ゲートウェイのインストール時に、自己署名証明書がデフォルトで作成およびインストールされます。インストール後はいつでも、正式な認証局 (CA) サービスを提供するベンダーまたは自社の CA が署名した SSL 証明書をインストールすることができます。
この作業は、次の 3 段階で実行されます。
証明書署名要求 (CSR) を生成したら、その CSR を使用して CA に証明書を要求します。
認証局の Web サイトにアクセスし、証明書を要求します。
CA が必要とする場合は、CSR を提示します。CA によっては、その他の情報の提供も必要です。
CA から証明書が届きます。これをファイルに保存します。ファイルには、証明書の内容だけでなく、「BEGIN CERTIFICATE」および「END CERTIFICATE」という行も含めます。
次の例には、実際の証明書データは含まれていません。
-----BEGIN CERTIFICATE----- 証明書の内容 ----END CERTIFICATE----- |
certadmin スクリプトを使用して、CA から届いた証明書を /etc/opt/SUNWportal/cert/gateway-profile-name 内のローカルデータベースファイルにインストールできます。
root として certadmin スクリプトを実行します。
portal-server-install-root/SUNWportal/bin/certadmin -n gateway-profile-name |
証明書管理メニューが表示されます。
1) 自己署名証明書の生成 2) 証明書署名要求 (CSR) の生成 3) ルート CA 証明書の追加 4) 証明書認証局 (CA) から証明書をインストール 5) 証明書の削除 6) 証明書の信頼属性の変更 (PDC 向けなど) 7) ルート CA 証明書のリスト 8) すべての証明書のリスト 9) 証明書の内容の出力 10) 終了 選択: [10] 4 |
証明書管理メニューのオプション 4 を選択します。
証明書ファイル名、証明書名、トークン名の入力を求められます。
証明書が含まれているファイルの名前 (パスを含む) を指定してください この証明書の証明書署名要求 (CSR) の作成時に使用したトークン名を入力してください [] |
要求されるすべての情報を入力します。
証明書が /etc/opt/SUNWportal/cert/gateway-profile-name にインストールされ、画面はプロンプトに戻ります。
ゲートウェイを再起動して証明書を適用します。
./psadmin start-sra-instance -u amadmin -f passwordfile -N profilename -t gateway |