire X2200 M2 サーバーに関して判明している問題をまとめています。
Sun Fire X2100 M2 サーバーに Solaris 10 6/06 をプロビジョニングするには、次の手順でデフォルトの OS プロファイルを変更し、loadコマンドで networkdevice に bge0 を指定します。この例では、s10u2_x86 という OS プロファイルを使用しています。
N1-ok> remove osprofile s10u2_x86 partition swap N1-ok> remove osprofile s10u2_x86 partition / N1-ok> add osprofile s10u2_x86 partition swap device=c0d0s1 size=2048 type=swap sizeoption=fixed N1-ok> add osprofile s10u2_x86 partition / device=c0d0s0 type=ufs sizeoption=free N1-ok> load server ipaddress osprofile s10u2_x86 networktype=static ip=ipaddress console=ttyb consolebaud=9600 networkdevice=bge0 |
Broadcom のネットワークポート (net0) を使用してください。
Sun Fire X2200 M2 サーバーに Solaris 10 6/06 をプロビジョニングするには、次の手順でデフォルトの OS プロファイルを変更し、load コマンドで networkdevice に bge0 を指定します。この例では、s10u2_x86 という OS プロファイルを使用しています。
N1-ok> remove osprofile s10u2_x86 partition swap N1-ok> remove osprofile s10u2_x86 partition / N1-ok> add osprofile s10u2_x86 partition swap device=c1d0s1 size=2048 type=swap sizeoption=fixed N1-ok> add osprofile s10u2_x86 partition / device=c1d0s0 type=ufs sizeoption=free N1-ok> load server ipaddress osprofile s10u2_x86 networktype=static ip=ipaddress console=ttyb consolebaud=9600 networkdevice=bge0 |
Broadcom のネットワークポート (net0) を使用してください。
Sun Fire X2100 M2 サーバーまたは Sun Fire X2200 M2 サーバーに Red Hat Enterprise Linux 3.0 AS Update 8 をプロビジョニングするには、Broadcom のネットワークポート (net0) を使用します。connect server コマンドを使用してコンソール出力を表示するには、適切な console と bootnetworkdevice の設定を使用する必要もあります。どの物理ポートが net0 であるかについては、サーバーのマニュアルを参照してください。
デフォルトの OS プロファイルを Sun Fire X2200 M2 サーバーに配備するコマンドの例を次に示します。
N1-ok> load server ipaddress osprofile RHEL3-U8 bootip=ipaddress networktype=static ip=ipaddress bootnetworkdevice=eth2 console=ttyS1 consolebaud=115200 |
Sun Fire X2100 M2 サーバーまたは Sun Fire X2200 M2 サーバーに SUSE Linux Enterprise Server 9 SP3 をプロビジョニングするには、Nvidia のネットワークポート (net2 と net3) を使用します。bootnetworkdevice の値は net2 の場合は eth1、net3 の場合は eth0 になります。また、connect server コマンドを使用してコンソール出力を表示するには、適切な console と consolebaud の設定を使用する必要もあります。
デフォルトのプロファイルを Sun Fire X2200 M2 サーバーに配備するコマンドの例を次に示します。
N1-ok> load server ipaddress osprofile SUSE9SP3 bootip=ipaddress networktype=static ip=ipaddress bootnetworkdevice=eth1 console=ttyS1 consolebaud=115200 |
回避策: インストール中はシステムの Web GUI からコンソールを確認します。
配備に失敗し、「Reread of the partition table failed.」というメッセージが表示されます。
回避策: サーバーの OS プロファイルで device 属性に hde を指定します。
N1 System Manager から既存の Sun Fire X2100 サーバーを削除してから再検出しようとすると、ジョブの詳細に次のエラーメッセージが表示されて検出に失敗する場合があります。「Cannot set alert destination to N1 SM. Maximum destination count has reached.」
回避策: 管理対象ノードの警告の送信先を手動で消去し、discovery コマンドを再実行します。
管理サーバーにスーパーユーザーとしてログインします。
ipmitool ディレクトリに移動します。
# cd /opt/ipmitool/bin/ipmitool
管理対象ノードの警告の送信先を手動で削除します。このとき、管理対象ノードの SP のスーパーユーザーのパスワードが必要です。
# ./ipmitool -H sp-ip -U root -I lan lan alert set 1 1 ipaddr 0.0.0.0 |
discover コマンドを使用してサーバーを再検出します。
ファームウェアのツールとドライバの iso ファイルをダウンロードしてから、ISO イメージをマウントすることでファームウェアファイルを展開する必要があります。ISO イメージのマウント後に、ファームウェアは X2100-190_3A06 に類似した名前で remoteflash サブディレクトリに保存されます。
Sun Fire X2100 M2 または Sun Fire X2200 M2 のファームウェアを N1 System Manager にインポートするとき、ファームウェア名の長さには 8 文字の制限があります。N1 System Manager では、9 文字以上の名前を指定できます。ただし、名前が 9 文字以上のファームウェアは管理対象ノードにロードできません。あとでファームウェアのイメージを再作成する必要がないように、ファームウェアの作成時に 8 文字以内の名前を使用することを推奨します。
管理対象サーバーの SP と N1 SM 管理サーバー間の管理ネットワークの速度が遅い場合は、ファームウェアの更新処理にデフォルトのタイムアウト (10 分) よりも長い時間がかかり、ファームウェアの更新ジョブがエラーで終了する可能性があります。
回避策: 管理ネットワークの速度を上げるか、タイムアウト値を大きくしてください。
