Directory Server、Directory Proxy Server、および Directory Server Resource Kit は、同じオペレーティングシステム要件を共有しています。これらのソフトウェアコンポーネントは、次の表に示されているバージョンの各種オペレーティングシステム上で動作します。一部のオペレーティングシステムでは、次の表に示されている追加のサービスパックまたはパッチが必要な場合があります。
オペレーティングシステム |
サポートされる OS バージョン |
必要な追加ソフトウェア |
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SolarisTM オペレーティングシステム |
Solaris 10 オペレーティングシステム (SPARC®、x86、および AMD x64 アーキテクチャー) |
パッチ: |
Solaris 9 オペレーティングシステム (SPARC および x86 アーキテクチャー) |
パッチ: |
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Red Hat Linux (64 ビット Red Hat システムでは、Directory Server は 32 ビットモードで動作する) |
Red Hat Advanced Server 3.0 U4 (x86 および AMD x64) |
追加のソフトウェアは必要ありません。 |
Red Hat Advanced Server 4.0 U2 (x86 および AMD x64) |
次の互換性ライブラリを推奨: compat-gcc-32-3.2.3-47.3.i386.rpm compat-gcc-32-c++-3.2.3-47.3.i386.rpm 次の互換性ライブラリが必要: compat-libstdc++-33-3.2.3-47.3.rpm 64 ビットシステム上で Red Hat を実行している場合でも 32 ビットシステムライブラリをインストールします。 これらの互換性ライブラリは、Red Hat メディアまたは https://www.redhat.com/rhn/rhndetails/update/ から入手できます。 |
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SuSE (64 ビット SuSE システムでは、Directory Server は 32 ビットモードで動作する) |
SuSE Linux Enterprise Server 9 (x86 および AMD x64) |
Service Pack 3 |
Microsoft Windows (64 ビット Windows システムでは、Directory Server は 32 ビットモードで動作する) |
Windows 2000 Server |
Service Pack 4 |
Windows 2000 Advanced Server |
Service Pack 4 |
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Windows Server 2003 Standard Edition |
Service Pack 1 |
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Windows Server 2003 Enterprise Edition |
Service Pack 1 |
Directory Server Enterprise Edition 6.2 は HP-UX をサポートしていません。ただし、将来的には HP-UX のサポートも計画されています。
SuSE Linux Enterprise Server に Directory Server Enterprise Edition 6.2 をインストールする前に、次の指示を確認する必要があります。
SuSE Linux, では、Directory Server および Directory Proxy Server のみがサポートされます。このサポートは、ZIP 形式の配布パッケージでのみ提供されます。
SuSE Linux では、root 特権でインストールしなければ、DSCC を使用してサーバーをリモートから管理できません。
プラグイン可能認証モジュール (PAM) ライブラリのパッチを適用する必要があります。
パッチが適用されなければ、DSCC は DSCC エージェントを認証できません。
64ビット版の SuSE に pam-32bit-9- yyyymmddhhmm.rpm をインストールする必要があります。
pam-32bit-9- yyyymmddhhmm.rpm がインストールされなければ、cacaoadm start は失敗します。
Linux 用の配布ファイルには、「RedHat」とラベルが付けられていますが、実際には RedHat と SuSE Linux の両方で動作します。
Solaris パッチクラスタを入手すると、ほとんどの個別パッチのダウンロードを回避できます。Solaris パッチクラスタを入手するには、次の手順に従います。
http://sunsolve.sun.com/pub-cgi/show.pl?target=patchpage の SunSolve パッチページにアクセスします。
「推奨パッチクラスタ」リンクをクリックします。
お使いの Solaris OS と Java ES バージョンに対応するパッチクラスタをダウンロードします。
Directory Server Enterprise Edition ソフトウェアの動作確認は、一覧中のオペレーティングシステムの「ベース」、「エンドユーザー」、または「コア」と呼ばれる限定構成ではなく完全インストールを使用して実施しています。
Directory Server は、次のプラットフォームでは 64 ビットモードで動作します。
Solaris SPARC
Solaris 10 AMD x64 システム
Directory Server は、次のプラットフォームでは 32 ビットモードで動作します。
Solaris x86 システム
Solaris 9 AMD x64 システム
Red Hat システム (x86 および AMD x64)
SuSE Linux Enterprise Server 9 SP3 (x86 および AMD x64)
Directory Server と Directory Proxy Server は、Windows NTFS システム上にインストールする必要があります。共通エージェントコンテナは、Windows FAT システム上ではサポートされていません。
SuSE Linux Enterprise Server の /etc/profile.d/ には、インストールされたソフトウェアに応じて適切な環境を自動的に設定する、一連のスクリプトがあります。したがって、コマンドを使用して製品を動作させる前に、次の Java 環境変数を空にリセットする必要があります。
JAVA_BINDIR
JAVA_HOME
JRE_HOME
JAVA_ROOT