自動インストールを実行する最初の手順は、構成ファイルの設定です。構成ファイルのテンプレートは sge-rootT/util/install_modules ディレクトリにあります。自動インストールを計画するときは、次のことを考慮してください。
リモートホストで自動インストールを使用するには、root ユーザーがパスワードなしに rsh または ssh でリモートホストにアクセスできる必要があります。
ローカルスプール、つまりマスターホストにスプールする場合は、特別な構成は不要です。ただし、NFS version 3 volume のディレクトリにスプールすることはできません。ローカルスプールには、NFS version 4 volume を使用できます。
マスターホスト以外のホストで Berkeley DB スプールサーバーを実行するには、個別のホストに RPC サービスをインストールおよび構成する必要があります。
自動インストールの開始前に手動でこの手順を実行するには、次のコマンドを使用します。
./inst_sge -db |
次のコマンドを使用して、Berkeley DB スプールサーバーを自動的にインストールすることもできます。
% ./inst_sge -db -m -x -auto <full-path-to-configuration-file> |
このコマンドによって構成ファイル内の SPOOLING_SERVER エントリが調べられ、サーバーホスト上で Berkeley DB のインストールが開始されます。
マスターホストで自動インストールを開始すると、クラスタ全体を 1 つのコマンドでインストールできます。自動インストールスクリプトは rsh または ssh でリモートホストにアクセスし、インストールをリモートで開始します。この手順には、各ホストから読み取り可能な、正しく構成された構成ファイルが必要です。そのファイルは、それぞれのホストにインストールするか、NFS で共有します。