ファームウェアの更新が失敗したことを確認します。実際には更新が完了している可能性もあります。確認するには、「Sun Fire X2100 M2 サーバーまたは Sun Fire X2200 M2 サーバーでファームウェアバージョン 1.0a/1.1 から 1.2 へのアップグレードはサポートされていない (6492583)」 の回避策に示す手順 4 〜 9 に従います。ファームウェアが更新されていない場合は、次の手順に進みます。
N1 SM 管理サーバーにスーパーユーザーとしてログインします。
/opt/sun/n1gc/dvrs ディレクトリ内に新しいディレクトリを作成します。
# mkdir /opt/sun/n1gc/drvrs/resources |
resources ディレクトリ内に、次の内容を含む taurus.properties というファイルを作成します。firmwareUpdateTimeout プロパティーの値は 40 分に設定します。
ipmi.lan.channel=1 consoleProtocol=ssh nicFruPattern=(.*NIC0.*)|(.*NIC1.*) supportedModels=X2100M2,X2200M2 firmwareUpdateTimeout=2400 firmwareUpdateFinishedPattern=Update Successful firmwareUpdateFailedPattern=fail|error ipmi.factory_default_user_name=root ipmi.factory_default_password=changeme
N1 SM 管理サーバーを再起動します。
# /etc/init.d/n1sminit stop # /etc/init.d/n1sminit start |
ファームウェアの更新をやり直します。
Sun Fire X2100 M2 サーバーまたは Sun Fire X2200 M2 サーバーでのファームウェアバージョン 1.0a/1.1 から 1.2 へのアップグレードは完全にはサポートされていません。更新は常に正常に終了しますが、サーバーの種類と、更新したファームウェアのバージョンによっては、N1 System Manager で処理が失敗したと表示されます。また、CMOS のチェックサムが無効になるので、システムを正常に起動するにはチェックサムを手動で削除する必要があります。
回避策: 次の手順でファームウェアを更新します。この手順は、create firmware コマンドを使用してファームウェアのイメージを N1 System Manager にインポートしてあることを前提としています。
管理サーバーにスーパーユーザーとしてログインします。
管理対象サーバーのファームウェアをバージョン 1.2 に更新します。
# n1sh stop server server-name force=true # n1sh load server server-name firmware firmware1.2-name |
ファームウェアの更新ジョブが終了するまで待ちます。
アップグレードの種類によっては、次のようにジョブが失敗する場合があります。
1.0a から 1.2 への更新は失敗
Sun Fire X2200 M2 サーバーでの 1.1 から 1.2 への更新は失敗
更新している管理対象サーバーのコンソールに接続します。
# n1sh connect server servername |
N1 SM の別の端末ウィンドウで、管理対象サーバーの電源を切ってから再度投入します。
# n1sh stop server server-name force=true # n1sh start server server-name |
管理対象サーバーの電源が入ったら、コンソールウィンドウに BIOS POST の出力が表示され、CMOS のチェックサムが無効であると表示されます。
コンソールウィンドウで F2 を押してデフォルト値に戻し、POST が完了するまで待ちます。
サーバーで basemanagement 機能または osmonitor 機能が有効になっている場合は、システムが完全に起動してから先に進みます。
管理対象サーバーのコンソールウィンドウを終了します。
管理対象サーバーのシステム情報を更新します。
# n1sh set server server-name refresh |
管理対象サーバーでファームウェアがバージョン 1.2 に更新されたことを確認します。
# n1sh show server server-name | egrep 'SP|BIOS' |
SP と BIOS のバージョンが最新のバージョンに更新されているはずです。
BIOS ファームウェアを更新するとき、N1 System Manager では、プラットフォームのサービスプロセッサが提供するデフォルトのファームウェア更新機構が使用されます。アップグレードの種類によっては、まれにこのデフォルトの動作で、BIOS 設定が、最適化されたデフォルトに戻る場合があります。オペレーティングシステムとプラットフォームの構成によっては、ユーザーがこれらの設定を手動で適用し直す必要があります。対象となる構成については、サーバーのマニュアルを参照してください。
Sun Fire X2100 M2 サーバーまたは Sun Fire X2200 M2 サーバーのファームウェアをバージョン 1.2 にアップグレードしたあと、サーバーが 5 分以内に「アクセス不能」状態になる場合があります。
回避策: サーバーのサービスプロセッサ (SP) をリセットしてください。
サーバーの SP にログインします。
# ssh -l sp-user sp-ip |
SP をリセットします。
-> reset |
管理サーバーで、サーバーの監視情報を更新します。
n1-ok> set server server-name refresh |
この節では、N1 System Manager のインストールと設定に関して判明している問題点をまとめています。
インストール前にシステムのローカライズの設定を確認してください。この設定は、統一されている必要があります。
Solaris 10 3/05 オペレーティングシステム (OS) を使用している Sun Blade X8400 システムで N1 System Manager を設定する場合は、ISC DHCP を選択する必要があります。
回避策: SSL 証明書が壊れている可能性があります。次のコマンドを実行してセキュリティーキーを生成し直します。
# /opt/sun/cacao/bin/cacaoadm stop
# /opt/sun/cacao/bin/cacaoadm create-keys --force
# /opt/sun/cacao/bin/cacaoadm start
具体的な手順については、『Sun N1 System Manager 1.3.1 Troubleshooting Guide』の「Regenerating Common Agent Container Security Keys」を参照してください。
N1 System Manager をインストールしてアンインストールすると、JavaTM Web Console がシステムから削除されます。システムで Java Web Console のパッケージが使用できません。
回避策: N1 System Manager をアンインストールする前に、rm /n1gc-setup/installer/jobs/3installLockhart.pl スクリプトを実行します。
回避策: /usr/sbin/smcwebserver start を使用して Java Web Console を再起動します。
Control-C を押して N1 System Manager のインストール処理を取り消すと、ユーザーインタフェースのコンポーネントがインストールされません。
回避策: /usr/share/webconsole/bin/setup -u -f を使用してユーザーインタフェースのコンポーネントを手動でアンインストールします。インストーラをもう一度実行します。
