この章では、Directory Server のリリース時に入手可能な製品固有の重要情報が含まれています。
この章では、次の内容について説明します。
この節では Directory Server の前回のリリースから修正されたバグの一覧を示します。
表 4–1 Directory Server 7.0 で修正されたバグ
バグ ID |
説明 |
---|---|
4987124 |
エントリの UID は一意である必要はありません。 |
5087249 |
tcp_keepalive_interval および tcp_ip_abort_interval 属性の設定にかかわらず、ネットワーク接続が確立されたままになります。 |
6192090 |
insync コマンドは、ホスト指定にアットマーク (@) が含まれている場合、提供されたホスト指定を解析できません。 |
6250000 |
nsuniqueid の一意ではない値がレプリケーショントポロジに追加できるため、レプリケーションが失敗する場合があります。 |
6283810 |
ldapmodify コマンドを使用して属性を削除すると、レプリケーションが失敗する場合があります。 |
6292310 |
エントリの RDN とエントリの親の属性値を同時に変更すると、ディレクトリサーバーがデッドロック状態になります。 |
6295323 |
仮想属性を返す検索で、メモリーリークが発生します。 |
6340125 |
更新ログの作成と読み取りを同時に行うと、ディレクトリサーバーが失敗する場合があります。 |
6341382 |
SASL セキュリティーが有効になっている場合、読み込みエラーが発生する場合があります。 |
6356373 |
間接サービスクラス機能が、ドキュメントの内容と異なり複数のテンプレートをサポートしていません。 |
6382134 |
サービスクラスが設定されている場合、ldapcompare コマンドが失敗する場合があります。 |
6386671 |
ou=groups に重複したデータを含めることができます。 |
6479754 |
ドキュメントの内容と異なり、SSL を設定したあとにレプリケーションが失敗する場合があります。 |
6490419 |
ldapsearch コマンドが一貫性のない結果を返す場合があります。 |
6497556 |
Windows インストールで、dsadm info コマンドが ns-slapd の誤った所有者を表示する場合があります。 |
6498501 |
HP-UX インストールで、監視プラグインが有効になっている場合、dsadm stop および restart コマンドの動作に一貫性がない場合があります。 |
6499077 |
登録されていないサフィックスに余分な文字が含まれている場合に警告メッセージが表示されます。 |
6500908 |
ローカライズされた文字を含む名前を持つ証明書が正しく一覧表示または削除されません。 |
6504891 |
dsadm autostart コマンドが誤ったエラーメッセージを返す場合があります。 |
6506019 |
HP-UX インストールで、GNU デバッガ (GDB) が ns-slapd プロセスを解放すると、ディレクトリサーバーが失敗する場合があります。 |
6536777 |
UNIX インストールで、レプリケーショントポロジの描画を有効にするには、Sun Java System Application Server の JVM を -Djava.awt.headless=true で開始する必要があります。 |
6542953 |
複数の ZIP インストールがすべての CACAO ポートを正しく管理しません。 |
6548467 |
以前の接続が開いたままになっている場合、DSCC にその URL を通じてアクセスできません。 |
6550543 |
DSCC は Java 1.6 とともに実行するとエラーを返す場合があります。 |
6551672 |
Sun Java System Application Server は「Unable to create SASL client conn for auth mechanism」メッセージを返し、CACAO と通信できません。 |
6557499 |
JESMF を登録および配備すると、終了したプロセスが作成されます。 |
6561787 |
DSCC は dsinstancemain.confirmreadonly を誤って解析します。 |
6562921 |
Windows サービス管理に渡されたデータの大文字小文字は正しく維持される必要があります。 |
6572853 |
サービスクラス統計モニターが誤った結果を表示します。 |
6579286 |
Windows インストールで、PATH 環境変数にディレクトリが存在しないため、dsrepair コマンドが失敗します。 |
6579820 |
Windows インストールで、plcheck コマンドが失敗します。 |
6582585 |
DSCC は、インスタンスパスに複数バイトの文字が含まれている場合に、ログファイルにアクセスできません。 |
6586725 |
SSL 上のマルチマスターレプリケーションでメモリーリークが発生します。 |
6593775 |
DSCC がすべてのサフィックスを表示しません。 |
6594285 |
DSCC が RBAC をサポートできません。 |
6617936 |
repldisc コマンドで、SSL 上でレプリカに接続する際にエラーが発生した場合、資格が適切に処理されません。 |
6620846 |
対話型モードでの repldisc コマンドはホスト名およびポート番号を要求するべきではありません。 |
6620851 |
対話型モードでの repldisc コマンドは接続できないレプリカを要求するべきではありません。 |
6634048 |
リバーシブルパスワードプラグインの外部利用が原因で、レプリケーションが失敗する場合があります。 |
6640806 |
インデックスの再生成が完了するまでに必要な時間が長すぎます。 |
6641259 |
DSCC が、「レプリケーション設定」タブについての誤ったメッセージを表示します。 |
6642364 |
レプリケートされた監査ログにパスワードポリシーの更新がいくつか表示されますが、ローカルの監査ログには表示されません。 |
6644137 |
DSCC は、サフィックスのプロモート/デモート機能についての誤ったメッセージを表示します。 |
6644368 |
repldisc コマンドがホスト名の正しい比較に失敗します。 |
