Sun Identity Manager 8.1 リリースノート

ワークフローとフォームに共通する問題

このドキュメントの「Forms」と「Workflow」の章に、<Variable> 要素への有効範囲の割り当てに関する説明がありません。(ID-14915)

要素が宣言されたときに、Identity Manager はすべての <Variable> 要素に有効範囲を割り当てます。値に有効範囲属性を割り当てない場合、Identity Manager はローカルの値を割り当てます。これは、変数は宣言されている XPRESS セクション内のみにアクセスできることを意味します。

有効範囲を定義するその他の Variable 属性は次のとおりです。

input -- <Variable> 要素がローカルの有効範囲を持ち、呼び出し側が値を初期化できることを宣言します。

output -- <Variable> 要素がローカルの有効範囲を持つが、呼び出し側に返せることを宣言します。

external -- ローカルでない有効範囲を持つ <Variable> を宣言します。つまり、この変数への割り当ては、最初に宣言された有効範囲内での割り当てとなります。

この章に、Identity Manager のホワイトリスト機能に関する次の説明がありません。(ID-19474)

Identity Manager のホワイトリスト機能により、SaveNoValidate アクションを使用するフォームとワークフローを、ID またはフォーム名のリストに対してチェックできるようになります。Identity Manager は、フォーム名またはフォームの所有者 ID のいずれかについて、ホワイトリストをチェックします。ID のリスト (saveNoValidateAllowedFormsAndWorkflows) は、System Configuration オブジェクトのセキュリティー属性に格納されます。フォーム名または所有者の ID がホワイトリストに指定されている場合、フォームまたはワークフローで SaveNoValidate アクションを使用できます。フォーム名または所有者 ID がリストにない場合、フォームまたはワークフローは Save アクションを使用して処理されます。リストが設定されていない場合、すべてのフォームとワークフローは SaveNoValidate として処理できます。

この機能を配備に実装するには、SaveNoValidate を使用するフォームまたはワークフローを、System Configuration オブジェクトの saveNoValidateAllowedFormsAndWorkflows リストに追加する必要があります。追加する必要がある ID またはフォームを確認するには、syslog を確認するか、com.waveset.ui.util.GenericEditForm のトレースレベルを 4 にして、SaveNoValidate を使用するカスタムフォームまたはワークフローを送信します。ID を含む警告がログに記録されます。syslog に「null」のフォーム名が記録される場合は、実行された TaskDefinition のフォームに name 属性があることを確認してください。