この節では、Sun Management Center のインストールによって変更されるシステムファイルについて説明するとともに、オペレーティングシステムのパッチの概要を述べます。
Sun Management Center ソフトウェアのインストールプログラムは、マシン上のローカルファイル /etc/group にグループ esadm、esdomadm、および esops を追加します。Sun Management Center サーバーがインストールされているマシンでは、/etc/group 内にデータベースグループ smcdbg 用のグループエントリが作成されます。
Sun Management Center のセットアップ時に管理者として指定されるユーザーは、esadm グループと esdomadm グループに追加されます。たとえば、スーパーユーザーアカウントを Sun Management Center 管理者として指定すると、インストールプログラムは /etc/group に次の行を追加します。
smcdbg::98194049: esadm::1000:root esdomadm::1001:root esops::1002:
Sun Management Center ソフトウェアのインストールでは、/etc/passwd ファイルにユーザー smcdbu が追加されます。ユーザーアカウント smcdbu は、Sun Management Center サーバーレイヤーのデータベースを実行するために必要なものです。
/var/opt/SUNWsymon/cfg/esusers ファイルは、権限を持つ Sun Management Center ユーザーを定義するために使用されます。詳細は、「ユーザー、グループ、および役割の概要」を参照してください。