6645742 |
既知のユーザーが誤ったパスワードでログインに失敗したあと、バージョンの異なるサーバー間でレプリケーションが停止します。 |
6646794 |
複数の targetattr 値が選択されている場合、DSCC ACI ウィザードが不正な ACI を生成します。 |
6650039 |
レプリケーションが正常に停止した場合、レプリケーションマスターが失敗する場合があります。 |
6651645 |
pwdReset が true に設定されている場合、プロキシ承認を通じてパスワードを変更できません。 |
6659728 |
アクセスログが有効になっている場合、パフォーマンスが低下する場合があります。 |
6662669 |
dsconf set-log-prop コマンドがログファイルに対するアクセス権をすぐに変更しません。 |
6663553 |
ACI 文字列の余分なスペースが、ACI の誤った評価の原因になる場合があります。 |
6670977 |
DSCC は長い ACI の表示に失敗します。 |
6675384 |
複雑なサービスクラスの配備が原因で、ディレクトリサーバーが失敗する場合があります。 |
6680142 |
複数のテキストファイルで訂正が必要です。 |
6680718 |
ローテーションがデッドロックになる場合があります。 |
6683182 |
passwordMaxAge の値を大きく設定していても、ユーザーパスワードが期限切れになる場合があります。 |
6683870 |
DSCC は、バイナリ属性を持つエントリを、変更中に壊す場合があります。 |
6684993 |
特定の状況下で、パスワードポリシー属性 pwdMinLength が実施されません。 |
6686131 |
DSCC は一部のリンクを誤って表示します。 |
6686199 |
uniqueness-among-attribute-set プラグインが設定されている場合、ディレクトリサーバーが失敗する場合があります。 |
6686632 |
操作前のプラグインが、エントリの削除前にアクセス制御チェックを実行した場合、ディレクトリサーバーが失敗します。 |
6687304 |
DSCC によってクライアント認証に加えられた変更が、ディレクトリサーバーを再起動するまで有効になりません。 |
6688454 |
パススルー認証によって、ディレクトリサーバーを正常に停止できない場合があります。 |
6688891 |
監査ログに古いパスワードが含まれます。 |
6689290 |
ディレクトリサーバーを起動および停止した場合、DSCC が誤ったメッセージテキストを表示する場合があります。 |
6689454 |
データベースが復元され、そのバックアップに非常に大きな更新履歴ログが含まれている場合、エラーが発生する場合があります。 |
6690684 |
特定の IP アドレスにバインドされているサーバーインスタンスの登録に失敗する場合があります。 |
6700232 |
更新履歴ログにアクセスした場合、ディレクトリサーバーがデッドロックになる場合があります。 |
6704259 |
レプリケーション操作に必要な時間が長すぎます。 |
6704261 |
マルチパス LDIF インポート操作によって、誤ったインデックスが生成される場合があります。 |
6704754 |
許可された値として一覧表示されているにもかかわらず、ログ記録プロパティー rotation-time を undefined に設定できません。 |
6705319 |
DSCC はリフェラルを完全に無効にしません。 |
6706009 |
DSCC は、エントリを編集している場合にサブタイプ属性を正しく処理しません。 |
6707089 |
ディレクトリサーバーは、ACI の評価中に失敗する場合があります。 |
6707164 |
データベースのバイナリ復元によって、レプリケーション更新履歴ログが再生成されます。 |
6708194 |
DSCC は、時間に基づいたログローテーションを設定したり、削除ポリシーを「Do Not Automatically Rotate/Delete」に設定したりできません。 |
6708615 |
インデックスの生成が有効な状態でサーバーを停止すると、ディレクトリサーバーが失敗します。 |
6711123 |
頻繁に更新されないマスターが更新を受け取った場合、バックアップおよびエクスポートのファイルが無効になる場合があります。 |
6712614 |
starttls コマンドが低速で実行されます。 |
6715303 |
仮想属性の値を取得すると、ディレクトリサーバーが失敗します。 |
6715911 |
サフィックスの名前にバックスラッシュ (\) が含まれている場合、最上位エントリで新しいサフィックスを作成するとディレクトリサーバーが失敗する場合があります。 |
6716661 |
repl-schedule プロパティーは複数値であるべきです。 |
6717507 |
レプリケーションを有効にすると、VLV インデックスが誤って更新される場合があります。 |
6718308 |
データベースを復元する場合、DSCC はすべてのメッセージを記録しません。 |
6723208 |
mailSieveRuleSource がユーザーを更新する場合、DSCC によってこの属性が破壊されます。 |
6726890 |
更新履歴ログの調整が正しく行われない場合があります。 |
6731941 |
同時パススルー認証の数を制限できません。 |
6735966 |
Windows インストールで、暗号化が無効に設定されている場合、負荷がかかるとディレクトリサーバーが失敗する場合があります。 |
6736172 |
ディレクトリサーバーは cACertificate および crossCertificatePair プロパティーを 2 度追加できます。 |
6737227 |
DN の正規化中、負荷がかかるとディレクトリサーバーが失敗する場合があります。 |
6739300 |
大きなスタティックグループを管理している場合、旧バージョン形式の更新履歴ログのサイズが非常に大きくなる場合があります。 |
6740791 |
パスワードポリシーがサービスクラスに割り当てられたユーザーを作成する場合、ディレクトリサーバーでメモリーリークが発生する場合があります。 |
6742347 |
Windows インストールで、ディレクトリサーバーがサービスとして登録されている場合、シャットダウン中に停止しません。 |
6746125 |
