Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.2 管理ガイド

セキュリティー保護されていない接続の無効化

サーバーインスタンスが作成されると、デフォルトで LDAP クリアポートとセキュア LDAP ポート (LDAPS) が作成されます。しかし、サーバーが SSL を介してのみ通信するように SSL 以外の通信を無効にする場合もあります。

SSL 接続は、デフォルトの自己署名付き証明書で有効になります。希望する場合は、自分の証明書をインストールできます。サーバーの起動後の証明書の管理と、SSL の無効化の手順については、第 5 章「Directory Server のセキュリティー」を参照してください。証明書、証明書データベース、CA 署名付きサーバー証明書の入手の概要については、『Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.2 Reference』を参照してください。

ProcedureLDAP クリアポートを無効にする

DSCC を使用してこの作業を実行できます。詳細は、「Directory Service Control Center のインタフェース」と DSCC のオンラインヘルプを参照してください。

  1. LDAP クリアポートを無効にします。

    セキュリティー保護されていないポートを無効にするには、LDAP セキュアポートにバインドします。この例は、ホストサーバー host1 上のデフォルトの LDAP セキュアポート 1636 へのバインドを示しています。


    $ dsconf set-server-prop -h host1 -P 1636 ldap-port:disabled
  2. 変更内容を有効にするために、サーバーを再起動します。


    $ dsadm restart /local/ds

    これで、セキュリティー保護されていないポートにバインドすることはできなくなります。