Sun Java System Portal Server Secure Remote Access 7.2 管理ガイド

リライタの使用例

ユーザーがゲートウェイを通じてイントラネット Web ページにアクセスしようとするときに、Web ページはリライタによって使用可能となります。リライタは、URL スクレーパーとゲートウェイによって使用されます。

URL スクレーパー

URL スクレーパープロバイダは、設定されている URI からコンテンツを取得します。それらの URI をブラウザに送信する前に、すべての相対 URI を絶対 URI に展開します。

たとえば、ユーザーが次のサイトにアクセスするとします。

<a href="../mypage.html">

リライタはこれを次のように変換します。

<a href="http://yahoo.com/mypage.html">

http://yahoo.com/test/ はページのベース URL です。

URL スクレーパープロバイダの詳細については、『Sun Java System Portal Server 管理ガイド』を参照してください。

ゲートウェイ

ゲートウェイは、インターネットポータルからコンテンツを取得します。そのコンテンツをブラウザに送信する前に、既存の URI の前にゲートウェイ URI プレフィックスを追加します。これにより、そのブラウザからの以後の URI 要求はゲートウェイに向けられます。

たとえば、インターネット上のマシンにある次の HTML ページにユーザーがアクセスするとします。

<a href="http://mymachine.intranet.com/mypage.html>"

リライタは、次のようにゲートウェイを参照するプレフィックスを URL に追加します。

<a href="https://gateway.company.com/http://mymachine.intranet.com/ mypage.html>"

ユーザーがこのアンカーに関連するリンクをクリックすると、ブラウザはゲートウェイにアクセスします。ゲートウェイは、mymachine.intranet.com から mypage.html のコンテンツを取得します。

ゲートウェイはいくつかのルールを使用して、取得された Web ページの書き換える要素を判断します。