ldapsearch コマンドは、存在しないサブタイプで certificateRevocationList の検索を実行すると、間違った結果を返す場合があります。 |
6746574 |
有効に設定している場合、nsslapd-return-exact-case が certificateRevocationList の場合に正しく動作しません。 |
6748713 |
ディレクトリサーバーが、idletimeout が経過する前に接続を閉じる場合があります。 |
6750238 |
Windows インストールでは、システムリブート後にディレクトリサーバーが最初に再起動を試みると、システムイベント ID 7022 によって再起動が失敗する場合があります。 |
6750240 |
des-plugin.so が署名されていません。 |
6751358 |
優先順位を指定したレプリケーションが指定したとおりに動作しません。 |
6751952 |
更新を今すぐ送信する操作が実行された場合、レプリケーションが停止して再開します。 |
6752586 |
Identity Synchronization for Windows プラグインが開始しません。 |
6752738 |
エクスポートされた LDIF にエントリのレプリカ更新ベクトルが含まれる場合があります。 |
6753742 |
マルチマスターレプリケーショントポロジの更新が失敗する場合があります。 |
6755852 |
ディレクトリサーバーが、一部の日本語版 Windows システムにインストールできません。 |
6756240 |
ポーリングの問題が原因で、ディレクトリサーバーが失敗する場合があります。 |
6759200 |
SASL へのバインドが原因で、ディレクトリサーバーが失敗する場合があります。 |
6759886 |
マルチマスタートポロジ内で DEL 操作がレプリケートされ、コンシューマの監査ログで modifiersname が誤って記録されます。 |
6763091 |
ロールを通じてユーザーエントリに割り当てられたパスワードポリシーが、ディレクトリサーバーを再起動するまで有効になりません。 |
6764616 |
サフィックス名にスペースが含まれている場合、レプリケーションが失敗する場合があります。 |
6768405 |
dsconf コマンドがハイフン (-) を正しく処理しません。 |
6771728 |
MOD CSN (変更シーケンス番号) が以前の ADD CSN よりも小さい場合、レプリケーションが失敗する場合があります。 |
6772760 |
ディレクトリサーバーを起動した直後に停止すると、ディレクトリサーバーが失敗する場合があります。 |
6772870 |
ds-polling-thread-count が 1 より大きい場合に、コンシューマが同期されなくなる場合があります。 |
6772918 |
dsconf info コマンドが、ディレクトリサーバーのバージョン番号を常に検出できるとは限りません。 |
6773132 |
対象のファイルシステムがいっぱいで dsconf export コマンドが失敗した場合、エラーが記録されません。 |
6777643 |
insync 操作が失敗する場合があります。 |
6779940 |
インデックスの dsconf matching-rule プロパティーは複数値であるべきです。 |
6779962 |
dsadm export コマンドは照合プラグインのマッチングルールのインデックスを生成できません。 |
6783425 |
複雑なフィルタを処理している場合に searchrate コマンドが失敗する場合があります。 |
6789448 |
pwd-accept-hashed-pwd-enabled プロパティーを設定した場合に、エラーが発生する場合があります。 |
6790060 |
インデックスを使用しない検索を実行中、ACI 評価に必要な時間が長すぎる場合があります。 |
6791372 |
authrate コマンドを実行中に、ディレクトリサーバーが失敗する場合があります。 |
6793557 |
DSML プラグインが壊れた DSML メッセージを受け取った場合、ディレクトリサーバーが失敗する場合があります。 |
6796266 |
memberof プラグインが完全にロードされていない場合、ディレクトリサーバーを停止するとディレクトリサーバーが失敗する場合があります。 |
6797187 |
dsadm add-selfsign-cert コマンドによって、自己矛盾のある証明書がデータベースに追加されます。 |
6798026 |
Windows インストールで、ディレクトリサーバーが検索操作中にクラッシュする場合があります。 |
6806271 |
マルチマスターレプリケーショントポロジで、ディレクトリサーバーは、8 個より多い値を持つ属性の重複した値の検出に失敗する場合があります。 |
6809149 |
データベースエラーからの復旧が原因で、ヒープが壊れる場合があります。 |
6821682 |
dsconf コマンドが dsml-min-parser-count および dsml-max-parser-count プロパティーを正しく処理しません。 |
6827661 |
一部の Windows インストールで、dsadm stop コマンドによってディレクトリサーバーが停止しません。 |
6834291 |
プラグイン操作の順序を変更するべきです。 |
6835539 |
特別なパスワードポリシーを作成または変更すると、DSCC でエラーが発生する場合があります。 |
6835550 |
マルチマスターレプリケーショントポロジで、レプリカのインポート後にレプリケーションが失敗する場合があります。 |
6837200 |
更新履歴ログの調整スレッドが原因で、ディレクトリサーバーが起動時に失敗する場合があります。 |
6837808 |
変更操作中の ACI 評価によって、ヒープが壊れる場合があります。 |
6846693 |
新規エントリのインポート後に、ディレクトリサーバーがクラッシュする場合があります。 |
6846934 |
ip キーワードのある ACI が正しく評価されない場合があります。 |
6849485 |
バインドパスワードの変更が必要な場合、DSML の検索中にサーバーがクラッシュすることがあります。 |
6849928 |
インポートが、レプリカの正常な作成に失敗する場合があります。 |
6850042 |
ディレクトリサーバーの ZIP 形式の配布は、デフォルト以外のポート番号を使用するべきです。 |
