この章では、Grid Engine ソフトウェアを削除する 2 種類の方法について説明します。
ソフトウェアは、実行ホスト、マスターホストの順に削除します。先にマスターホストから削除した場合、実行ホストからソフトウェアを自動的に削除できなくなります。
環境変数が適切に設定されていることを確認します。
インストール時にセル名が指定されていない場合、cell の値は default になります。
マスターホスト上で、sge-root/inst_sge コマンドを発行します。
この例では、実行ホスト host1、host2、および host3 をアンインストールします。
# sge-root/inst_sge -ux -host "host1 host2 host3" |
この処理の間、情報の入力を求めるプロンプトは一切表示されません。ただし、コマンドを実行した端末ウィンドウに、この処理の出力結果が表示されます。
(省略可能) シャドウマスターホストを使用している場合は、次のように入力してアンインストールします。
# sge-root/inst_sge -usm -host "host4" |
マスターホストをアンインストールします。
# sge-root/inst_sge -um |
自動アンインストールは、いくつかの点で対話型アンインストールとは異なっています。たとえば、処理中の出力が抑制されます。また、適切な形式の構成ファイルを使用する必要があります。
ソフトウェアは、実行ホスト、マスターホストの順に削除します。先にマスターホストから削除した場合、実行ホストからソフトウェアを自動的に削除できなくなります。
環境変数が適切に設定されていることを確認します。
インストール時にセル名が指定されていない場合、cell の値は default になります。
構成テンプレート sge-root/util/inst_sge_modules/inst_sge_template.conf のコピーを作成します。
# cd sge-root/util/inst_sge_modules/ # cp inst_sge_template.conf my_configuration.conf |
構成テンプレートを編集します。
EXEC_HOST_LIST_RM リスト内のすべてのホストが自動的に削除されます。
# Remove this execution hosts in automatic mode EXEC_HOST_LIST_RM="host1 host2 host3 host4"
マスターホスト上で、sge-root/inst_sge コマンドを入力します。
この例では、実行ホスト host1、host2、および host3 をアンインストールします。
次のコマンドを 1 行で入力します。-auto と sge-root/util/inst_sge_modules/my_configuration.conf の間には空白文字を 1 つ入力します。
# sge-root/inst_sge -ux -auto sge-root/util/inst_sge_modules/my_configuration.conf |
この処理の間、情報の入力を求めるプロンプトは一切表示されません。ただし、コマンドを実行した端末ウィンドウに、この処理の出力結果が表示されます。
(省略可能) シャドウマスターホストを使用している場合はアンインストールします。
次のコマンドを 1 行で入力します。-auto と sge-root/util/inst_sge_modules/my_configuration.conf の間には空白文字を 1 つ入力します。
# sge-root/inst_sge -usm -auto sge-root/util/inst_sge_modules/my_configuration.conf |
マスターホストをアンインストールします。
次のコマンドを 1 行で入力します。-auto と sge-root/util/inst_sge_modules/my_configuration.conf の間にはスペースを入れます。
# sge-root/inst_sge -um -auto sge-root/util/inst_sge_modules/my_configuration.conf |