Sun N1 Grid Engine 6.1 インストールガイド

IPMP を使用する Grid Engine マスターノードのインストール

この問題の修正には、2 つの方法が使用できます。1 つは、インストール中にエラーメッセージを無視する方法です。この方法はオペレーティングシステムに依存します (MS Windows を除く)。もう 1 つは、マシンのホスト名に関連付けられているインタフェース上の IPMP を一時的に使用不可にする方法です。この方法は、Solaris 8 以降のオペレーティングシステムでのみ有効です。

    エラーメッセージを無視する方法を次に示します。

  1. デーモンの起動中、エラーメッセージを無視して inst_sge -m コマンドを実行します。

  2. /etc/init.d/sgemaster stop および /etc/init.d/sgemaster stop コマンドで、デーモンを停止します。ネットワークエラーによってデーモンの停止に失敗した場合は、kill -9 コマンドを使用してデーモンを終了する必要があります。停止に失敗したデーモンは、ps -e | grep sge_ コマンドを使用して確認できます。

  3. host_aliases ファイルを $SGE_ROOT/$SGE_CELL/common ディレクトリにインストールします。

  4. /etc/init.d/sgemaster start および /etc/init.d/sgeexecd start コマンドを使用して、デーモンを再起動します。

一時的に使用不可にする方法を次に示します。

  1. マシンのホスト名に関連付けられているインタフェースを確認します。

  2. ifconfig <<interface>> | grep groupname コマンドを使用して、インタフェースで IPMP が使用可能になっていることを確認します。

  3. グループ名をメモします。

  4. ifconfig <<interface>> group "" コマンドで、IPMP を使用不可にします。

  5. Grid Engine マスターノードをインストールします。

  6. host_aliases ファイルを $SGE_ROOT/$SGE_CELL/common ディレクトリにインストールします。

  7. /etc/init.d/rcsge start コマンドを使用して、デーモンを再起動します。

  8. ifconfig <<interface>> group <<IPMP group>> コマンドを使用して、IPMP を使用可能にします。