Solaris x86 の管理サーバーの起動後に、まれに N1 System Manager のデータベースが起動しないことがあります。通常は次のエラーメッセージが表示されます。
DBI connect('dbname=mgmt;port=5434','mgmt',...) failed: could not connect to server: No such file or directory at /opt/SUNWscs/lib/perl5/SCSDB.pm |
回避策: 次のように入力して、管理サーバーで N1 System Manager のデータベースを手動で起動します。
# svcadm clear scs-db # svcadm restart scs-db |
N1 System Manager のインストール処理を中断してから再び開始すると、手順 5 の「Install OS provisioning components」で N1 System Manager のインストールが失敗することがあります。この問題が発生した場合は、その後の N1 System Manager のアンインストール、再インストールが失敗します。
最初のインストール失敗のあと、インストールログファイル /var/tmp/installer.log.latest には次のメッセージが含まれます。
Installing Master Server ... Error! Missing file (looked for /opt/SUNWn1sps /N1_Grid_Service_Provisioning_System_5.2 /server/postgres/postgresql.conf.in)! print() on closed filehandle GEN0 at /usr/perl5/5.8.4/lib/i86pc-solaris-64int/IO/Handle.pm line 399. SPS install failed with exit status: 256 ----------------------------- 2k. Which port should Postgres listen on? (default: 5434) [1024-65535] spawn id(3) is not a tty. Not changing mode at /usr/perl5/site_perl/5.8.4/Expect.pm line 375. admin admin admin ** Invalid Input. Enter a numeric value for the port number. 2k. Which port should Postgres listen on? (default: 5434) [1024-65535] spawn id(3) is not a tty. Not changing mode at /usr/perl5/site_perl/5.8.4/Expect.pm line 375. admin admin admin ** Invalid Input. Enter a numeric value for the port number. 2k. Which port should Postgres listen on? (default: 5434) [1024-65535
N1 System Manager ソフトウェアをアンインストールして再インストールすると、インストールログに次のメッセージが含まれます。
Error! Failed to initialize the database (exit value was 1). Exiting.. print() on closed filehandle GEN0 at /usr/lib/perl5/5.8.0 /i386-linux-thread-multi/IO/Handle.pm line 395. SPS install failed with exit status: 256 |
回避策: 管理サーバーにインストールされているオペレーティングシステムに従って、適切な回避手順をとってください。インストールエラーの発生具合によっては、手順中の作業が正しく完了しないことがあります。その場合は、次の手順に進んでください。
Solaris がインストールされている Sun Fire X4100 または Sun Fire X4200 管理サーバーの場合:
サーバーとエージェントを停止します。
# su - n1gsps -c "/opt/SUNWn1sps/N1_Service_Provisioning_System_5.2/ server/bin/cr_server stop" # su - n1gsps -c "/opt/SUNWn1sps/N1_Service_Provisioning_System/ agent/bin/cr_agent stop" |
サービスプロビジョニングを手動でアンインストールします。
# /opt/SUNWn1sps/N1_Service_Provisioning_System_5.2/cli/bin/cr_uninstall_cli.sh # /opt/SUNWn1sps/N1_Service_Provisioning_System_5.2/server/bin/cr_uninstall_ms.sh |
次のパッケージを削除します。
# pkgrm SUNWspsc1.\* # pkgrm SUNWspsms.\* # pkgrm SUNWspscl.\* |
SPS パッケージの複数のインスタンスがインストールされている可能性があります。テキスト文字列 .\* は、パッケージのすべてのインスタンスを削除するという指示です。
「Do you want to remove this package? [y,n,?,q]」というプロンプトで y を入力します。「pkgrm: ERROR: no package associated with SUNWspscl」というメッセージが表示された場合、そのパッケージは手順 2 ですでに削除されています。パッケージの削除を続けてください。
サービスプロビジョニングディレクトリとファイルを削除します。
# cd / # rm -rf /opt/SUNWn1sps/ # rm /n1gc-setup/sps/state # rm /n1gc-setup/state/0installSPS.pl.state |
管理サーバーを再起動して、N1 System Manager ソフトウェアをインストールします。
Linux がインストールされている Sun Fire X4100 または Sun Fire X4200 管理サーバーの場合:
サーバーとエージェントを停止します。
# su - n1gsps -c "/opt/sun/N1_Service_Provisioning_System_5.2/ server/bin/cr_server stop" # su - n1gsps -c "/opt/sun/N1_Service_Provisioning_System/ agent/bin/cr_agent stop" |
サービスプロビジョニングディレクトリとファイルを削除します。
# cd / # rm -rf /opt/sun/N1_Grid_Service_Provisioning_System_5.1 # rm -rf /opt/sun/N1_Grid_Service_Provisioning_System # rm -rf /opt/sun/N1_Service_Provisioning_System # rm -rf /opt/sun/N1_Service_Provisioning_System_5.2 # rm /n1gc-setup/sps/state # rm /n1gc-setup/state/0installSPS.pl.state |
管理サーバーを再起動して、N1 System Manager ソフトウェアをインストールします。
