この節では、Directory Server Enterprise Edition コンポーネント製品のインストールに必要な特権および資格について説明します。
Java Enterprise System ネイティブパッケージベースの配布から Directory Server、Directory Proxy Server、または Directory Service Control Center をインストールするには、次の特権が必要です。
Solaris、Red Hat、および SuSE システムでは、 root 特権でインストールを行う必要があります。
Windows システムでは、Administrator 特権でインストールを行う必要があります。
ZIP 形式の配布パッケージから Directory Server、Directory Proxy Server、および Directory Server Resource Kit をインストールする場合には、特別な特権は必要ありません。
詳細については、『Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.2 Installation Guide』の「Directory Server Enterprise Edition Software Distributions」を参照してください。
Directory Server Enterprise Edition 6.2 のパッチを適用する前に、次の点を考慮する必要があります。
ネイティブパッケージベースの配布の場合。DSEE 6.2 のパッチを適用する前に、すべての Directory Server および Directory Proxy Server インスタンス (DSCC レジストリを含む) を停止する必要があります。
サーバーインスタンスを停止せずにパッチを適用すると、次回再起動時にインスタンスがクラッシュする可能性があります。
ローカライズ版のコンソールを使用するには、Directory Server Enterprise Edition 6.2 のローカライズ版のパッチの前に Directory Server Enterprise Edition 6.2 パッチを適用してください。さらに、次に示すコマンドを指定された順序で実行します。
# dsccsetup console-unreg # dsccsetup console-reg |
zip ベースの配布の場合。DSEE 6.2 の ZIP 形式の配布を DSEE 6.0 および 6.1 の ZIP インストール環境に適用する前に、すべてのDirectory Server および Directory Proxy Server インスタンスを停止する必要があります。このチェックは dsee_deploy コマンドそのものによって実行されますが、Windows 2000 では動作しません。
サーバーインスタンスを停止せずにパッチを適用すると、次回再起動時にインスタンスがクラッシュする可能性があります。
パッチを適用して Directory Server Enterprise Edition をアップグレードしたあとは、次のコマンドを実行して Sun Web Console を再起動します。
# smcwebserver restart |
Identity Synchronization for Windows をインストールするには、次のコンポーネントに対する資格情報を用意する必要があります。
設定 Directory Server。
同期対象の Directory Server。
Active Directory。
詳細については、『Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.2 Installation Guide』の「Installing Core」を参照してください。
加えて、Identity Synchronization for Windows をインストールするには次の特権が必要です。
Solaris および Red Hat システムでは、root 特権でインストールを行う必要があります。
Windows システムでは、Administrator 特権でインストールを行う必要があります。
テキストベースのインストーラを使用してパスワードを入力するとき、パスワードはプログラムによって自動的にマスクされ、そのまま画面に表示されることはありません。テキストベースのインストーラは Solaris および Red Hat システムでのみサポートされています。