Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.2 管理ガイド

ProcedureJDBC データビューを作成する

DSCC を使用してこの作業を実行することはできません。この手順で説明しているように、コマンド行を使用してください。

  1. リレーショナルデータベース用の JDBC データソースを作成します。


    $ dpconf create-jdbc-data-source -h host -p port -b db-name -B db-url -J driver-url \
    [-J driver-url]... -S driver-class source-name
    

    現在、各 JDBC データビューでサポートされる JDBC データソースは 1 つだけです。つまり、JDBC データソースで負荷分散することはできません。複数の JDBC データソースにアクセスするには、各データソース用にデータビューを作成し、それらをすべて結合データビューに結合します。

    JDBC データソースを作成する場合は、次のプロパティーを設定します。

    db-name

    リレーショナルデータベースの名前。たとえば、payrolldb などです。

    db-url

    データベースへの URL。形式は、jdbc: vendor:driver://dbhost: dbport です。

    db-url には、データベース名が含まれていないため、JDBC データベース URL としては完全ではありません。(データベース名は、db-name プロパティーで指定されます。)

    db-url の末尾には、MySQL、DB2、および Derby データベースの場合は /、Oracle データベースの場合は : を付けてください。

    driver-class

    JDBC ドライバクラス。たとえば、org.hsqldb.jdbcDriver などです。

    driver-url

    JDBC ドライバへのパス。たとえば、file:/// path/to/hsqldb/lib/hsqldb.jar などです。

    driver-url プロパティーは複数値プロパティーです。そのため、driver-url で JDBC ドライバ用の複数の JAR ファイルを設定することにより、各種のプラットフォームで JDBC ソースに接続できます。

  2. JDBC データソースプールを作成します。


    $ dpconf create-jdbc-data-source-pool -h host -p port pool-name
    
  3. JDBC データソースを JDBC データソースプールに接続します。


    $ dpconf attach-jdbc-data-source -h host -p port pool-name source-name
    
  4. JDBC データビューを作成します。


    $ dpconf create-jdbc-data-view -h host -p port view-name pool-name suffix-DN
    
  5. (省略可能) データビューが正常に作成されたことを確認するために、JDBC データビューの一覧を表示します。


    $ dpconf list-jdbc-data-views -h host -p port