Sun Java Web コンソールがシステムで使用可能かどうかを確認します。Solaris 10 ソフトウェアおよび Solaris 9 の新しいバージョンの場合は、通常は使用可能になっています。
確認するには、root になり、次のコマンドを実行します。
# smcwebserver -V Version 2.2.1 |
N1 Grid Engine 6.1 ソフトウェア用の ARCo には Sun Java Web Console 2.2. x が必要です。
N1 Grid Engine 6.1 ソフトウェア用の ARCo は Sun Java Web Console 3.0 以降をサポートしていません。
コンソールをインストールする必要がある場合は、一時ディレクトリに Web コンソールパッケージを抽出します。
# cd /tmp # umask 022 # mkdir swc # cd swc |
次のコマンドを 1 行で入力します。xvf と tar ファイルのパスの間には空白文字を 1 つ入力します。
# tar xvf cdrom_mount_point/N1_Grid_Engine_6_1/SunWebConsole/tar/swc_sparc_2.2.1.tar |
パスワードファイルまたは NIS パスワードマップにユーザー noaccess およびグループ noaccess が存在しない場合、次のように入力して追加します。
# groupadd -g 60002 noaccess # useradd -u 60002 -g 60002 -d /tmp -s /bin/sh -c "No Access User" noaccess |
オペレーティングシステムによっては、/bin/csh をデフォルトシェルとして使用すると、インストールが失敗する場合があります。ARCo がインストールされず、エラーメッセージ「Server not started! No management applications registered」が表示される場合は、 noaccess のデフォルトシェルとして /bin/sh を設定してみてください。
SuSE 9.0 を実行している場合は、各 /etc/rc#.d ディレクトリのシンボリックリンクを作成します。
# ln -s /etc/rc.d/rc0.d /etc/rc0.d # ln -s /etc/rc.d/rc1.d /etc/rc1.d # ln -s /etc/rc.d/rc2.d /etc/rc2.d |
Sun Java Web コンソールの設定スクリプト setup を実行します。
# ./setup -n <....> Installation complete. Starting Sun(TM) Web Console Version 2.2.1... See /var/log/webconsole/console_debug_log for server logging information |
Web コンソールがインストールされましたが、ARCo コンソールのインストールが完了するまで、Web コンソールは起動されません。コンソールのインストール後は、次のコマンドを使用してコンソールをいつでも停止、起動、または再起動できます。
# /usr/sadm/bin/smcwebserver start # /usr/sadm/bin/smcwebserver stop # /usr/sadm/bin/smcwebserver restart |