メッセージキュー には、次の拡張機能も追加されています。
Windows プラットフォームでは、メッセージキュー のインストールディレクトリの構造が、AIX プラットフォームでのディレクトリ構造に一致するように以前のバージョンから変更されました。このディレクトリ構造は、今後 Solaris および Linux プラットフォームでも採用される予定で、単一のコンピュータへの複数のインストールや Sun Connection を利用した メッセージキュー の自動更新が容易になります。Sun Connection は、Sun のハードウェアとソフトウェアの追跡、構成、および維持を支援するために Sun が提供するサービスです。「インストーラでの Sun Connection 登録のサポート」を参照してください。
ブローカの設定に、次の新しいプロパティーを使用できます。
表 1–6 ブローカのルーティングと配信のプロパティー
プロパティー |
タイプ |
デフォルト値 |
説明 |
---|---|---|---|
imq.transaction.producer.maxNumMsgs |
整数 |
1000 |
プロデューサが単一のトランザクションで処理できるメッセージの最大数。リソースを使い果たさないように、この値は 5000 未満にすることを推奨します。 |
imq.transaction.consumer.maxNumMsgs |
整数 |
100 |
コンシューマが単一のトランザクションで処理できるメッセージの最大数。リソースを使い果たさないように、この値は 1000 未満にすることを推奨します。 |
imq.persist.jdbc.connection.limit |
整数 |
5 |
データベースに対して開くことができる接続の最大数。 |
新しい属性と複合データキーが、次のように JMX API に追加されました。
NextMessageID 属性は、送信先監視 MBean に追加され、コンシューマに配信される次のメッセージの JMS メッセージ ID を示します。
複合データの NextMessageID キーは、コンシューママネージャーの監視 MBean に追加され、コンシューマに配信される次のメッセージの JMS メッセージ ID を示します。
複合データの NumMsgsPending キーは、コンシューママネージャーの監視 MBean に追加され、コンシューマにディスパッチされているメッセージの数を示します。
詳細は、『Sun GlassFish Message Queue 4.4 Developer’s Guide for JMX Clients』の第 3 章「Message Queue MBean Reference」を参照してください。
永続サブスクリプションを一覧表示するコマンドは次のとおりです。
list dur [-d topicName]
このコマンドは、トピック名の指定を省略できるように拡張されています。トピックを指定しない場合、コマンドはすべてのトピック (ワイルドカード命名規則によるトピックを含む) について、すべての永続サブスクリプションを表示します。