Sun Management Center 4.0 インストールと構成ガイド

ネットワークアドレス変換サポートの有効化

ネットワークでネットワークアドレス変換 (NAT) が使用されている場合は、Sun Management Center 4.0 をインストールしてセットアップしたあとで NAT サポートを有効にする必要があります。次に示す手順でネットワーク内のサーバー、エージェント、およびコンソールマシンごとに NAT サポートを有効にするまで、Sun Management Center は起動できません。NAT に関する詳細は、付録 D 「ネットワークアドレス変換 (NAT)」を参照してください。

次の手順は、Sun Management Center サーバーがデフォルトのディレクトリ /opt にインストールされていることを前提にしています。別のディレクトリにインストールした場合は、/opt の部分をそのディレクトリ名に置き換えてください。

ProcedureNAT サポートを有効にする

  1. ネットワークアドレス変換 (NAT) サポートを有効にするマシンに、root としてログインします。

  2. /opt/SUNWsymon/sbin/es-config -n と入力します。

    es-config は、Sun Management Center プロセスをすべて停止します。プロセスの停止後、Sun Management Center コンポーネントに現在割り当てられているポート番号が表示されます。

    マシンのホスト名を指定するように求められます。マシン名が表示されます。

  3. マシンのホスト名を指定します。

    • NAT 用に Sun Management Center サーバーマシンを構成する場合は、Return キーを押します。

    • Sun Management Center エージェントまたはコンソールマシンを構成する場合は、Sun Management Center サーバーの名前を入力して、Return キーを押します。


    注 –

    マシンにインストールされている Sun Management Center 4.0 コンポーネントに応じて、1 つまたは複数の情報メッセージが表示されます。


    そのマシンでネットワークアドレス変換 (NAT) サポートが有効になったことを示すメッセージが表示されます。Sun Management Center コンポーネントを起動するかどうか問い合わせがあります。

  4. Sun Management Center 4.0 を起動するかどうかを決定します。


    注意 – 注意 –

    ネットワークアドレス変換 (NAT) を使用するネットワーク内のすべてのマシンで NAT サポートを有効にするまで、Sun Management Center は起動しないでください。各マシンで NAT サポートが有効になっていない場合、Sun Management Center エージェントは動作しません。


    Sun Management Center コンポーネントを起動する場合は y、コンポーネントを起動しない場合は n と入力します。