Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.2 管理ガイド

Directory Proxy Server の設定の変更

この節では、Directory Proxy Server の設定を変更する方法について説明します。

ProcedureDirectory Proxy Server の設定を変更する

DSCC を使用してこの作業を実行できます。詳細は、「Directory Service Control Center のインタフェース」と DSCC のオンラインヘルプを参照してください。

  1. Directory Proxy Server の現在の設定を調べます。


    $ dpconf get-server-prop -h host -p port
    

    あるいは、1 つまたは複数のプロパティーの現在の設定を確認します。


    $ dpconf get-server-prop -h host -p port property-name ...

    たとえば、このコマンドを実行することで、未認証の操作が許可されているかどうかを調べます。


    $ dpconf get-server-prop -h host -p port allow-unauthenticated-operations
    allow-unauthenticated-operations  :  true
  2. 1 つまたは複数の設定パラメータを変更します。


    $ dpconf set-server-prop -h host -p port property:value ...

    たとえば、このコマンドを実行することで、未認証の操作を許可しないようにします。


    $ dpconf set-server-prop -h host -p port allow-unauthenticated-operations:false

    不正な変更を試みても、変更は行われません。たとえば、allow-unauthenticated-operations パラメータを false ではなく f に設定すると、次のようなエラーが発生します。


    $ dpconf set-server-prop -h host -p port allow-unauthenticated-operations:f
    The value "f" is not a valid value for the property "allow-unauthenticated-operations".
    Allowed property values: BOOLEAN
    The "set-server-prop" operation failed.
  3. 必要に応じて、変更を有効にするために Directory Proxy Server のインスタンスを再起動します。

    Directory Proxy Server の再起動については、「Directory Proxy Server を再起動する」を参照してください。

Directory Proxy Server インスタンスの設定情報の表示

Directory Proxy Server インスタンスの設定を表示するには、「dpconf info」と入力します。


$ dpconf info
インスタンスのパス           :  instance path
ホスト名               :  host
セキュリティー保護された待機アドレス   :  IP address
ポート                    :  port
セキュリティー保護されたポート             :  secure port
SSL サーバー証明書  :  defaultServerCert

Directory Proxy Server を再起動する必要があります。

dpconf info では、「セキュリティー保護された待機アドレス」と「待機アドレス」は、これらのプロパティーがデフォルト以外の値に設定されている場合にのみ表示されます。この出力例では、「待機アドレス」のプロパティーがデフォルト値に設定されているため、この項目は表示されていません。

また、dpconf info では、必要な場合はインスタンスを再起動するようにユーザーに促します。

dpadm info でも Directory Proxy Server インスタンスの設定情報を表示できます。