この節では、OS プロビジョニング (配備) に関して判明している問題点をまとめています。
次の手順でデフォルトの OS プロファイルを変更し、Sun Fire X4200 M2 サーバーに Solaris 10 6/06 をプロビジョニングします。この例では、s10u2_x86 という OS プロファイルを使用しています。
N1-ok> remove osprofile s10u2_x86 partition / N1-ok> remove osprofile s10u2_x86 partition swap N1-ok> add osprofile s10u2_x86 partition swap type swap size 1024 device c3t2d0s1 sizeoption fixed N1-ok> add osprofile s10u2_x86 partition / type ufs device c3t2d0s0 sizeoption free |
OS プロファイルに製品キーがないため、配備に失敗します。しかし、OS プロファイルに製品キーを追加しようとすると、「OS profile is in use.」というメッセージが表示されて処理に失敗します。
回避策: ジョブのタイムアウトが発生するまで待ってから、OS プロファイルに製品キーを追加します。
Sun Blade X8400 サーバーの CMOS 設定では、デフォルトで ACPI が有効になっていますが、この場合、Linux のインストールが対話型モードになります。
回避策: 次の 2 とおりがあります。
1. load コマンドに追加のカーネルパラメータを指定します。
N1-ok> load server servername osprofile profilename ... kernelparameter pci=nommconf
この操作で BIOS の設定は変更されません。したがって、load コマンドを実行するたびにこのパラメータを指定する必要があります。
2. ACPI 設定で MCFG 表を無効にすることで、BIOS の設定を手動で変更します。この操作では BIOS の設定が恒久的に変更されます。
インストールプロトコルとして nfs を指定すると、OS の配備が対話モードになります。
回避策: インストールプロトコルとして http を指定します。
回避策: 手動ネットブートを指定せずに配備します。
多数の管理対象サーバーに OS を配備する場合、OS 配備ジョブがジョブまたはジョブステップのタイムアウト値を経過すると OS の配備に失敗する場合があります。この問題が発生した場合、ジョブはエラーになりますが、エラーの説明が空白で、インストールは実際には正常に終了した可能性があります。
bash-3.00# n1sh show job 12 ジョブ ID: 12 日時: 2006-03-29T01:06:53+0000 種類: OS のロード ステータス: エラー (2006-03-29T03:07:00+0000) コマンド: load group sparc-srvrs osprofile sol-sparc networktype=static ip=10.0.108.81-10.0.108.90 所有者: root エラー: 10 警告: 0 ステップ ID 種類 開始 完了 結果 1 ホスト取得 2006-03-29T01:06:54+0000 2006-03-29T01:06:54+0000 完了 2 ホスト取得 2006-03-29T01:06:54+0000 2006-03-29T01:06:54+0000 完了 . . サーバー 3 〜 28 . 29 ホスト取得 2006-03-29T01:06:56+0000 2006-03-29T01:06:57+0000 完了 30 ホスト取得 2006-03-29T01:06:56+0000 2006-03-29T01:06:57+0000 完了 31 Java の実行 2006-03-29T01:06:56+0000 2006-03-29T03:06:58+0000 エラー 1 32 Java の実行 2006-03-29T01:06:56+0000 2006-03-29T03:06:58+0000 エラー 2 33 Java の実行 2006-03-29T01:06:56+0000 2006-03-29T03:06:58+0000 エラー 3 34 Java の実行 2006-03-29T01:06:56+0000 2006-03-29T03:06:58+0000 エラー 4 35 Java の実行 2006-03-29T01:06:56+0000 2006-03-29T03:06:58+0000 エラー 5 36 Java の実行 2006-03-29T01:06:56+0000 2006-03-29T03:06:58+0000 エラー 6 37 Java の実行 2006-03-29T01:06:57+0000 2006-03-29T03:06:58+0000 エラー 7 38 Java の実行 2006-03-29T01:06:57+0000 2006-03-29T03:06:58+0000 エラー 8 39 Java の実行 2006-03-29T01:06:57+0000 2006-03-29T03:06:58+0000 エラー 9 40 Java の実行 2006-03-29T01:06:57+0000 2006-03-29T03:06:58+0000 エラー 10 エラー エラー 1: 説明: エラー 2: 説明: . . 3 〜 8 まで空白のエラーメッセージ . エラー 9: 説明: エラー 10: 説明: |
回避策: n1smconfig を使用してジョブのタイムアウト値を大きくするか、既存のタイムアウト値を超過する原因 (ネットワークの待ち時間の問題など) を改善します。また、一部の OS 配備は正常に終了した可能性があります。サーバーが正常にインストールされたかどうかを確認するには、「すべてのサーバー」ページの「使用 OS」列を確認するか、シリアルコンソールを使用してサーバーにログインします。
Windows で RIS サーバーのホストキーが管理サーバーの ./ssh/known_hosts ファイルにない場合、create os コマンドは失敗します。
回避策: RIS サーバーのホストキーが管理サーバーの ./ssh/known_hosts ファイルにあることを確認します。ssh コマンドを使用して管理サーバーから RIS サーバーに手動でログインすると、ホストキーが自動的に作成されます。
networktype=dhcp 属性を指定して Windows OS を配備すると、Windows のインストール後に管理対象サーバーに割り当てられる IP アドレスが、bootip 属性で指定した IP アドレスになります。IP アドレスは、DHCP サービスによって自動的に割り当てられる必要があります。
回避策: インストールの完了後に管理対象サーバーを再起動します。サーバーのプロビジョニング IP アドレスが、DHCP サーバーから正しく再割り当てされます。
Sun Fire X4500 サーバーに Solaris 10 6/06 OS を配備するには、特殊なプロファイルが必要です。ランダムディスクは選択できません。サーバーの正しい起動ディスクを判別するには、工場出荷時の OS または CD-ROM から先にシステムを起動する必要があります。
正しい起動ディスクを検出するには、次の手順に従います。
端末ウィンドウを開きます。
次のように入力して、最初の起動可能なディスクを検索します。
#cfgadm | grep sata3/0
次のようなメッセージが表示されます。
sata3/0::dsk/cXt0dY
ここで X と Y は数値です (たとえば c4t0d0)。
次のいずれかの操作を実行して、2 番目の起動可能なドライブを検索します。
