Sun Management Center 4.0 では、Solaris stclient インタフェースを使用することで、独自のサービスタグが登録されます。製品名、製品バージョン、アーキテクチャー、ゾーン名 (ある場合) などの情報が登録されます。また、一意の製品識別子情報がサービスタグレジストリに挿入されます。Sun では、この情報を使用して製品を識別します。ただし、ホスト名やハードウェアなどの機密情報は挿入されません。
Sun Management Center では、情報が挿入されるだけです。この情報は、Sun Connection 製品の Product Client Registration メカニズムを使用して、Sun に送り返すことができます。この情報は、いかなる形式でも、Sun Management Center によって自動的に Sun に送り返されることはありません。
Sun Management Center を起動すると、次の作業が実行されます。
エージェントとサーバーのどちらの登録であるかを確認する。
エージェントだけのインストールの場合、サーバーの一意のリソース識別子をインストールレジストリファイルから取り出す。
サーバーホストの stclient レジストリファイルにエージェントを登録する。この親子関係のマッピングにより、Sun Microsystems Incorporation (SMI) の中央サーバーまたは登録タグの中央リポジトリで、登録された特定の Sun Management Center サーバーが管理しているノード数を判断できます。
Solaris 8、9、および 10 の各バージョンでは、サービスタグは Solaris パッケージとして提供されています。Solaris オペレーティングシステムのサービスタグは、http://www.sun.com/download/ からダウンロードできます。各 Solaris パッケージを次に示します。
Solaris 10 x86: SUNWservicetagr SUNWservicetagu
Solaris 10 SPARC: SUNWservicetagr SUNWservicetagu
Solaris 9 SPARC: SUNWstr
Solaris 8 SPARC: SUNWstr