LDAP データソースを作成した場合、その LDAP データソースに対して開かれるデフォルトの接続数は 6 で、読み取り操作、バインド操作、および書き込み操作にそれぞれ 2 つずつ使用されます。デフォルトの接続数を確認するには、次のコマンドを入力します。
dpconf get-ldap-data-source-prop src-name num-read-init num-write-init num-bind-init num-bind-init : 2 num-read-init : 2 num-write-init : 2 |
接続数は、トラフィックが増加すると自動的に増やされます。
Directory Proxy Server とバックエンド LDAP サーバーの接続の設定方法については、次の手順を参照してください。
この手順では、バインド操作の接続数を設定します。読み取り操作または書き込み操作の接続数を設定するには、同じ手順を実行しますが bind を read または write に置き換えます。
DSCC を使用してこの作業を実行できます。詳細は、「Directory Service Control Center のインタフェース」と DSCC のオンラインヘルプを参照してください。
バインド操作のための Directory Proxy Server とバックエンド LDAP サーバーの接続数の初期値を設定します。
$ dpconf set-ldap-data-source-prop -h host -p port data-source-name \ num-bind-init:new-value |
バインド操作のための接続の増分を設定します。
増分は、現在の数より多い接続が要求されるたびに追加される接続数です。
$ dpconf set-ldap-data-source-prop -h host -p port data-source-name \ num-bind-incr:new-value |
バインド操作のための接続の最大数を設定します。
この接続の最大数に達すると、それ以上接続を追加できなくなります。
$ dpconf set-ldap-data-source-prop -h host -p port data-source-name \ num-bind-limit:new-value |
DSCC を使用してこの作業を実行できます。詳細は、「Directory Service Control Center のインタフェース」と DSCC のオンラインヘルプを参照してください。
Directory Proxy Server がデータソースに接続し続けることのできる最長時間を設定します。
$ dpconf set-ldap-data-source-prop -h host -p port data-source-name \ connect-timeout:new-value |
たとえば、接続のタイムアウトを 10 ミリ秒に設定します。
$ dpconf set-ldap-data-source-prop -h host1 -p 1389 data-source-name connect-timeout:10 |
DSCC を使用してこの作業を実行できます。詳細は、「Directory Service Control Center のインタフェース」と DSCC のオンラインヘルプを参照してください。