Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.2 管理ガイド

Directory Proxy Server とバックエンド LDAP サーバーの接続の設定

LDAP データソースを作成した場合、その LDAP データソースに対して開かれるデフォルトの接続数は 6 で、読み取り操作、バインド操作、および書き込み操作にそれぞれ 2 つずつ使用されます。デフォルトの接続数を確認するには、次のコマンドを入力します。


dpconf get-ldap-data-source-prop src-name num-read-init num-write-init num-bind-init
num-bind-init   :  2
num-read-init   :  2
num-write-init  :  2

接続数は、トラフィックが増加すると自動的に増やされます。

Directory Proxy Server とバックエンド LDAP サーバーの接続の設定方法については、次の手順を参照してください。

ProcedureDirectory Proxy Server とバックエンド LDAP サーバーの接続の数を設定する


注 –

この手順では、バインド操作の接続数を設定します。読み取り操作または書き込み操作の接続数を設定するには、同じ手順を実行しますが bindread または write に置き換えます。


DSCC を使用してこの作業を実行できます。詳細は、「Directory Service Control Center のインタフェース」と DSCC のオンラインヘルプを参照してください。

  1. バインド操作のための Directory Proxy Server とバックエンド LDAP サーバーの接続数の初期値を設定します。


    $ dpconf set-ldap-data-source-prop -h host -p port data-source-name \
     num-bind-init:new-value
    
  2. バインド操作のための接続の増分を設定します。

    増分は、現在の数より多い接続が要求されるたびに追加される接続数です。


    $ dpconf set-ldap-data-source-prop -h host -p port data-source-name \
     num-bind-incr:new-value
    
  3. バインド操作のための接続の最大数を設定します。

    この接続の最大数に達すると、それ以上接続を追加できなくなります。


    $ dpconf set-ldap-data-source-prop -h host -p port data-source-name \
     num-bind-limit:new-value
    

Procedure接続のタイムアウトを設定する

DSCC を使用してこの作業を実行できます。詳細は、「Directory Service Control Center のインタフェース」と DSCC のオンラインヘルプを参照してください。

  1. Directory Proxy Server がデータソースに接続し続けることのできる最長時間を設定します。


    $ dpconf set-ldap-data-source-prop -h host -p port data-source-name \
     connect-timeout:new-value
    

    たとえば、接続のタイムアウトを 10 ミリ秒に設定します。


    $ dpconf set-ldap-data-source-prop -h host1 -p 1389 data-source-name connect-timeout:10

Procedure接続プール待機タイムアウトを設定する

DSCC を使用してこの作業を実行できます。詳細は、「Directory Service Control Center のインタフェース」と DSCC のオンラインヘルプを参照してください。

  1. Directory Proxy Server が接続プール内の確立された接続を使用できるようになるまで待機できる最長時間を設定します。


    $ dpconf set-server-prop -h host -p port data-source-name \
     connection-pool-wait-timeout:value
    

    たとえば、タイムアウトを 20 秒に設定します。


    $ dpconf set-ldap-data-source-prop -h host1 -p 1389 data-source-name \
     connection-pool-wait-timeout:20000