Directory Proxy Server には、クライアントとの通信のために、セキュリティー保護されたリスナーとセキュリティー保護されていないリスナーがあります。Directory Proxy Server のリスナーについては、『Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.2 Reference』の「Directory Proxy Server Client Listeners」を参照してください。ここでは、リスナーの設定方法について説明します。
この手順では、クライアントと Directory Proxy Server 間のセキュリティー保護されていないリスナーを設定します。セキュリティーが確保されているリスナーを設定するには、手順は同じですが、ldap を ldaps に置き換えます。
DSCC を使用してこの作業を実行できます。詳細は、「Directory Service Control Center のインタフェース」と DSCC のオンラインヘルプを参照してください。 DSCC では、このプロパティーを「パフォーマンス」タブで設定できます。
セキュリティー保護されていないリスナーのプロパティーを表示します。
$ dpconf get-ldap-listener-prop -h host -p port |
セキュリティー保護されていないリスナーのデフォルトプロパティーは、次のとおりです。
connection-idle-timeout : 1h connection-read-data-timeout : 2s connection-write-data-timeout : 1h is-enabled : true listen-address : 0.0.0.0 listen-port : port-number max-connection-queue-size : 128 max-ldap-message-size : unlimited number-of-threads : 2 use-tcp-no-delay : true |
手順 1に一覧表示されているプロパティーの 1 つまたは複数を要件に応じて変更します。
$ dpconf set-ldap-listener-prop -h host -p port property:new-value |
たとえば、host1 で実行されている Directory Proxy Server のインスタンスのセキュリティー保護されていないポートを無効にするには、次のコマンドを実行します。
$ dpconf set-ldap-listener-prop -h host1 -p 1389 is-enabled:false |
非特権ポート番号を使用する場合は、Directory Proxy Server を root として実行する必要があります。
セキュリティー保護されていないポート番号を変更するには、次のコマンドを実行します。
$ dpconf set-ldap-listener-prop -h host -p port listen-port:new-port-number |
必要に応じて、変更を有効にするために Directory Proxy Server のインスタンスを再起動します。
特定のリスナープロパティーの変更には、サーバーの再起動が必要です。サーバーの再起動が必要な場合は、dpconf アラートが表示されます。Directory Proxy Server の再起動については、「Directory Proxy Server を再起動する」を参照してください。