Sun N1 Grid Engine 6.1 ソフトウェア配布の構成要素は、次のとおりです。
Grid Engine ソフトウェアバイナリパッケージ - すべてのデーモン、クライアントプログラム、およびライブラリが入っています。使用する予定のオペレーティングシステムのアーキテクチャーごとに、対応するバイナリパッケージを読み込んでインストールします。
Grid Engine ソフトウェア共通パッケージ - インストールスクリプトなど、アーキテクチャーに依存しないユーティリティーが入っています。
アカウンティングおよびレポートコンソール (ARCo) ソフトウェア (オプション) - 次の 3 つのパッケージから構成されます。
Sun Java Web Console パッケージ - Web コンソールサーバーを実行する予定のオペレーティングシステムのアーキテクチャーごとに、対応するパッケージを選択します。
Sun Java Web Console 2.2.6 ソフトウェアは、Sun Web サイト http://www.sun.com/download/products.xml?id=461d58be からダウンロードすることもできます。
dbwriter パッケージ - Java で作成されているため、1 つのバージョンでのみ使用できます。
ARCo モジュールパッケージ - サポートされる各種アーキテクチャー間で利用できます。
ARCo を操作するには、PostgreSQL 、MySQL、または Oracle データベースサーバーも設定しなければなりません。PostgreSQL 、MySQL、および Oracle は、Sun N1 Grid Engine 6.1 ソフトウェア配布に含まれません。詳細は、『Sun N1 Grid Engine 6.1 インストールガイド』の第 8 章「アカウンティングおよびレポートコンソールのインストール」を参照してください。
Sun N1 Grid Engine 6.1 ソフトウェア配布キットのディレクトリ階層は、次のとおりです (トップレベルのみ)。
3rd_party – フリーウェア、パブリックドメイン、およびパブリックライセンスソフトウェアに関する情報
bin – Grid Engine ソフトウェアの実行可能ファイル
catman – admin コマンドと user コマンドに分類されたオンラインマニュアルページ
ckpt – サンプルのチェックポイント設定の構成
dbwriter – アカウンティングおよびレポートコンソールで使用される DbWriter ソフトウェア
dtrace – Solaris 10 用の DTrace ベースの監視ユーティリティー
examples – サンプルのスクリプトファイル、構成ファイル、およびアプリケーションプログラム
include – DRMAA ヘッダーファイル
lib – 必須の共有ライブラリおよび DRMAA JavaTM バインディング jar ファイル
man – nroff 形式のオンラインマニュアルページ
mpi – MPI メッセージ受け渡しシステム用の並列環境インタフェースのサンプル
pvm – PVM メッセージ受け渡しシステム用の並列環境インタフェースのサンプル
qmon – QMON グラフィカルユーザーインタフェース用のピックスマップ、リソース、およびヘルプファイル
reporting – アカウンティングおよびレポートコンソールソフトウェア
util – インストール作業用のユーティリティーシェル手続きと Grid Engine システムの停止スクリプトと起動スクリプトのテンプレート
utilbin – 主にインストール中に必要とされるユーティリティープログラム