6850537 |
検索要求は、RFC 4522 に従ってバイナリ属性を返すべきです。 |
6851491 |
ディレクトリサーバーはサービスクラスの操作中にクラッシュする場合があります。 |
6852119 |
レプリケーションメタデータのある LDIF をインポートするときに、メモリーリークが発生する場合があります。 |
6853884 |
dsmig migrate-config コマンドによって、強力なパスワードチェックプラグインの設定警告を記録します。 |
この節では、リリース時点での既知の問題点および制限事項の一覧を示します。
インストール済みの Directory Server Enterprise Edition 製品ファイルのアクセス権を変更すると、場合によってはソフトウェアが正常に動作しなくなる可能性があります。製品ドキュメントの指示に従う場合、または Sun サポートの指示に従う場合のみ、ファイルのアクセス権を変更してください。
この制限事項に対処するには、適切なユーザーアクセス権およびグループアクセス権を持つユーザーとして製品のインストールおよびサーバーインスタンスの作成を行います。
cn=changelog サフィックスのレプリケーションを設定することは可能ですが、実際に設定するとレプリケーションに干渉する可能性があります。cn=changelog サフィックスをレプリケートしないでください。cn=changelog サフィックスは、旧バージョン形式の更新履歴ログのプラグインによって作成されます。
LD_LIBRARY_PATH に /usr/lib が含まれている場合に、誤った SASL ライブラリが使用され、インストール後に dsadm コマンドが失敗する原因となります。
cn=config に対する LDAP の変更操作では、置換サブ操作のみを使用できます。属性を追加または削除しようとすると、操作は拒否され、エラー 53 (DSA is unwilling to perform) が返されます。Directory Server 5 では、属性または属性値の追加または削除が可能でしたが、値の検証を経ることなく dse.ldif ファイルに更新が適用され、DSA の内部状態は DSA を停止して再開するまで更新されませんでした。
cn=config 設定インタフェースは非推奨となっています。可能な場合は、代わりに dsconf コマンドを使用してください。
この制限への対処として、追加または削除サブ操作の代わりに、LDAP の変更操作の置換サブ操作を代用することができます。機能面での支障は発生しません。また、変更後の DSA 設定の状態が予想しやすくなります。
この問題点は、Windows システム上のサーバーインスタンスのみに影響します。この問題の原因は、Start TLS 操作を使用するときの Windows システム上のパフォーマンスです。
この問題に対処するには、dsconf コマンドで -P オプションを指定し、SSL ポートを直接使用して接続することを検討してください。別の方法として、ネットワーク接続がすでにセキュリティー保護されている場合は、dsconf コマンドの -e オプションの使用を検討してください。このオプションにより、セキュリティー保護された接続を要求せずに標準ポートに接続できます。
レプリケートした Directory Server インスタンスをレプリケーショントポロジから削除したあとも、レプリケーション更新ベクトルがそのインスタンスへの参照を維持し続けることがあります。結果として、存在しなくなったインスタンスへのリフェラルが発生する可能性があります。
この問題点に対処するには、ネイティブパッケージからのインストール時に root 権限で cacaoadm enable コマンドを使用してください。
Windows 上でこの問題点に対処するには、共通エージェントコンテナサービスのプロパティーから「ログオン」を選択し、サービスを実行するユーザーのパスワードを入力し、「適用」を押します。まだこの設定を行なっていない場合は、アカウント user name に「サービスとしてログオン」権利が付与されていることを示すメッセージが表示されます。
Directory Server の設定プロパティー max-thread-per-connection-count および ds-polling-thread-count は、Windows システムには適用されません。
Windows XP 上で実行しているコンソールに Administrator アカウントでログインできません。
この問題に対処するには、ゲストアカウントを無効にして、レジストリキー HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa\ForceGuest を 0 に設定してください。
ある属性のインデックス構成を変更すると、フィルタとしてその属性を含むすべての検索は、インデックスが生成されていないものとして処理されます。この属性を含む検索を正しく処理するには、dsadm reindex または dsconf reindex コマンドを使用して、属性のインデックス構成を変更するたびに既存のインデックスを再生成します。詳細については、『Sun Directory Server Enterprise Edition 7.0 Administration Guide』の第 12 章「Directory Server Indexing」を参照してください。
接続の最大数 (maxconns) および操作の最大数 (maxops) が PTA サーバー上で強制できません。
共通エージェントフレームワーク (CACAO) のデフォルトポートは 11162 です。ネイティブ配布でインストールした場合、Directory Server はこのデフォルトポートを使用します。しかし、ZIP 形式の配布でインストールした場合、Directory Server はデフォルトでポート 21162 を使用します。DSCC でサーバーインスタンスを作成または登録する場合、正しいポート番号を指定する必要があります。
この節では、Directory Server 7.0 のリリース時に判明していた既知の問題点の一覧を示します。
オンラインでのエクスポート、バックアップ、復元、またはインデックス生成の実行中にサーバーを停止したときに Directory Server がクラッシュする現象が確認されています。
stop-slapd コマンドを実行すると、Directory Server がハングアップします。
