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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B61375-01
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8.9 SOA統合の概要

11gリリース1(11.1.1)の場合、Oracle ReportsはOracle Service-Oriented Architecture(SOA)スイートに統合されています。これには、Oracle BPEL Process Managerによるレポート作成要件の自動化と監視が含まれています。

8.9.1 BPELについて

Business Process Execution Language(BPEL)は、複数の個別サービスを組み合せてエンドツーエンドのプロセス・フローにするための新しい標準であり、プロセス統合計画のコストと複雑さが大幅に軽減されます。Oracle Fusion Middlewareの主要コンポーネントであるOracle BPEL Process Managerにより、企業では、様々なアプリケーションやWebサービスをビジネス・プロセスに編成できます。このようなプロセスを標準ベースの方法で迅速に構築してデプロイできる機能は、サービス指向アーキテクチャ(SOA)を開発するために重要な機能になります。

Oracle BPEL Process Managerの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suiteのための開発者ガイド』を参照してください。

Oracle BPEL Process Managerビジネス・プロセスからOracle Reportsジョブの送信、レポート実行のステータスの取得、およびレポートからOracle BPEL Process Managerビジネス・プロセスの起動が可能です。たとえば、注文が承認されたときにレポート・リクエストを送信します。

Oracle ReportsをOracle BPEL Process Managerで使用するには、次の手順を実行します。

  • Oracle JDeveloperを使用してビジネス・プロセスを定義します。

  • Oracle ReportsのWebサービスをコールして、ビジネス・プロセスの適切なステージでレポート実行を開始します。

  • レポート・ジョブを同期または非同期で送信します。

  • 任意の時点でレポートのステータスを取得します。