0 に 4 を加算します。たとえば、最初のドライブが c4t0d0 の場合、2 番目のドライブは c4t4d0 になります。
または次のコマンドを入力します。#cfgadm | grep sata3/4
次のようなメッセージが表示されます。
sata3/4::dsk/cNtNdN
ここで N は数値です (たとえば c4t1d0)。
手順 2 と手順 3 の情報を使用してインストールを続行し、サーバーの OS プロファイルに適用します。
回避策: 回避策はありません。
N1System Manager の製品マニュアルに記載されているように、Sun Fire V20z サーバーの bge1 デバイスパスは /pci@0,0/pci1022,7450@a/pci17c2,10@3 です。ただし、新しい Sun Fire V20z サーバーでは bge1 デバイスパスが変更されているため、bootpath 属性に bge1 デバイスパスを指定すると、OS の配備に失敗します。
回避策: 新しい Sun Fire V20z サーバーでは、bootpath 属性に次の bge1 デバイスパスを使用します。/pci@0,0/pci1022,7450@a/pci17c2,10@2,1
BIOS コンソールのボーレートが 9600 (デフォルト) に設定されていないと、Sun Fire V20z または V40z サーバーへの OS の配備に失敗します。したがって、load server コマンドまたはブラウザインタフェースの「OS のロード」ウィザードで consolebaudrate の値を変更しないでください。
SP コンソールのボーレートが 9600 以外に設定されていた場合、OS の配備は正常に終了しますが、connect server コマンドを使用したコンソールで文字が正しく表示されません。
回避策: OS の配備後に BIOS コンソールのボーレートを手動で変更します。変更するには、ターゲットサーバーを再起動し、起動処理中に BIOS 設定画面を表示します。BIOS の設定を変更する方法については、サーバーのマニュアルを参照してください。
Grid Engine アプリケーションが実行されているサーバーに OS プロファイルをロードしようとすると、「Operation failed.」というメッセージが表示されて処理に失敗します。
回避策: Sun のサポート担当者に連絡します。
この節では、アプリケーションのプロビジョニング (配備) に関して判明している問題点をまとめています。
アプリケーション (Grid Engine、SGE、gemm) や実行中のコマンド、System Manager からのアップデートのプロビジョニングで問題が起きることがあります。このバグは、Red Hat Enterprise Linux 4.0 および新しい ssh があるシステムに影響します。
回避策: Sun のサポート担当者に連絡します。
この節では、ブラウザインタフェースおよびコマンド行インタフェースに関して判明している問題点をまとめています。
CMM-6000 シャーシから「Launch ILOM Web Interface」アクションを使用できますが、シャーシ自体は Web インタフェースをサポートしていません。
エラー メッセージ:Access will time out.
回避策: 「Launch ILOM Web Interface」機能を使用しないでください。
N1 System Manager を DVD からインストールした場合、ブラウザインタフェースの「バージョン」画面に、間違った製品バージョン番号が表示されます。DVD のパーツ番号は 708-0189-10 です。正しいバージョン番号は 1.3.2 です。
オンラインヘルプのウィンドウの「プリンタ」アイコンが機能しないことがあります。
回避策: ヘルプの内容のフレームを新しいブラウザウィンドウで開き、通常の Web ページと同じようにヘルプを印刷します。たとえば、Mozilla ベースのブラウザでは、内容ページでマウスボタン 3 をクリックし、「This Frame」->「Open Frame in New Window」を選択します。
Sun Blade X8400 サーバーモジュールの Express モジュールが、ILOM Web GUI の EMa と EMb ではなく、EM.0 と EM.1 と表されます。
回避策: ユーザーインタフェース内の EMa は EM.0、EMb は EM.1 として推論する必要があります。
remove group コマンドのリモート処理が正常に終了しても、エラーメッセージが返されます。
N1-ok> show group 名前 サーバー ハードウェアの障害 OS リソースの障害 new1 1 不明 - N1-ok> show group new1 名前 ハードウェア ハードウェアの健全性 電源 使用 OS OS リソースの健全性 10.0.106.6 V20z 不明 オン 未初期化 N1-ok> remove group new1 server all "10.16.0.5,10.16.0.6" は "new1" にありません 削除が失敗したことを示す間違ったメッセージ N1-ok> show group new1 正常に削除されたことの確認 項目が見つかりませんでした。 |
回避策: 前述の例に示すように show group コマンドを使用して、remove group コマンドが正常に終了したことを確認します。
「システムダッシュボード」ページに 500 を超えるサーバーを表示しようとすると、次のメッセージが表示されます。
Warning: Unresponsive script A script on this page may be busy, or it may have stopped responding. You can stop the script now, or you can continue to see if the script will complete. <Stop script> <Continue> |
回避策: 「Stop script」を選択し、すべてのサーバーが表示されるまで数分間待ちます。この回避策は、Internet Explorer ブラウザでは使用できません。
ブラウザインタフェースのサーバーの詳細と show server コマンドの結果に、ファームウェアレベルが 6464 で、Red Hat オペレーティングシステムがインストールされた Sun Fire X4100 サーバーと Sun Fire X4200 サーバーについて間違ったスワップ情報が表示されます。
回避策: シリアルコンソールを使用してサーバーにアクセスし、top コマンドを使用して正しいスワップ情報を確認します。
ブラウザインタフェースの「ジョブ」タブでジョブを停止しても、関連する停止のメッセージがコマンド行区画に表示されません。
回避策: ブラウザインタフェースのジョブの詳細ページで、または show job job-ID コマンドを使用して、ジョブが停止したことを確認します。
この節では、ファームウェアの更新に関して判明している問題点をまとめています。
N1 System Manager は、Red Hat Linux 上で、ALOM ベースのサーバーにファームウェアを更新するために必要な FTP デーモンを自動的に有効にしません。
エラー メッセージ:
