Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.2 配備計画ガイド

大規模配備でのレプリケーションによる負荷分散

対象の配備で必要な「ホスト数」が 16 を大きく超える場合、専用コンシューマをトポロジに追加しなければならない場合があります。

次の図では「ホスト数」が 24 であると仮定し、簡略化のためにトポロジの一部のみを示しています。残り 10 台のサーバーも同一の構成であり、合計で 8 個のマスターと 16 個のコンシューマが存在します。

図 10–3 大規模配備でのマルチマスターレプリケーションを使用した負荷分散

図では、4 個のマスターと 8 個のコンシューマが存在するマルチマスターレプリケーションを示しています。

次のことを行う必要がある場合、該当する任意のコンシューマに対して更新履歴ログを有効にできます。

「ホスト数」が数百に達する場合は、トポロジにハブを追加することを検討してください。そのような場合、ハブの数はマスターの数よりも多くしてください。具体的には、マスター 1 個あたり最大で 10 個のハブを使用し、各ハブでは 20 個程度までのコンシューマへのレプリケーションを処理するようにします。

どのようなトポロジでも、ハブ数とマスター数、またはハブ数とコンシューマ数が同じになるような構成は避けてください。