Access Manager 管理コンソールには、モバイル機器のプロパティーを管理するために使用できる「クライアントマネージャー」が用意されています。
この節では、「クライアントマネージャー」によって提供される、クライアントタイプに関する次の情報について説明します。
この節では、クライアントタイプを作成およびカスタマイズする方法についても説明します。
Mobile Access ソフトウェアは、モバイルクライアントブラウザで使用される次のマークアップ言語をサポートしています。
HDML (Handheld Device Markup Language) — Openwave ブラウザを使用するモバイル機器用の Openwave の専用言語。Openwave の Handheld DeviceTransport Protocol (HDTP) を使用します。このカテゴリの機器には、RIM 950 および UP.Browser 3.0 以前を使用する機器などが含まれます。
JHTML (J-Sky Hypertext Markup Language) — 日本語 J-Sky 機器向けの Vodafone の独自言語。このカテゴリの機器には、J-Phone 2.0、J-Phone 3.0、Mitsubishi V101D などが含まれます。
WML (Wireless Markup Language) — XML (eXtensible Markup Language) をベースとしており、WAP (Wireless Application Protocol) の一部です。このカテゴリの機器には、Motorola i95、Nokia 6310i、および Siemens S40 などが含まれます。
XHTML (Extensible Hypertext Markup Language) — HTML 4.0 を再定義した言語であり、新しい要素を追加したり新しい属性を定義したりすることによって誰もが拡張できます。このカテゴリの機器には、Motorola T720、Nokia 3560、Sony Ericsson T68 などが含まれます。
cHTML (compact Hypertext Markup Language) — HTML (Hypertext Markup Language) をモバイル機器向けに簡素化したバージョン。このカテゴリの機器には、Handspring Treo 180、Palm i705 Handheld、Toshiba e400 シリーズなどが含まれます。
iHTML (inline Hypertext Markup Language) — NTT DoCoMo の日本語 i-mode サービスに使用されるマークアップ言語。この言語は cHTML と似ていますが、独自の拡張機能が用意されています。このカテゴリの機器には、NTT DoCoMo の電話などが含まれます。
スタイルは、マークアップ言語の関連機器グループのプロパティーセットです。たとえば、Nokia スタイルは、Nokia で製造されるすべての WML 機器に適用されます。
各マークアップ言語に 1 つ以上の「スタイル」が存在します。マークアップ言語によっては複数のスタイルを持つ場合もあります。
「スタイル」プロパティーを無効にすることはできません。新しいデバイスを作成するときに既存のクライアントを新しいデバイスのテンプレートとして使用する場合、新しいクライアントは既存のクライアントの「スタイル」プロパティーを継承します。
デバイス情報は機器固有のクライアントタイプデータであり、更新が可能です。
デフォルトクライアントタイプのデバイス情報を変更する場合は、デフォルトクライアントタイプの新しいバージョンを別個に作成します。このカスタム情報は外部ライブラリに保存されますが、デフォルトデバイス情報は内部ライブラリに残されます。各カスタム機器のクライアントタイプ名には、内部ライブラリ内の機器と区別するために、2 つのアスタリスクが付加されます。
フィルタオプションは、特定のスタイルに割り当てられた特定のクライアントタイプのグループを検索および一覧表示するために使用できる検索フィールドです。
クライアントエディタでは、クライアントタイプの作成およびカスタマイズと、クライアントプロパティーの管理を実行できます。
クライアントエディタでは、プロパティーは次のグループにまとめられます。
一般
ハードウェアプラットフォーム
ソフトウェアプラットフォーム
Network Characteristics
Browser UA
WapCharacteristics
PushCharacteristicsNames
追加プロパティー
Access Manager 管理コンソールに管理者としてログインします。デフォルトでは、上部の水平フレームの「ヘッダー」フレームで「アイデンティティー管理」が表示され、左側の垂直フレームの「ナビゲーション」フレームで「組織」が表示されます。
「サービス設定」タブをクリックします。
左側の「サービス設定」フレームで、「Access Manager 設定」ヘッダーの下にある「クライアントディテクション」の矢印をクリックします。「クライアントディテクション」のグローバル設定が右側の「データ」フレームに表示されます。
「クライアントタイプ」ラベルに続く「編集」リンクをクリックします。「クライアントマネージャー」のインタフェースが表示されます。デフォルトでは、HTML デバイスの詳細が表示されます。
Access Manager 管理コンソールに管理者としてログインします。デフォルトでは、上部の水平フレームの「ヘッダー」フレームで「アイデンティティー管理」が表示され、左側の垂直フレームの「ナビゲーション」フレームで「組織」が表示されます。
「サービス設定」タブをクリックします。
左側の「サービス設定」フレームで、「Access Manager 設定」ヘッダーの下にある「クライアントディテクション」の矢印をクリックします。「クライアントディテクション」のグローバル設定が右側の「データ」フレームに表示されます。
「クライアントタイプ」ラベルに続く「編集」リンクをクリックします。「クライアントマネージャー」のインタフェースが表示されます。デフォルトでは、HTML デバイスの詳細が表示されます。
最上部のタブから、プロパティーを表示するデバイスのマークアップ言語 (「WML」など) をクリックします。選択したマークアップ言語を使用するクライアントタイプがデータベースにある場合は、それらのクライアントタイプがアルファベット順で表示されます。
「スタイル」プルダウンメニューから、目的のスタイル (「Nokia」など) を選択します。選択したスタイルについて、データベースにすでに存在するクライアントタイプのリストが表示されます。
「現在のスタイルのプロパティー」リンクをクリックします。スタイルの編集ページが表示されます。デフォルトでは、「一般」プロパティーのスタイルが表示されます。
「プロパティー」プルダウンメニューから、表示するプロパティータイプ (「ソフトウェアプラットフォーム」など) をクリックします。
プロパティータイプには、「一般」、「ハードウェアプラットフォーム」、「ソフトウェアプラットフォーム」、「Network Characteristics」、「Browser UA」、「WapCharacteristics」、「PushCharacteristicsNames」、および「追加プロパティー」があります。
「クライアントマネージャー」ページに戻るには、「取消し」をクリックします。