Directory Server で LDIF からエントリをインポートするときに、createTimeStamp および modifyTimeStamp 属性が生成されません。
LDIF インポートは高速化のために最適化されています。そのため、インポート処理ではこれらの属性を生成しません。この制限に対処するには、エントリをインポートする代わりに追加してください。インポートを実行する前に LDIF を前処理して属性を追加する対処策もあります。
Directory Server の一部のエラーメッセージで、実際には存在しないデータベースエラーガイドに言及しています。クリティカルなエラーメッセージの意味が理解できず、そのメッセージについての記述がドキュメントに存在しない場合は、Sun サポートまでお問い合わせください。
送信先サフィックスに対して SSL クライアント認証を使用するとき、dsconf accord-repl-agmt コマンドがレプリケーションアグリーメントの認証プロパティーを整合できません。
この問題点に対処するには、次の手順に従って、サプライヤの証明書をコンシューマ上の設定に格納します。ここで示すコマンド例は、2 つのインスタンスが同じホスト上にあることを前提としています。
証明書をファイルにエクスポートします。
次の例は、/local/supplier および /local/consumer に位置するサーバーを対象にエクスポートを実行する方法を示しています。
$ dsadm show-cert -F der -o /tmp/supplier-cert.txt \ /local/supplier defaultCert $ dsadm show-cert -F der -o /tmp/consumer-cert.txt \ /local/consumer defaultCert |
クライアントとサプライヤの証明書を交換します。
次の例は、/local/supplier および /local/consumer に位置するサーバーを対象に交換を実行する方法を示しています。
$ dsadm add-cert --ca /local/consumer supplierCert \ /tmp/supplier-cert.txt $ dsadm add-cert --ca /local/supplier consumerCert \ /tmp/consumer-cert.txt |
コンシューマ上で SSL クライアントエントリを追加します。usercertificate;binary 属性に supplierCert 証明書を指定し、適切な subjectDN を指定します。
コンシューマ上でレプリケーションマネージャー DN を追加します。
$ dsconf set-suffix-prop suffix-dn repl-manager-bind-dn:entryDN |
/local/consumer/alias/certmap.conf 内のルールを更新します。
dsadm start コマンドで両方のサーバーを再起動します。
Directory Service Control Center では、値を文字列としてソートします。そのため、Directory Service Control Center で数字をソートすると、それらの数字は文字列であるかのようにソートされます。
0、20、および 100 を昇順にソートすると、0、100、20 というリストが得られます。0、20、および 100 を降順にソートすると、20、100、0 というリストが得られます。
複数バイト文字を含む証明書名は、dsadm show-cert instance-path valid-multibyte-cert-name コマンドの出力ではドットとして示されます。
エスケープした引用符またはシングルエスケープしたコンマを含む ACI ターゲット DN を Directory Server が正しく解析しません。次の例に示す変更は構文エラーとなります。
dn:o=mary\"red\"doe,o=example.com changetype:modify add:aci aci:(target="ldap:///o=mary\"red\"doe,o=example.com") (targetattr="*")(version 3.0; acl "testQuotes"; allow (all) userdn ="ldap:///self";)
dn:o=Example Company\, Inc.,dc=example,dc=com changetype:modify add:aci aci:(target="ldap:///o=Example Company\, Inc.,dc=example,dc=com") (targetattr="*")(version 3.0; acl "testComma"; allow (all) userdn ="ldap:///self";)
ただし、エスケープしたコンマが 2 つ以上含まれる例は、正しく解析されることが確認されています。
dpconf コマンドを対話型モードで使用するときに、「「cn=Directory Manager」のパスワードを入力:」プロンプトが 2 回表示される現象が確認されています。
Windows で、SASL 認証が次の 2 つの理由で失敗します。
SASL 暗号化が使用されている。
SASL 暗号化によって生じる問題に対処するには、サーバーを停止し、dse.ldif を編集し、次のように SASL をリセットします。
dn: cn=SASL, cn=security, cn=config dssaslminssf: 0 dssaslmaxssf: 0 |
ネイティブパッケージを使用してインストールが実行された。
ネイティブパッケージのインストールによって生じる問題に対処するには、SASL_PATH を install-dir\share\lib に設定します。
Directory Service Control Center では、userCertificate バイナリ値が正しく表示されません。
ソースが削除記録 (tombstone) の場合、およびターゲットがエントリ (レプリケートされない DEL) の場合、dsrepair fix-entry が機能しません。
回避方法: dsrepair delete-entry コマンドを使用して、エントリを明示的に削除します。その後、dsrepair add-entry コマンドを使用して削除記録 (tombstone) を追加します。
