Sun Java System Portal Server 7.2 管理ガイド

クライアントディテクションの理解

クライアントディテクションは、ポータルサイトへのアクセスに使用される各モバイル機器の機能および特徴を確認します。これを実行するために、CC/PP (Composite Capability and Preference Profiles) 仕様、UAProf、または事前設定データが使用されます。Mobile Access ソフトウェアでは、各クライアントに対して次の 3 つのプロパティーが定義されている必要があります。それらを次に示します。

また、Mobile Access ソフトウェアでは、クライアントタイプの特定のプロパティー値の保存および取得に条件プロパティーが使用されます。たとえば、desktopContainer 条件プロパティーがこれに該当します。ワイヤレスデスクトップディスパッチャーは、このプロパティーを読み取って、要求されたクライアントタイプのデスクトップコンテナを決定します。

Mobile Access ソフトウェアは、クライアントタイプデータをファイル /var/opt/SUNWam/config/ldif/sunAMClient_data.ldif から LDAP ディレクトリにインポートし、Access Manager ソフトウェアの API を使用して clientType プロパティーの一致を識別します。一致は、次の順序で決定されます。

  1. 完全一致

  2. 部分一致

  3. キーワード一致

ベースプロファイルに対して、UAProf プロファイルを動的に適用することもできます。ユーザーは FEDIClientDetector を保持し、次のいずれかを行う必要があります。


注 –

一般のインターネットに選択的にアクセスするようにプロキシサーバーを設定する

JVM には、Web コンテナからの外部プロキシを使用した外部接続のために、プロキシサーバーの詳細を指定するオプションが用意されています。JVM では、指定されたプロキシを使用しないホストを指定することもできます。一般のインターネットへのアクセスにプロキシサーバーを使用するように、Mobile Access システム JVM を設定できます。

Web コンテナで次の JVM オプションを使用します。

Dhttp.proxyHost=your-proxy-server-host

Dhttp.proxyPort=your-proxy-server-port

特定のドメインまたはホストのプロキシサーバーを回避するには、次のオプションを使用します。Dhttp.nonProxyHosts="*. domain-name|hostname |localhost"