Sun Management Center 4.0 インストールと構成ガイド

登録トラップの構成

エージェントは、ユーザーが指定する間隔で登録トラップに送信するように構成できます。パラメータ agentRegisterHoldOff は、最初の登録トラップを送信するときの初期遅延を制御します。デフォルトでは、このパラメータの値は 90 秒です。このパラメータの値を変更するには、ファイル /var/opt/SUNWsymon/cfg/domain-config.x を編集します。たとえば、この値を 120 秒に設定するには、上記ファイルで次のように入力します。


agent = { 
agentServer = <myHostname>   
	..                 
	agentRegisterHoldOff = 120   
}

このパラメータの値は、最小 60 秒から最大 300 秒の範囲にします。

パラメータ agentRegisterRetry は、なんらかの理由で初期トラップが失われ、構成サーバーが受信できなかった場合に、エージェント登録トラップを再送信するときの間隔を制御します。デフォルトでは、このパラメータの値は 300 秒です。登録トラップが失われた場合、エージェントは構成サーバーが受信するまで、この間隔で登録トラップを再送信します。

このパラメータの値は 300 秒から 900 秒までの間である必要があります。たとえば、この値を 450 秒に設定するには、上記ファイルで次のように入力します。


agent = { 
 agentServer = <myHostname>      
	 ..                 
	 agentRegisterRetry = 450         
} 

最小値より小さい値が指定された場合は、最小値 (300 秒) が使用されます。最大値より大きい値が指定された場合は、最大値 (900 秒) が使用されます。値を指定しなかった場合、システムは 300 秒 (デフォルト値) が使用されます。