設定属性 passwordRootdnMayBypassModsCheck を有効に設定したときに、別のユーザーのパスワードを変更するときのパスワード構文チェックをすべての管理者が回避できるようにサーバーの動作が変更されましたが、この属性の名前からはこのことがはっきりわかりません。
Windows では、dsadm および dpadm コマンドによる出力とヘルプメッセージが、簡体字中国語および繁体字中国語にローカライズされていません。
Directory Service Control Center では既存のサーバーの設定をコピーできますが、プラグイン設定をコピーすることはできません。
Windows システムで、LDIF ファイル名に 2 バイト文字が含まれる LDIF を dsconf コマンドでインポートしようとしたときに、インポートが失敗する現象が確認されています。
この問題点に対処するには、2 バイト文字が含まれないように LDIF ファイル名を変更します。
Directory Service Control Center と dsconf コマンドのどちらを使用しても、無効なプラグイン署名を Directory Server が処理する方法を設定できません。デフォルトの動作では、プラグインの署名の検証は行われますが、署名が有効であることは要求されません。署名が無効な場合、Directory Server は警告をログに記録します。
サーバーの動作を変更するには、cn=config 上で ds-require-valid-plugin-signature 属性と ds-verify-valid-plugin-signature 属性を調整します。どちらの属性も、値 on または off を設定できます。
Directory Service Control Center では、別のサフィックスにリフェラルを返すように設定されたサフィックスを参照できません。
Windows システムでのインストール後およびサーバーインスタンス作成後は、インストールおよびサーバーインスタンスのフォルダに対するファイルアクセス権により、すべてのユーザーにアクセスが許可されます。
この問題点に対処するには、インストールおよびサーバーインスタンスのフォルダのアクセス権を変更します。
HP-UX プラットフォームの場合、次のセクションの Directory Server Enterprise Edition マニュアルページに次のコマンド行からアクセスできません。
man5dpconf。
man5dsat。
man5dsconf。
man5dsoc。
man5dssd。
この問題を回避するには、『Sun Directory Server Enterprise Edition 7.0 Man Page Reference 』のマニュアルページにアクセスします。ここから、Directory Server Enterprise Edition のすべてのマニュアルページを PDF 形式でダウンロードできます。
不正な CoS テンプレートの入力を試みると、Directory Server 6 のバージョンでクラッシュの原因となります。
Internet Explorer 6 を使用して、Directory Service Control Center 上で Directory Server のリフェラルモードを有効にすると、リフェラルモードの確認ウィンドウが小さいために、テキストの一部が切れて表示されません。
この問題点に対処するには、Mozilla Web ブラウザなどの別のブラウザを使用します。
レプリカをアップグレードし、新しいシステムにサーバーを移動したあと、新しいホスト名を使用するレプリケーションアグリーメントを再作成する必要があります。Directory Service Control Center では、既存のレプリケーションアグリーメントを削除できますが、新規アグリーメントを作成することはできません。
Red Hat システムでは、dsadm autostart コマンドによって、ブート時に確実にサーバーインスタンスが起動されるとは限りません。
DSML を設定している場合、dsconf コマンドは、適切な dsSearchBaseDN 設定を要求しません。
Windows システムでは、インスタンスの basename が ds である場合、Directory Server が起動に失敗する現象が確認されています。
dsconf help-properties コマンドは、インスタンス作成後にのみ正しく機能するように設定されています。また、オンラインマニュアルで、dsml-client-auth-mode コマンドのデフォルト値が間違って記述されています。正しい値のリストは client-cert-first | http-basic-only | client-cert-only です。
ネイティブパッチ配布では、アクセスログのフィルタリング用の日付選択に使用するミニチュアカレンダが、繁体字中国語に正しくローカライズされていません。
カスタムスキーマのインデックスの作成中に、all-ids-threshold のサフィックスレベルの変更が DSCC によって完全に反映されません。
dsccmon、 dsccreg、dsccsetup、および dsccrepair コマンドによって表示される一部の出力がローカライズされていません。
システムのロケールを変更してから DSCC を起動しても、ポップアップウィンドウのメッセージが選択したロケールで表示されません。
Solaris 10 の英語および日本語ロケールで、DN に複数バイト文字を持つインスタンスの場合にパスワード確認が失敗します。
ns-slapd プロセスが rsh を使用してリモートで開始された場合、Java Enterprise System Monitoring Framework による Directory Server のインスタンスの検出に成功しません。
HP-UX システムでは gdb での調査のあと、NSPR ライブラリを使用したアプリケーションがクラッシュしてコアダンプします。この問題は、gdb を実行中の Directory Server インスタンスに接続したあと、gdb quit コマンドを使用した場合に発生します。
Internet Explorer を使用しているときに「DSCC オンラインヘルプの参照」をクリックしても、オンラインヘルプが表示されません。
Directory Server のプラグイン API には、slapi_value_init()()、slapi_value_init_string()()、および slapi_value_init_berval()() 関数が含まれています。
