Sun Management Center 4.0 インストールと構成ガイド

Sun Management Center 検証ツール

Sun Management Center 検証ツール es-validate は、システムにこのソフトウェアがインストールされたあとでインストール情報とセットアップ情報のチェックと検証を行うためのツールです。このツールは、任意のベースコンポーネントレイヤーをインストールする際に自動的にインストールされます。

es-validate を実行すると、指定したパラメータに応じて次の情報が表示されます。

この検証ツールは、次に示すようにシステムの機能面もチェックします。

es-validate のオプション

es-validate コマンドの構文は次のとおりです。

es-validate [-s server [-r serverport] [-u user-name [-p password ]]] [-a agenthost [-b agentport] [-d]] [-c] [-o outfile]

次の表は、es-validate のパラメータの説明です。

表 7–1 es-validate のオプション

オプション 

パラメータ 

説明 

-a 

agenthost

エージェントホストマシン agenthost との接続性をチェックします。

-b 

agentport

agentport に関連付けられた SNMP ポート番号。

-c 

 

-s オプションで指定された Sun Management Center サーバーのコンテキスト内に存在するすべてのエージェントを表示する

-d 

 

agenthost 上のエージェントのバージョン番号を表示します。

-o 

outfile

es-validate の出力をファイル outfile に保存します。outfile は、絶対パスで指定する必要があります。デフォルトでは /tmp 内に不規則な名前でファイルが作成されます。

-p 

password

-uuser-nameのパスワード。このパラメータを指定せずに、-uuser-name だけ指定すると、パスワードの入力が求められます。

-r 

serverport

Sun Management Center RMI ポート番号。このパラメータを指定しないと、ポート 2099 が使用されます。 

-s 

server

Sun Management Center サーバーホスト名。このパラメータを指定しないと、現在のホストが使用されます。 

-u 

user-name

Sun Management Center サーバーとの接続に使用されるユーザー名。-u user-name はログインチェックに必須のパラメータです。