Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.2 管理ガイド

Directory Proxy Server インスタンスのバックアップと復元

dpadm を使って Directory Proxy Server をバックアップすると、設定ファイルとサーバー証明書がバックアップされます。Directory Proxy Server の仮想 ACI が実装されている場合は、ACI もバックアップされます。

Directory Proxy Server では、サーバーが正常に起動した場合は常に、conf.ldif ファイルが自動的にバックアップされます。

ProcedureDirectory Proxy Server インスタンスをバックアップする

DSCC を使用してこの作業を実行できます。詳細は、「Directory Service Control Center のインタフェース」と DSCC のオンラインヘルプを参照してください。

  1. Directory Proxy Server のインスタンスを停止します。


    $ dpadm stop instance-path
    
  2. Directory Proxy Server のインスタンスをバックアップします。


    $ dpadm backup instance-path archive-dir
    

    archive-dir ディレクトリは backup コマンドによって作成され、このコマンドを実行する前から存在してはいけません。このディレクトリには、設定ファイルと証明書のそれぞれのバックアップが含まれます。

ProcedureDirectory Proxy Server インスタンスを復元する

DSCC を使用してこの作業を実行できます。詳細は、「Directory Service Control Center のインタフェース」と DSCC のオンラインヘルプを参照してください。

復元操作を開始する前に、Directory Proxy Server インスタンスを作成してください。

  1. Directory Proxy Server のインスタンスを停止します。


    $ dpadm stop instance-path
    
  2. Directory Proxy Server のインスタンスを復元します。


    $ dpadm restore instance-path archive-dir
    
    • インスタンスパスが存在する場合、復元操作はメッセージを表示せずに実行されます。instance-path ディレクトリ内の設定ファイルと証明書は、archive-dir ディレクトリ内のもので置き換えられます。

    • インスタンスパスが存在しない場合、復元操作は失敗します。