これらすべての関数が内部要素をリリースするためには「done」関数が必要になります。しかし、パブリック API に slapi_value_done() () 関数がありません。
Directory Service Control Center を使用してパスワードポリシーを変更しているときに、変更されていない属性が予期せずリセットされることがあります。
Directory Service Control Center を使用してデフォルトパスワードポリシーを管理すると、エラーは発生しません。しかし、Directory Service Control Center を使用して特別なパスワードポリシーを管理すると、変更されていない属性がリセットされる可能性があります。
Solaris 10 で Service Management Facility (SMF) を使用してサーバーインスタンスを有効にした場合、システムをリブートしてもインスタンスが起動しないことがあり、次のエラーを返します。
svcadm: Instance "svc:/instance_path" is in maintenance state. |
この問題を回避するには、ローカルユーザーを使用して Directory Server および Directory Proxy Server サービスを作成します。
HP-UX では、dsadm および dpadm コマンドで libicudata.sl.3 共有ライブラリが検出されない可能性があります。
この問題を回避するには、SHLIB_PATH 変数を設定します。
env SHLIB_PATH=${INSTALL_DIR}/dsee6/private/lib dsadm |
DSCC が Tomcat 5.5 および JDK 1.6 とともに使用されている場合、エラーが発生する可能性があります。
この問題を回避するには、代わりに JDK 1.5 を使用します。
dsadm autostart によって、システムのリブート時にネイティブの LDAP 認証が失敗することがあります。
この問題を回避するには、リブートスクリプトの順序を逆にします。デフォルトの順序は /etc/rc2.d/S71ldap.client および /etc/rc2.d/S72dsee_directory です。
Solaris 9 および Windows では、Web Archive (WAR) ファイルを使用して構成されたコンソールからオンラインヘルプにアクセスすると、エラーが表示されます。
レプリケートされたサフィックスのあるサーバーで DSCC を使用してポート番号を変更すると、サーバー間のレプリケーションアグリーメントを設定する場合に問題が発生します。
version 6.1 以降の dsadm コマンドと Directory Service Control Center は、version 6.0 の dsadm コマンドで作成された Directory Server インスタンスの組み込みの CA 証明書を表示しません。
この問題に対処するには、次を実行します。
modutil の 64 ビットバージョンとともに 64 ビットモジュールを追加します。
$ /usr/sfw/bin/64/modutil -add "Root Certs 64bit" \ -libfile /usr/lib/mps/64/libnssckbi.so -nocertdb \ -dbdir /instance-path/alias -dbprefix slapd- -secmod secmod.db |
dsadm show-*-log l コマンドの出力に正しい行が含まれていません。以前にローテーションされたログの最終行を含んでいる可能性があります。
ログのいくつかの行に 1024 文字以上の文字が含まれている場合、dsadm show-*-log コマンドの出力が正しくありません。
すべてのインスタンス (0.0.0.0) 上で待機していると DSCC で登録したサーバーに対して dsconf を使用してサーバーの待機アドレスを変更しようとすると、DSCC エラーが発生します。
SSL ポートのみとセキュリティー保護された待機アドレスを Directory Server Enterprise Edition 6.3 で設定するには、次の回避方法を実行します。
サーバーを DSCC から登録解除します。
dsccreg remove-server /local/myserver |
LDAP ポートを無効にします。
dsconf set-server-prop ldap-port:disabled |
セキュリティー保護された待機アドレスを設定します。
$ dsconf set-server-prop secure-listen-address:IPaddress |
$ dsadm restart /local/myserver |
DSCC を使用してサーバーを登録します。「サーバーの登録」ウィザードでサーバーの IP アドレスを指定します。この操作を元に戻すことはできません。
WAR ファイルの配備後、「トポロジの表示」ボタンが機能しない場合があります。org.apache.jsp.jsp.ReplicationTopology_jsp._jspService に基づいた Java の例外が起きることがあります。
Windows の韓国語ロケールで ns-slapd が開始に失敗すると、dsadm start コマンドが nsslapd エラーログを表示しません。
Directory Service Control Center で「インデックス」タブの「追加のインデックス」テーブルの属性を変更または削除すると、ブラウザが更新されるまで無効な情報が表示される可能性があります。
use-cert-subject-as-bind-dn を false に設定する試みが失敗したあとで表示されるエラーメッセージに、間違ったプロパティー名が表示されています。
Directory Proxy Server インスタンスに DSCC を通じて有効にされた、セキュリティー保護された待機ソケット/ポートのみがある場合で、サーバー証明書がデフォルトではない (たとえば、認証局によって署名された証明書など) 場合、DSCC を使用してインスタンスを管理できません。
この問題を回避するには、DPS インスタンスの登録を解除してからふたたび登録します。別の解決方法としては、サーバー証明書を使用する DSCC レジストリ内の DPS インスタンスの userCertificate 情報を更新することです。
