Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.2 管理ガイド

pwdSafeModifyTRUE の場合のコマンド行からのパスワードの変更

ユーザーのパスワードポリシーの pwdSafeModifyTRUE に設定されている場合、パスワードを変更するには、新しいパスワードと共に古いパスワードを指定する必要があります。コマンド dsconf set-server-prop pwd-safe-modify-enabled:on は、デフォルトのパスワードポリシーと同じ効果を持ちます。

ldappasswd(1) コマンドを使用してパスワードを変更できます。このコマンドは、安全なパスワードの変更をサポートしています。このコマンドは RFC 3062「LDAP Password Modify Extended Operation」を実装します。

ldapmodify(1) コマンドを使用して、パスワードを変更できます。その場合に ldapmodify コマンドに渡す LDIF は次のようにする必要があります。

dn: パスワードを変更するユーザーの DN
changetype: modify
delete: userPassword
userPassword: 古いパスワード
-
add: userPassword
userPassword: 新しいパスワード

さらに、LDAP パスワード変更拡張操作を使用することもできます。拡張操作のサポートの設定については、「パスワード変更拡張操作によりパスワードをリセットする」で説明しています。