Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.2 管理ガイド

Procedure確立された接続をテストすることでデータソースを監視する

このタイプの監視では、Directory Proxy Server は、各データソースへの各接続で、定期的な間隔で検索を行います。このようにして Directory Proxy Server では、閉じた接続が検出され、停止しているために接続がドロップすることがないようにします。

DSCC を使用してこの作業を実行できます。詳細は、「Directory Service Control Center のインタフェース」と DSCC のオンラインヘルプを参照してください。

  1. データソースの監視モードを proactive に設定します。


    $ dpconf set-ldap-data-source-prop -h host -p port datasource monitoring-mode:proactive
  2. Directory Proxy Server で実行する、監視する検索要求を設定します。


    $ dpconf set-ldap-data-source-prop -h host -p port datasource \
      monitoring-bind-timeout:timeout monitoring-entry-dn:dn \
      monitoring-search-filter:filter monitoring-entry-timeout:timeout
    

    検索要求では次のプロパティーが使用されます。

    monitoring-bind-timeout

    Directory Proxy Server がデータソースへの接続の確立を待機する時間の長さ。デフォルトでは、このプロパティーの値は 5 秒です。

    monitoring-entry-dn

    検索要求にあるターゲットエントリの DN。デフォルトでは、このプロパティーはルート DSE エントリ ("") です。

    monitoring-search-filter

    検索フィルタ。

    monitoring-entry-timeout

    Directory Proxy Server が検索応答を待機する時間の長さ。デフォルトでは、このプロパティーの値は 5 秒です。

  3. ポーリング間隔を設定します。


    $ dpconf set-ldap-data-source-prop -h host -p port datasource monitoring-interval:interval
    

    接続がダウンすると、Directory Proxy Server が、その復旧を検出するために、この間隔で接続をポーリングします。デフォルトでは、監視間隔は 30 秒です。

  4. 「Directory Proxy Server に対する管理アラートの設定」で説明するように、データベースがオフラインまたはオンラインとして検出された場合に送信されるアラートを設定します。