UNIX システムで、dsconf set-log-prop または DSCC を使用してログファイルのパスを変更しようとする試みが、ログファイルの新しいパスがまだ存在していない場合に失敗します。
データベース名には ASCII (7 ビット) の英数字、ハイフン (-)、および下線 (_) のみを含むことができます。Directory Server は、データベース名、ファイル名、およびパス名の文字列に複数バイト文字 (中国語や日本語の文字セットなど) を受け付けません。複数バイトの文字を含む Directory Server サフィックスを作成する場合にこの問題を回避するには、複数バイト文字を含まないデータベース名を指定します。コマンド行でサフィックスを作成する場合は、たとえば、dsconf create-suffix コマンドの --db-name オプションを明示的に指定します。
$ dsconf create-suffix --db-name asciiDBName multibyteSuffixDN |
サフィックスのデフォルトデータベース名は使用しないでください。データベース名に複数バイト文字は使用しないでください。
Microsoft Windows のネットワークドライブの仕様が大文字と小文字を区別します。このため、たとえば C:/ と c:/ の両方を使うと、マスターの再起動後に DSEE 管理コマンドが原因でレプリケーションが失敗する場合があります。この問題を回避するには、「DSEE_HOME/ds6/bin/dsconf accord-repl-agmt」を使用してレプリケーションアグリーメントを修正します。
Microsoft Windows のネットワークドライブの仕様が大文字と小文字を区別します。このため、たとえば C:/ と c:/ の両方を使うと、DSEE 管理コマンドによって、次に示すようなさまざまなエラーメッセージが表示される場合があります。
WARNING<4227> - Plugins - conn=-1 op=-1 msgId=-1 - Detected plugin paths from another install, using current install |
この警告が表示されないようにするには、一貫して C:/ を使用します。
DSCC のオンラインヘルプから不明な Web ページにリンクされる場合があります。特に、一部のウィザードメニューで次のような記述があります。
For more information about data source configuration, see the "Sun Directory Server Enterprise Edition Reference." |
この DSEE リファレンスドキュメントへのリンクを選択すると、エラーメッセージが表示されます。
この問題を回避するには、3 番目のマウスボタンでこのリンクを選択して、ポップアップメニューから「Open Link in New Window」を選択します。選択したドキュメントが新しいブラウザウィンドウに表示されます。
5.2 コンシューマを含むマルチマスターレプリケーション設定で、version 7.0 のサーバーが最大 4 つサポートされます。
DSCC エージェントを Solaris 9 上の CACAO に登録できません。SUNWxcu4 パッケージがシステムに存在しない場合、「Failed to configure Cacao.」というエラーが表示されコマンド DSEE_HOME/dscc6/bin/dsccsetup cacao-reg が失敗します。
この問題を修正するには、不足していた SUNWxcu4 のパッケージをシステムにインストールします。
ldapcompare コマンドの -f オプションが正しく動作しません。
Windows で、CLI の表示が文字化けします。
DSCC がホストのシノニムをサポートしません。DSCC サフィックスをレプリケートする場合、レプリケーションアグリーメントのホスト名は DSCC レジストリ内のホスト名と一致する必要があります。
dsmig コマンドを実行しているユーザーが対象となるディレクトリサーバーインスタンスを保持していない場合、移行ファイルを生成しそのファイルにアクセスするのに必要なアクセス権がないためコマンドが失敗します。
対象となるディレクトリサーバーを保持し、少なくともソースディレクトリサーバーへの読み取りアクセス権を持っているユーザーが dsmig コマンドを実行した場合は成功します。こうした条件を満たせない場合、データベースをエクスポートしてから、新しいディレクトリサーバーにインポートすることで移行を実施してください。
hosts_access のマニュアルページに、IPv6 が Windows システムでサポートされていないという誤った記述があります。
インポート処理が始まった直後、いくつかのデバッグメッセージとエラー #20502 Serious failure during database checkpointing, err=2 (No such file or directory) が記録される場合があります。これらのメッセージは削除された古いサフィックスデータを参照しているため、無視しても構いません。
サーバーインスタンス上のアイドルタイムアウトを 2s などの非常に小さい値に設定した場合、DSCC に接続エラーが表示される場合があり、ログローテーションなどの時間のかかる操作ができなくなります。アイドルタイムアウトの値は 10s や 20s 以上に設定し、ネットワークレイテンシに合わせてタイムアウトを調整してください。
Windows 2008 で、共通エージェントフレームワークが Windows Service Manager からの起動を拒否する場合があります。
回避方法として、cacaoadm start コマンドを使用して手動で CACAO サービスを起動します。
Windows システムで dsccsetup dismantle コマンドを実行しても、CACAO Windows サービスは完全には削除されません。
回避方法: dsccsetup dismantle コマンドの実行後、Directory Server Enterprise Edition をアンインストールする前に cacaoadm prepare-uninstall コマンドを実行します。これで、CACAO Windows サービスが削除されます。