Job ID: 15 Date: 2007-01-04T12:39:50+0000 Type: Load Firmware Status: Error (2007-01-04T12:40:03+0000) Command: load server 192.168.2.12 firmware alom-1.6.1-main Owner: root Errors: 1 Warnings: 0 Steps ID Type Start Completion Result 1 Acquire Host 2007-01-04T12:39:51+0000 2007-01-04T12:39:51+0000 Completed 2 Execute Java 2007-01-04T12:39:51+0000 2007-01-04T12:39:51+0000 Completed 3 Acquire Host 2007-01-04T12:39:53+0000 2007-01-04T12:39:53+0000 Completed 4 Execute Java 2007-01-04T12:39:53+0000 2007-01-04T12:40:02+0000 Error 1 Errors Error 1: Description: Error during firmware deployment:Cannot update fw: ******* Failed to open ftp connection: Check ip address, pathname, username, and password Results Result 1: Server: 192.168.2.12 Status: -3 Message: An exception occurred trying to update 192.168.2.12. |
回避策: FTP デーモンを有効にしてください。
# chkconfig vsftpd --level 5 on
# chkconfig vsftpd --level 3 on
# service vsftpd start
Sun Fire X4100/X4200/X4600 の各プラットフォームで旧バージョンのファームウェアを実行していて、最新のレベルまで更新する場合は、該当するすべてのサーバーでフラッシュ前のアップグレードスクリプトを実行する必要があります。サーバーが該当するかどうかを確認するには、http://www.sun.com/products-n-solutions/hardware/docs/html/819-1162-17/ で「Flash Upgrading Your Server to Release 1.1」の章を参照してください。
N1 System Manager には、次の処理を自動的に行うスクリプトがあります。
検出されたすべてのサーバーを調べる。
フラッシュ前のアップグレードが必要なサーバーを判別する。
該当するサーバーでフラッシュ前のアップグレードスクリプトを実行する。
スクリプトの場所は /opt/sun/n1gc/bin/updateall です。
該当するすべてのサーバーにこのスクリプトが適用されたら、N1 System Manager を使用してファームウェアを更新できます。手順については、『 Sun N1 System Manager 1.3 オペレーティングシステムプロビジョニングガイド』を参照してください。
T1000/T2000 の各プラットフォームのファームウェア更新は、すべてのサブコンポーネントを更新するバージョン付きバンドルとして提供されています。N1 System Manager では、このバージョン番号は表示されません。
回避策: Telnet を使用して手動でサービスプロセッサにログインします。showhost コマンドを使用してシステムファームウェアのバージョンを確認します。
管理サーバーで FTP サービスが有効になっていない場合、ALOM ベースのサーバーのファームウェア更新に失敗し、ジョブの出力に次のエラーメッセージが表示されます。
server-name を更新しようとして例外が発生しました。詳細はログファイルを参照してください。 |
回避策: 管理サーバーで FTP サービスを有効にします。詳細は、『Sun N1 System Manager 1.3 サイト計画の手引き』の「管理サーバーの FTP を有効化」を参照してください。
デュアルコアの Sun Fire V20z および Sun Fire V40z サーバーのファームウェアはリビジョン 2.3.x 以降である必要があります。N1 System Manager は、2.3.x より前のファームウェアリビジョンを配備できないようにはなっていません。2.3.x より前のファームウェアリビジョンを配備すると、サーバーのサービスプロセッサで問題が発生する可能性があります。
回避策: 更新する前にファームウェアのリビジョンをしっかりと確認してください。
この節では、監視に関して判明している問題点をまとめています。
Linux 64 ビットの配備先の osprofileで適切なディストリビューショングループが選択されていないと、osmonitor 機能で問題が発生します。
Red Hat Enterprise Linux 4.0–64 ビットの場合は、必ず Everything グループを選択してください。
SUSE Linux Enterprise Server 10–64 ビットの場合は、Default グループと Common Code Base を選択してください。
回避策: 次の手順を実行します。
管理サーバー上の /etc/opt/sun/n1gc/agent.properties ファイルをエディタで開き、エントリを追加します。
com.sun.hss.agent.snmpAgentPort=10161
次のコマンドを使用して N1 System Manager を無効にします。
# svcadm disable n1sm
ターゲットノードで構成ファイルを作成し、新しいパスワードとシード、snmpv1 文字列を指定します。
# ls -l /tmp/cred
-r-------- 1 root root 77 Mar 8 20:04 /tmp/cred |
bash-3.00# cat /tmp/cred
ES_USMUSER_PASS=mynewpass
ES_SNMPV1_STRING=public
ES_SECURITY_SEED=myseed
エージェントを構成し、新しいユーザーを指定します。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-config -u mynewuser -r -f /tmp/cred -p agent
エージェントを停止します。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-stop -aY
/var/opt/SUNWsymon/cfg/kernel-reader-simple.dat ファイル内の「adminUsers」行を新しいユーザー情報を使用して編集します。
value:adminUsers = "mynewuser"
エージェントを起動します。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-start -alY
管理サーバーでエージェントが動作していることを確認します。
snmpwalk -c public -v 1 nodename:10161
監視対象のノードに新しい資格を設定します。
# n1sh set server ip_or_name agentsnmpv3=mynewuser/mynewpass
OS 監視のしきい値を変更し、現在の監視のステータスを「警告」から「良好」に移行した場合、N1 SM のインタフェース全体でステータスが更新されません。
回避策: 管理サーバーで、サーバーの監視情報を更新します。
n1-ok> set server server-name refresh |
OS 監視エージェントのアウトバウンドインタフェースが、ユーザーが指定する agentip と一致しない場合があります。ターゲットサーバーの uname -n を解決したときに agentip にならない場合は、agentip インタフェースを経由してエージェントから N1 System Manager にトラップが送信されず、サーバーの再起動時にシステムが再起動されません。
