パフォーマンス上の理由から、qstat -u オプションのデフォルト動作が変更されました。N1 Grid Engine 6.1 より前のバージョンでは、-u オプションなしの qstat コマンドはすべてのユーザーのジョブを出力していました。N1 Grid Engine 6.1 からは、-u オプションなしの qstat コマンドは、 qstat を実行したユーザーのジョブのみ出力します。
クラスタ全体で前の qstat の動作を有効にするには、クラスタ全体に対する $SGE_ROOT/$SGE_CELL/common/sge_qstat ファイルに管理者が -u * を追加します。ユーザー単位で前の qstat の動作を有効にするには、ユーザー専用のファイル $HOME/.sge_qstat にユーザーが -u * を追加します。
Sun N1 Grid Engine 6.1 リリースでは、次のオペレーティングシステムのサポートは廃止されました。
Solaris 7 (SPARC プラットフォーム版)
Solaris 8 (x86 プラットフォーム版)
IBM AIX 4.3
PowerPC (PPC) プラットフォームの Apple MacOS X 10.2 (Jaguar) および 10.3 (Panther)
また、Sun N1 Grid Engine 6.1 ソフトウェアは、Sun Control Station 用 Grid Engine Management Module (GEMM) をサポートしていません。