複数ポータル環境 (システム上に複数のポータルが存在するとき) では、コミュニティーテンプレートの変更を複数のポータルにまたがって適用できるように、( communityTemplateBaseDir 内のファイルを直接編集する代わりに) PAR 機構を使用します。これにより、すべてのポータルでコミュニティーテンプレートの同じ集合を共有できます。ポータル間で環境を同期することが望ましくない場合は、「単一ポータル環境用の新しいテンプレートを作成する」で説明されている手順を使用します。
psadmin export --type desktop コマンドを使用して、(コミュニティーテンプレートを含む) デスクトップデータをエクスポートしてから、内容を編集できるようにそのデータをエクスポートします。または、コミュニティーテンプレートだけを含みその他のデスクトップデータを含まない、完全に新規の PAR 構造を作成します。
内容を編集するには、「単一ポータル環境用の新しいテンプレートを作成する」の手順に従います。
次の内容を含む新しい PAR ファイルを作成します。
-+-- META-INF -- MANIFEST.MF | +-- pbfiles -+-- communityTemplateBaseDir -+-- template1 -+-- deleted.xml | | | | | +-- disabled.xml | | | | | +-- member.xml | | | | | +-- owner.xml | | | | | +-- visitor.xml | | | +-- template1.properties | | | +-- template1_en.properties | | | +-- template1_fr.properties | | | +-- ... | +-- static -- community -- images -- template1.gif
必要に応じて内容を編集または追加します。
新しい PAR ファイルを作成します。
psadmin import サブコマンドを使用して、すべてのポータルにまたがって PAR の内容をインポートします。
すべてのデスクトップデータをエクスポートした場合は、psadmin export サブコマンドですべてのデスクトップデータがエクスポートされることに注意してください。コミュニティーテンプレートのみを含む完全新規の PAR 構造を作成する場合は、このコマンドによってコミュニティーテンプレートのみがエクスポートされます。
詳細については、『Sun Java System Portal Server 7.2 Command-Line Reference』の「psadmin export」を参照してください。