回避策: OS 監視 (osmonitor) 機能を追加する前に、ターゲットサーバーで、主ホスト名を解決すると、OS 監視機能の追加に使用される agentip IP アドレスになることを確認します。再起動時にも uname -n が常にこのホスト名を返すことを確認します。その後、OS 監視機能を追加します。
全体のジョブ負荷が大きすぎて、キュー内の次のジョブを実行できない場合、「ジョブの詳細」画面には、実行中のジョブのステータスが「実行中」、その他のジョブのステータスは「未開始」と表示されます。キュー内のジョブは、1 つまたは複数の実行中のジョブが完了し、全体のジョブ負荷が小さくなって、キュー内の次のジョブを実行できる状態になったあとで実行されます。
詳細は、『Sun N1 System Manager 1.3 検出および管理マニュアル』の「ジョブのキューイング」を参照してください。
すべてのジョブの実行が完了しても、更新機能の問題が原因で、「表示の選択」セクション内のサーバーの横に時計アイコンが表示され続けることがあります。
回避策: 「更新」ボタンをクリックするか、F5 キーを押すことによって、ブラウザインタフェースを更新してください。
この節では、Grid Engine モジュールに関して判明している問題点をまとめています。
回避策: N1 System Manager を再ロードするか、次の手順を実行してデータベースからマスターホストを 1 つ削除します。
Solaris の場合は /opt/SUNWscs/sbin/db_tool.pl psql、Linux の場合は /opt/sun/scs/sbin/db_tool.pl psql を使用してデータベースにアクセスします。
2 つのマスターのエントリを表示します。
mgmt=>select * from sge_hosts;
appliance_id | type | hostname | spooldir --------------+--------+-----------+------------------------------------- 2 | MASTER | 10-0-0-17 | /gridware/sge/default/spool/qmaster 3 | MASTER | hdco16 | /gridware/sge/default/spool/qmaster (2 rows) |
mgmt=>SELECT * from sge_host_versions;
appliance_id | version --------------+--------- 2 | a1 3 | a1 (2 rows) |
sge_host_versions テーブルと sge_hosts テーブルからマスターの 1 つを削除します。
mgmt=>delete from sge_host_versions where appliance_id = '3';
DELETE 1 |
mgmt=>SELECT * from sge_host_versions;
appliance_id | version --------------+--------- 2 | a1 (1 row) |
mgmt=>delete from sge_hosts where appliance_id = '3';
DELETE 1 |
mgmt=>select * from sge_hosts;
appliance_id | type | hostname | spooldir --------------+--------+-----------+------------------------------------- 2 | MASTER | 10-0-0-17 | /gridware/sge/default/spool/qmaster (1 row) |
Grid Engine モジュールのジョブの種類が表示されません。たとえば、load server コマンドを実行して GE アプリケーションをインストールしたあと、関連するジョブ 5、6、および 7 のジョブの種類が表示されません。
ジョブ ID 日時 種類 ステータス 所有者 7 2006-01-07T08:13:24-0700 完了 root 6 2006-01-07T08:08:22-0700 完了 root 5 2006-01-07T08:04:42-0700 完了 root 4 2006-01-07T07:54:41-0700 基本管理サポートの追加 完了 root 3 2006-01-07T07:53:43-0700 基本管理サポートの追加 完了 root 2 2006-01-07T07:03:04-0700 検出 完了 root 1 2006-01-07T07:02:10-0700 検出 完了 root |
回避策: 回避策はありません。
適切な Grid Engine 権限を持つスーパーユーザー以外のユーザーが、create application コマンドと delete application コマンドを使用して、管理サーバー上で Grid Engine アプリケーションを作成または削除することはできません。
回避策: create application コマンドまたは delete application コマンドを使用するには、管理サーバーのスーパーユーザーである必要があります。
管理サーバーを英語以外の環境で使用している場合に、次の問題が発生する可能性があります。
製品のローカライズバージョンの CLI ヘルプで、ハードウェアモデル番号が最新のものに更新されていません。
N1 System Manager のオンラインヘルプには、各 OS プロファイルの有効な言語属性の一覧はありません。言語属性は、OS プロファイルの OS プラットフォームによって異なります。
name='Chinese(Mainland)' attribute= 'zh_CN'
name='Chinese(Taiwan)' attribute='zh_TW'
name='Czech' attribute='cs_CZ'
name='Danish' attribute='da_DK'
name='Dutch' attribute='nl_NL'
name='English' attribute='en_US'
name='French' attribute='fr_FR'
name='German' attribute='de_DE'
name='Icelandic' attribute='is_IS'
name='Italian' attribute='it_IT'
name='Japanese' attribute='ja_JP'
name='Korean' attribute='ko_KR'
name='Norwegian' attribute='no_NO'
name='Portuguese' attribute='pt_PT'
name='Russian' attribute='ru_RU'
name='Slovenian' attribute='sl_SI'
name='Spanish' attribute='es_ES'
name='Swedish' attribute='sv_SE'
name='Ukrainian' attribute='uk_UA'
name='Arabic (UTF-8)' attribute= 'ar_EG.UTF-8'
name='Arabic (ISO8859-6)' attribute= 'ar_EG.ISO8859-6'
name='Bulgarian (ISO-8859-5)' attribute= 'bg_BG.ISO8859-5'
name='English (7-bit ASCII)' attribute= 'C'
name='Catalan (ISO 8859-1) ' attribute= 'ca_ES.ISO8859-1'
name='Catalan (ISO 8859-15) ' attribute= 'ca_ES.ISO8859-15'
name='Czech (ISO 8859-2) ' attribute= 'cs_CZ.ISO8859-2'
