リライタプロキシは、イントラネット上にインストールされます。ゲートウェイは、コンテンツを直接取得せずにすべての要求をリライタプロキシに送信し、リライタプロキシはコンテンツを取得してゲートウェイに返します。
リライタプロキシを使用する利点を次に示します
ゲートウェイとサーバー間にファイアウォールが存在する場合、ファイアウォールが開放する必要があるのは 2 つのポートのみです。1 つはゲートウェイとリライタプロキシの間のポート、もう 1 つはゲートウェイと Portal Server の間のポートです。
宛先サーバーが HTTPS をサポートせず、HTTP しかサポートしていなくても、ゲートウェイとインターネットの間の HTTP トラフィックはセキュリティー保護されます。
リライタプロキシを指定しない場合、いずれかのイントラネットコンピュータにアクセスしようとすると、ゲートウェイコンポーネントによりイントラネットコンピュータに直接つながります。
リライタプロキシをロードバランサとして使用する場合は、リライタの platform.conf.instance_name がロードバランサ URL をポイントしている必要があります。また、ロードバランサのホストを Portal Servers リストに指定してください。
ゲートウェイインスタンスごとに (Portal Server ノード上でなくてもかまわない) リライタプロキシの複数インスタンスがある場合は、platform.conf ファイルに、リライタプロキシに対して 1 つのポートエントリを指定するのではなく、host-name:port の形式でリライタプロキシごとに詳細を指定します。
リライタプロキシの新しいインスタンスを Portal Server ノードに作成するときは、rwpmultiinstance スクリプトを使用します。このスクリプトは、ゲートウェイプロファイルが作成されたあとで実行します。
「リライタプロキシインスタンスを作成する」を参照してください。
リライタプロキシを有効化するときは、Access Manager 管理コンソールの「SRA 設定」の下にある「ゲートウェイ」サービスを使用します。
プロキシが何らかの理由で強制終了した場合に、リライタプロキシが再起動するように設定することができます。リライタプロキシを監視し、リライタプロキシが強制終了したときに再起動するように ウォッチドッグプロセスをスケジューリングできます。
リライタプロキシは手動で再起動することもできます。
「リライタプロキシを再起動する」を参照してください。
ウォッチドッグがリライタプロキシの状態を監視する間隔を設定することができます。この間隔は、デフォルトでは 60 秒に設定されています。この間隔を変更するには、crontab ファイルに次の行を追加します。
0-59 * * * * rewriter-proxy-install-root /bin/checkgw /var/opt/SUNWportal/.gw 5 > /dev/null 2>&1
ウオッチドッグを開始または停止するには、次のコマンドを実行します。./psadmin sra-watchdog -u amadmin -f <password-file> -t <type> on|off