この手順では、クライアント接続とデータソース間のアフィニティーを設定する方法について説明します。
DSCC を使用してこの作業を実行できます。詳細は、「Directory Service Control Center のインタフェース」と DSCC のオンラインヘルプを参照してください。
データソースプールのプロパティーを表示することで、現在の負荷分散アルゴリズムを表示します。
$ dpconf get-ldap-data-source-pool-prop -h host -p port pool-name |
データソースプールのデフォルトプロパティーは、次のとおりです。
client-affinity-policy : write-affinity-after-write client-affinity-timeout : 20s description : - enable-client-affinity : false load-balancing-algorithm : proportional |
次のパラメータは、クライアントアフィニティーを設定します。client-affinity-policy 、client-affinity-timeout、enable-client-affinity 。プロパティーの詳細とそれらの有効な値のリストについては、次のように入力します。
dpconf help-properties ldap-data-source-pool client-affinity-policy \ client-affinity-timeout enable-client-affinity |
プロパティーの詳細は、次のマニュアルページを参照してください。client-affinity-policy(5dpconf)、client-affinity-timeout(5dpconf)、および enable-client-affinity(5dpconf)。
クライアントアフィニティーを有効にします。
$ dpconf set-ldap-data-source-pool-prop -h host -p port pool-name \ enable-client-affinity:true |
クライアントアフィニティーに対するポリシーを選択します。
$ dpconf set-ldap-data-source-pool-prop -h host -p port pool-name \ client-affinity-policy:selected-policy |
ここで、selected-policy は次のいずれかです。
最初の書き込み要求のあとの書き込み要求に対するアフィニティー
最初の書き込み要求のあとのすべての要求に対するアフィニティー
最初の読み取り要求または書き込み要求のあとのすべての要求に対するアフィニティー
書き込み要求のあとの最初の読み取り要求に対するアフィニティー
クライアントアフィニティーの期間を設定します。
$ dpconf set-ldap-data-source-pool-prop -h host -p port pool-name \ client-affinity-timeout:time-out[unit] |
タイムアウトのデフォルトの unit はミリ秒です。