この節では、Directory Proxy Server の設定を変更する方法について説明します。
DSCC を使用してこの作業を実行できます。詳細は、「Directory Service Control Center のインタフェース」と DSCC のオンラインヘルプを参照してください。
Directory Proxy Server の現在の設定を調べます。
$ dpconf get-server-prop -h host -p port |
あるいは、1 つまたは複数のプロパティーの現在の設定を確認します。
$ dpconf get-server-prop -h host -p port property-name ... |
たとえば、このコマンドを実行することで、未認証の操作が許可されているかどうかを調べます。
$ dpconf get-server-prop -h host -p port allow-unauthenticated-operations allow-unauthenticated-operations : true |
$ dpconf set-server-prop -h host -p port property:value ... |
たとえば、このコマンドを実行することで、未認証の操作を許可しないようにします。
$ dpconf set-server-prop -h host -p port allow-unauthenticated-operations:false |
不正な変更を試みても、変更は行われません。たとえば、allow-unauthenticated-operations パラメータを false ではなく f に設定すると、次のようなエラーが発生します。
$ dpconf set-server-prop -h host -p port allow-unauthenticated-operations:f The value "f" is not a valid value for the property "allow-unauthenticated-operations". Allowed property values: BOOLEAN The "set-server-prop" operation failed. |
必要に応じて、変更を有効にするために Directory Proxy Server のインスタンスを再起動します。
Directory Proxy Server の再起動については、「Directory Proxy Server を再起動する」を参照してください。
Directory Proxy Server インスタンスの設定を表示するには、「dpconf info」と入力します。
$ dpconf info インスタンスのパス : instance path ホスト名 : host セキュリティー保護された待機アドレス : IP address ポート : port セキュリティー保護されたポート : secure port SSL サーバー証明書 : defaultServerCert Directory Proxy Server を再起動する必要があります。 |
dpconf info では、「セキュリティー保護された待機アドレス」と「待機アドレス」は、これらのプロパティーがデフォルト以外の値に設定されている場合にのみ表示されます。この出力例では、「待機アドレス」のプロパティーがデフォルト値に設定されているため、この項目は表示されていません。
また、dpconf info では、必要な場合はインスタンスを再起動するようにユーザーに促します。
dpadm info でも Directory Proxy Server インスタンスの設定情報を表示できます。