Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.2 管理ガイド

Procedureヒープメモリーのしきい値を設定する

nsslapd プロセスで使用するヒープメモリーの量を制限する場合は、動的メモリーのフットプリントのしきい値を設定できます。このしきい値は、リソースが共有されているか sparse 状態であるマシン上で Directory Server が実行中の場合に設定することもできます。


注 –

このしきい値は、Solaris および Linux プラットフォームのみに設定できます。


メモリーサイズの設定の詳細は、『Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.2 配備計画ガイド』「Directory Server とメモリー」を参照してください。

DSCC を使用してこの作業を実行することはできません。この手順で説明しているように、コマンド行を使用してください。


注 –

デフォルトでは、heap-high-threshold-size および heap-low-threshold-size プロパティーは undefined に設定されます。


  1. 最大ヒープの高メモリーしきい値を設定します。


    $ dsconf set-server-prop -h host -p port heap-high-threshold-size:value
    

    value は、undefinedか、または G バイト (G)、M バイト (M)、K バイト (k)、バイト (b) のいずれかの単位で表されるメモリーサイズです。マシンでサポートされるサイズを指定してください。

    heap-high-threshold-size に使用する値に関する推奨事項については、server(5dsconf) のマニュアルページを参照してください。

  2. オプションで、最大ヒープ低メモリーしきい値を設定します。


    $ dsconf set-server-prop -h host -p port heap-low-threshold-size:value
    

    value は、undefinedか、または G バイト (G)、M バイト (M)、K バイト (k)、バイト (b) のいずれかの単位で表されるメモリーサイズです。マシンでサポートされるサイズを指定してください。

    heap-low-threshold-size に使用する値に関する推奨事項については、server(5dsconf) のマニュアルページを参照してください。