Sun Management Center 4.0 インストールと構成ガイド

ProcedureJumpStart インストールサーバーとプロファイルディレクトリを作成する

  1. JumpStart インストールサーバーと Solaris オペレーティング環境のイメージを作成します。

    1. JumpStart インストールサーバーとして使用するマシンに root としてログインします。

    2. Solaris installation CD 1 of 2 を CD-ROM ドライブに挿入します。

    3. CD-ROM の Tools ディレクトリに移動します。


      # cd /DiskMountDir/Solaris_2.8/Tools
      
    4. Solaris オペレーティング環境のインストールイメージを作成します。

      ./setup_install_server /install-server-directory コマンドを入力します。ここで、install-server-directory はインストールイメージを提供するときに使用す るディレクトリです。次に例を示します。


       
      # ./setup_install_server /export/home/JumpStart/Solaris_9 
      Verifying target directory... 
      Calculating the required disk space for the Solaris_9 product
      Copying the CD image to disk...
      Install Server setup complete
    5. (省略可能) Solaris オペレーティング環境の補助製品を JumpStart インストールサーバーに追加します。

      Solaris installation CD 2 of 2 を CD-ROM ドライブに挿入し、CD-ROM の Tools ディレクトリに移動します。

      ./add_to_install_server /install-server-directory コマンドを入力します。ここで、install-server-directory はインストールイメージを提供するときに使用するディレクトリです。次に例を示します。


      # cd /DiskMountDir/s0/Solaris_9/Tools
      # ./add_to_install_server /export/home/JumpStart/Solaris_9
      
  2. JumpStart プロファイルディレクトリをサーバー上に作成します。


    # mkdir /export/home/JumpStart/jumpstart
    
  3. Solaris installation CD 1 of 2 を CD-ROM ドライブに挿入します。

  4. CD-ROM のディレクトリ Solaris_2.8/Misc/jumpstart_sample から JumpStart プロファイルディレクトリの /export/home/JumpStart/jumpstart に JumpStart のサンプルをコピーします。次に例を示します。


    # cd /DiskMountDir/s0/Solaris_2.8/Misc
    # cp -r jumpstart_sample/* /export/home/JumpStart/jumpstart
    
  5. NFS デーモン mountd を停止します。


    # /etc/init.d/nfs.server stop
    
  6. JumpStart ディレクトリを NFS 共有にします。

    インストールクライアントが JumpStart サーバー上のファイルにアクセスできるようにするには、JumpStart ディレクトリを NFS 共有にする必要があります。 /etc/dfs/dfstab ファイルに次の行を追加し、保存して閉じます。

    share -F nfs -o ro,anon=0 /export/home/JumpStart

  7. NFS デーモン mountd を起動します。


    # /etc/init.d/nfs.server start