name='Danish (ISO 8859-1) ' attribute= 'da_DK.ISO8859-1'
name='Danish (ISO 8859-15) ' attribute= 'da_DK.ISO8859-15'
name='German (Austria ISO 8859-1) ' attribute= 'de_AT.ISO8859-1'
name='German (Austria ISO 8859-15) ' attribute= 'de_AT.ISO8859-15'
name='German (Switerland ISO 8859-1) ' attribute= 'de_CH.ISO8859-1'
name='German (de_DE UTF-8) ' attribute= 'de_DE.UTF-8'
name='German (de_DE ISO 8859-1) ' attribute= 'de_DE.ISO8859-1'
name='German (de_DE ISO 8859-15) ' attribute= 'de_DE.ISO8859-15'
name='Greek (el_GR ISO 8859-7) ' attribute= 'el_GR.ISO8859-7'
name='English (Australia ISO 8859-1) ' attribute= 'en_AU.ISO8859-1'
name='English (Canada ISO 8859-1) ' attribute= 'en_CA.ISO8859-1'
name='English (Great Britain ISO 8859-1) ' attribute= 'en_GB.ISO8859-1'
name='English (Great Britain ISO 8859-15) ' attribute= 'en_GB.ISO8859-15'
name='English (Ireland ISO 8859-1) ' attribute= 'en_IE.ISO8859-1'
name='English (Ireland ISO 8859-15) ' attribute= 'en_IE.ISO8859-15'
name='English (New Zealand ISO 8859-1) ' attribute= 'en_NZ.ISO8859-1
name='English (UTF-8)' attribute= 'en_US.UTF-8'
name='Canada-English (ISO8859-1)' attribute= 'en_US'
name='U.S.A. (en_US.ISO8859-1)' attribute= 'en_US.ISO8859-1'
name='U.S.A. (en_US.ISO8859-15)' attribute= 'en_US.ISO8859-15'
name='Spanish (Argentina) (es_AR.ISO8859-1)' attribute= 'es_AR.ISO8859-1'
name='Spanish (Bolivia) (es_BO.ISO8859-1)' attribute= 'es_BO.ISO8859-1'
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一部のロケールでは n1sh コマンドの実行に失敗し、次のエラーメッセージが表示されます。
The current encoding "locale-name" is not supported. |
回避策: 管理サーバーの LANG と LC_ALL の各環境変数を UTF-8 (たとえば en_US.UTF-8) または en_US locale に変更します。
RIS サーバーでは、RIS サーバーの OS 言語と同じ言語のパスにファイルがあると見なされます。RIS サーバーの OS 言語と同じではない Windows OS をプロビジョニングするには、追加の設定が必要です。
回避策: 英語以外の Windows イメージを配備するように英語の RIS サーバーを設定するには、次の手順で、他言語のファイルを英語のパスにコピーします。
OS 選択画面のファイルがあるディレクトリに移動します。
次に例を示します。
% cd RemoteInstall\OSChooser
他言語のディレクトリから英語のディレクトリにファイルをコピーします。
次に例を示します。
% copy -r Japanese English
自国語のインストール画面を含む RemoteInstall\OSChooser\English ディレクトリが作成されます。インストール時に RIS ソフトウェアでデフォルトの英語のパスが確認され、他言語の OS 選択画面が表示されます。
英語版の Windows イメージを配備するように英語以外の RIS サーバーを設定するには、次のように入力します。
% copy -r English language
デフォルトの Solaris 管理サーバーの Python version 2.3 では、n1sh コマンドに対する国際化機能のサポートが十分ではありません。
回避策: Solaris 管理サーバーに Python 2.4 以降をインストールしてください。Python 実行可能ファイルは /usr/bin/python2.4 である必要があります。
ALOM ファームウェアの名前が ASCII 以外の文字である場合、load server コマンドはその ALOM ファームウェアのインストールに失敗します。
回避策: set firmware コマンドを使用して、ファームウェア名を ASCII 文字に変更してください。
N1 System Manager を次のいずれかの方法で起動すると、N1 System Manager を使って作成された ASCII 以外の文字を含むオブジェクトで文字が正しく表示されません。
UTF8 以外のロケールで N1 System Manager を再起動する
UTF-8 以外のロケールで管理サーバーを再起動する
回避策: 次の 2 通りの回避策があります。
一時的な回避策: LANG 環境変数を管理サーバーの UTF8 ロケールに設定し、N1 System Manager を再起動します。次に例を示します。
Solaris の管理サーバーの場合
# export LANG en_US.UTF-8 # sccadm restart n1sm |
Red Hat の管理サーバーの場合
# export LANG en_US.UTF-8 # /etc/init.d/n1sminit stop # /etc/init.d/n1sminit start |
恒久的な回避策:
Solaris の管理サーバーの場合
/etc/default/init ファイルをエディタで開き、LANG 値を en_US.UTF-8 に変更します。
Red Hat の管理サーバーの場合
/etc/sysconfig/i18n ファイルをエディタで開き、LANG 値を en_US.UTF-8 に変更します。
特定のインストール言語が設定された OS プロファイルを使用して Solaris 10 3/05 OS を配備すると、インストールは対話型モードで実行され、メッセージが表示されたときに言語を選択する必要があります。言語を選択しなかった場合、OS 配備ジョブは最終的にタイムアウトになります。この問題は、次の言語で発生します。
ja_JP.eucJP
no_NO.ISO8859-1
th_TH.TIS620
ko_KR.UTF-8
sh_BA.ISO8859-2
zh_CN.EUC
zh_CN.UTF-8
回避策: インストールは自動的に行われないため、サーバーのシリアルコンソールで配備を監視し、言語を選択する必要があります。ブラウザインタフェースの「アクション」メニューから「シリアルコンソール」を選択するか、connect server コマンドを使用できます。