システムに応じた MySQL ソフトウェアを、http://www.mysql.com からダウンロードします。
UNIX システムでの標準インストールディレクトリは /usr/local/mysql です。これとは異なるディレクトリにソフトウェアをインストールするには、パッケージに付属するスクリプトを変更する必要があります。
ARCo は Java Web ベースのアプリケーションであり、JDBC コールを MySQL データベースで使用されるネットワークプロトコルに変換するために、 JavaTM データベース接続 (JDBCTM) ドライバが必要です。JDBC ドライバは http://www.mysql.com/products/connector からダウンロードできます。
インストールディレクトリから mysql へのシンボリックリンクを作成します。
# ln -s $installation_directory/mysql-standard-5.0.26-solaris10-i386 mysql |
mysql ディレクトリには、いくつかのファイルとサブディレクトリがあります。
bin サブディレクトリには、クライアントプログラムとサーバーがあります。
MySQL サーバーおよびサーバー起動スクリプト。
mysqld は MySQL サーバーです。
mysqld_safe、mysql.server、および mysqld_multi はサーバー起動スクリプトです。
mysql_install_db では、データディレクトリと初期データベースが初期化されます。
mysqlmanager は MySQL インスタンスマネージャーです。
サーバーにアクセスするクライアントプログラム。
mysql は、SQL 文を対話的またはバッチモードで実行するためのコマンド行クライアントです。
mysqladmin は管理用クライアントです。
mysqlcheck では、テーブルの保守動作が実行されます。
mysqldump および mysqlhotcopy では、データベースのバックアップが作成されます。
mysqlimport では、データベースファイルがインポートされます。
mysqlshow では、データベースとテーブルに関する情報が表示されます。
サーバーから独立して動作するユーティリティープログラム。
myisamchk では、テーブルの保守動作が実行されます。
myisampack では、圧縮された読み取り専用のテーブルが作成されます。
mysqlbinlog は、バイナリのログファイルを処理するためのツールです。
perror では、エラーコードの意味が表示されます。
scripts サブディレクトリには、サーバーのアクセス権が格納された付与テーブルを含んだ mysql データベースの初期化に使用される mysql_install_db スクリプトがあります。
mysqld のログインユーザーとグループを追加します。
# groupadd mysql # useradd -g mysql mysql |
プログラムのバイナリの所有者を root に変更し、データディレクトリの所有者は mysqld の実行に使用するユーザーにします。
# chown -R root . # chown -R mysql data # chgrp -R mysql . |
MySQL の付与テーブルを作成します。
# scripts/mysql_install_db --user=mysql |
MySQL サーバーを起動します。
# bin/mysqld_safe --user=mysql & |
root のパスワードを指定します。
# ./bin/mysqladmin -u root password 'new-password' # ./bin/mysqladmin -u root -h ${hostname} password 'new-password' |
起動時に MySQL サーバーを開始するには、support-files/mysql.server を /etc/init.d にコピーし、 /etc/rc3.d/S99mysql と /etc/rc0.d/K01mysql にリンクします。MySQL が /usr/local/mysql にインストールされていない場合は、ファイルを編集して basedir および datadir 変数を変更してください。
このディレクトリの完全パス名を PATH 環境変数に追加し、シェルが MySQL プログラムを正しく検索できるようにしてください。