Sun N1 Grid Engine 6.1 インストールガイド

自動アンインストール

ホストを自動的にアンインストールすることもできます。


注 –

マスターホストをアンインストールする前に、すべてのコンピューティングホストをアンインストールしてください。マスターホストを先にアンインストールした場合は、すべての実行ホストを手動でアンインストールする必要があります。


正しい環境で作業を行うため、次の手順に進む前に必ず $SGE_ROOT/$SGE_CELL/common/settings.csh ファイルを読み込んでください。

実行ホストのアンインストール

実行ホストのアンインストール時に、対象ホストのすべての構成情報が削除されます。アンインストール手順では、実行ホストの正常な停止が行われます。最初に、アンインストール対象ホストのキューインスタンスが無効にされ、新しいジョブが開始されなくなります。次に、実行中の各ジョブに対して次の操作が順に行われます。ジョブのチェックポイント作成、ジョブの再スケジューリング、ジョブの再スケジューリングの強制実行。これでキューインスタンスが空になるので、実行デーモンがシャットダウンされ、構成、グローバルスプールディレクトリ、またはローカルスプールディレクトリが削除されます。

構成ファイルテンプレートには、自動的にアンインストール可能なホストを識別するためのセクションがあります。次のセクションを確認してください。


# Remove this execution hosts in automatic mode 
EXEC_HOST_LIST_RM="host1 host2 host3 host4"

EXEC_HOST_LIST_RM リストにある各ホストが、クラスタから自動的に削除されます。

実行ホストの自動アンインストールを開始するには、次のコマンドを入力します。


% ./inst_sge -ux -auto full-path-to-configuration-file

マスターホストのアンインストール

マスターホストのアンインストールでは、すべての N1 Grid Engine 構成ファイルが削除されます。アンインストール手順の完了後に残るのは、バイナリファイルだけです。アンインストール後も構成情報が必要な場合は、マスターホストのバックアップを行ってください。マスターホストのアンインストールでは、対話型モードと自動モードの両方がサポートされています。

マスターホストの自動アンインストールを開始するには、次のコマンドを入力します。


% ./inst_sge -um -auto full-path-to-configuration-file

このコマンドでは対話型モードと同じ手順が実行されますが、すべての手順でユーザーに確認メッセージが表示されず、端末出力はまったく行われません。一度アンインストール手順を開始すると、停止できません。

シャドウホストのアンインストール

シャドウホストの自動アンインストールを開始するには、次のコマンドを入力します。


% ./inst_sge -usm -auto full-path-to-configuration-file

シャドウホストのアンインストール

シャドウホストの自動アンインストールを開始するには、次のコマンドを入力します。


% ./inst_sge -usm -auto full-path-to-configuration-file