Sun Java System Portal Server Secure Remote Access 7.2 管理ガイド

「HTTP 基本認証」属性について

ゲートウェイサービスには HTTP 基本認証を設定できます。

Web サイトは、サイトを閲覧する前にユーザー名とパスワードの入力を要求する HTTP 基本認証で保護することができます (HTTP 応答コードは 401、WWW 認証は BASIC)。Portal Server はユーザー名とパスワードを保存するため、ユーザーは BASIC で保護された Web サイトにふたたびアクセスするときに証明情報を再入力する必要はありません。これらの証明情報は、ディレクトリサーバー上のユーザープロファイルに保存されます。

BASIC で保護されたサイトをユーザーが訪問できるかどうかは、この設定によって決定するわけではありませんが、ユーザーが入力する証明情報がユーザーのプロファイルに確実に保存されます。

この設定は、ユーザーがアクセスを許可されたすべての Web サイトに適用されます (つまり、一部のサイトについて HTTP 基本認証のキャッシングを有効にし、別のサイトについて無効にするということはできない)。


注 –

基本認証ではなく、Windows NT challenge/response (HTTP 応答コードは 401、WWW 認証は NTLM) で保護された Microsoft の IIS (Internet Information Server) が提供する URL のブラウズはサポートされません。


また、管理コンソールのアクセス制御サービスを使用して、シングルサインオンを有効にすることができます。