ユーザーのパスワードポリシーの pwdSafeModify が TRUE に設定されている場合、パスワードを変更するには、新しいパスワードと共に古いパスワードを指定する必要があります。コマンド dsconf set-server-prop pwd-safe-modify-enabled:on は、デフォルトのパスワードポリシーと同じ効果を持ちます。
ldappasswd(1) コマンドを使用してパスワードを変更できます。このコマンドは、安全なパスワードの変更をサポートしています。このコマンドは RFC 3062「LDAP Password Modify Extended Operation」を実装します。
ldapmodify(1) コマンドを使用して、パスワードを変更できます。その場合に ldapmodify コマンドに渡す LDIF は次のようにする必要があります。
dn: パスワードを変更するユーザーの DN changetype: modify delete: userPassword userPassword: 古いパスワード - add: userPassword userPassword: 新しいパスワード
さらに、LDAP パスワード変更拡張操作を使用することもできます。拡張操作のサポートの設定については、「パスワード変更拡張操作によりパスワードをリセットする」で説明しています。