Sun N1 Grid Engine 6.1 ユーザーズガイド

QMON のカスタマイズ

QMON の使用感の大部分は、特別に設計されたリソースファイルに定義されます。適切なデフォルトが sge-root/qmon/Qmon に編集されています。なおここには、 サンプルリソースファイルも含まれています。

クラスタ管理では、次のいずれかを行うことができます。

実際の環境でこのどれかが当てはまるかどうかは、管理者にお問い合わせください。

さらに、ユーザーは個人的な環境設定も行うことができます。ユーザーは、Qmon ファイルも変更できます。Qmon ファイルは、ホームディレクトリや個人用の XAPPLRESDIR 検索パスが指す場所へ移動できます。またユーザーは、必要なリソース定義を個人用の .Xdefaults または .Xresources ファイルに保存することもできます。さらに、個人用の Qmon リソースファイルを xrdb コマンドによってインストールすることもできます。xrdb コマンドは、動作中に使用できます。また、.xinitrc リソースファイルなどの X11 環境の起動時に xrdb を使用することもできます。

カスタマイズ可能な設定の詳細は、サンプル Qmon ファイルのコメント行を参照してください。

「Job Customize」ダイアログボックスおよび「Queue Customize」ダイアログボックスを使用して、qmon をカスタマイズすることもできます。これらのダイアログボックスは、「「Job Control」ディスプレイのカスタマイズ」「クラスタキューおよびキューインスタンスのフィルタリング」に示されています。両方のダイアログボックスでは、「Save」ボタンを使用してフィルタリング定義と表示定義をホームディレクトリの .qmon_preferences ファイルに保存できます。QMON の再起動時にはこのファイルが読み込まれ、QMON は以前に定義された動作を再度有効にすることができます。