NAT の基本構成は、NAT の両サイドに 単一のサーバーコンテキストを導入したシングル NAT 環境です。
この図は、192.168.0.0 ネットワークに導入されたコンソール、サーバーレイヤー、およびエージェントを示しています。コンソール 1 つとエージェント 3 つは、NAT の背後の 192.168.1.0 ネットワークに導入されています。エージェント (リモートエージェントを含む) はすべて、Host B 上のサーバーレイヤーによって管理されるサーバーコンテキストの一部です。
Sun Management Center は、これらのコンポーネントがホスト名論理アドレス指定モードで動作するように構成されることを前提とします。このため、エージェントはすべて Host B をそれらのトラップ先およびイベント先として構成されます。
この構成をサポートするには、図 D–2 に示されたネットワークホストと NAT マップが揃っていなければなりません。Host E、F、および G 上の 3 つの遠隔エージェントに対するアクセスは、静的な NAT マッピングを使用して 192.168.0.0 ネットワークから行えます。Host E、F、および G の論理識別子は 192.168.0.0 ネットワーク内で有効な IP アドレスに変換できるものでなければなりません。このステップは、192.168.0.0 ネットワーク内で Host E、F、および G のホストマッピングを行うことで達成されます。
リモートエージェントが Host B をトラップ先およびイベント先として指定できるようにするには、192.168.1.0 ネットワークホストマップで Host B のホストマップエントリを指定します。