適切なオプションを指定して次のコマンドを入力してください。
# qsub options arguments |
チェックポイント設定ジョブの発行は、qsub -ckpt および qsub -c コマンドを除いて通常のバッチスクリプト同様に行われます。これらのコマンドには、チェックポイント設定メカニズムが必要です。これらのコマンドは、ジョブに対してチェックポイントを設定しなければならない場面も定義します。
-ckpt オプションでは、使用するチェックポイント設定環境の名前を示す引数が使用されます。『Sun N1 Grid Engine 6.1 管理ガイド』の「チェックポイント設定環境の構成」を参照してください。
-c オプションは必要ありません。-c でも 1 つの引数が使用されます。チェックポイント設定環境構成の when パラメータの定義を無効にする場合は、-c オプションを使用してください。詳細は、checkpoint(5) のマニュアルページを参照してください。
-c オプションの引数は、次の 1 文字のいずれか、またはこれらの組み合わせです。引数は時間値の場合もあります。
n – チェックポイントは設定されません。 n は最優先されます。
s – ジョブホストの sge_execd が停止された場合のみ、チェックポイントを設定します。
m – 対応するキュー構成で定義される最小 CPU 間隔でチェックポイントが設定されます。queue_conf (5) のマニュアルページの min_cpu_interval パラメータを参照してください。
x –ジョブが一時停止されると、チェックポイントが設定されます。
interval – チェックポイントは指定された間隔で設定されますが、この頻度は min_cpu_interval より少なくなります。時間値は、hh:mm:ss のように指定してください。この書式では、コロンで区切られた 2 桁の時間、分および秒を指定します。
チェックポイント設定ジョブの監視は、通常のジョブの監視とは異なります。チェックポイント設定ジョブは適宜移行できます。したがって、チェックポイント設定ジョブは 1 つのキューと結合しているわけではありません。ただし、一意のジョブ識別番号とジョブ名は変わりません。
チェックポイント設定ジョブの削除は、「コマンド行からのジョブの監視と制御」の説明どおりに行われます。