意思決定の内容

インストールの計画を行う前に、次の項目について決定する必要があります。

• N1 Grid Engine 6.1 ソフトウェアを実行するネットワークコンピュータホストのシステムが単一のクラスタであるかサブクラスタの集合であるか。なお、このサブクラスタを「セル」と呼びます。セルを利用すると、Grid Engine ソフトウェアをインスタンスごとに個別にインストールしながら、すべてのインスタンスにバイナリファイルを共有させることができます。

• Grid Engine システムホストになるマシン。各マシンのホストタイプ (マスターホスト、シャドウマスターホスト、管理ホスト、発行ホスト 、実行ホスト)、またはその組み合わせを決定します。

• Grid Engine システムの全ユーザーに、すべての発行ホストと実行ホスト上で同じユーザー名を共有させるかどうか。

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  注 –

  Windows がオペレーティングシステムとして動作しているホストでは、マスターホストまたはシャドウマスターホストを選択することはできません。

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• Grid Engine ソフトウェアディレクトリの並び順。たとえば、各ワークステーション上で完全なディレクトリツリーを編成する方法、クロスマウントディレクトリを編成する方法、一部のワークステーション上で部分ディレクトリツリーを編成する方法があります。Grid Engine ソフトウェアのインストールディレクトリ sge-root も決定する必要があります。

• サイトの待ち行列構造。

• ネットワークサービスを NIS ファイルに定義するか、個々のワークステーションのローカルサービスとして /etc/services に定義するか。

• インストールワークシートの内容。この章の情報を基に、必要な情報を収集します。