Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.2 管理ガイド

仮想アクセス制御の追加

LDAP ディレクトリ上のアクセス制御は、ディレクトリ自体で ACI を定義することで処理されます。仮想データビューによってデータソースにアクセスされる場合、これらのデータビューで表示されるデータのみに適用される ACI を定義する必要があります。

Directory Proxy Server を経由するアクセスはすべて、接続ハンドラによって制御されます。接続ハンドラについては、第 25 章「クライアントと Directory Proxy Server の接続」を参照してください。

Procedure匿名アクセスを許可する ACI の追加

  1. ACI を追加します。

    $ ldapadd -v -D "cn=proxy manager" -w password -p 389
    dn: cn=ldifonly-acis,cn=virtual access controls
    objectclass: top
    objectclass: aciSource
    cn: ldifonly-acis
    dpsaci: (targetattr="*")(version 3.0; acl "anonymous_access"; allow(all) \
    (userdn="ldap:///anyone");)
  2. 接続ハンドラで仮想 ACI をポイントします。

    $ dpconf set-connection-handler-prop anonymous aci-source:ldifonly-acis
  3. 接続ハンドラを有効にします。

    $ dpconf set-connection-handler-prop anonymous is-enabled:true